うちの旦那はオネエ様

地方在住、ホモのひとりごと

支離滅裂なLGBT

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ニッポンのLGBTはいま(4) 「スケープゴートを作っても問題は解決しない」:尾辻かな子議員に聞く

という記事を読んだ

 

この中にこんな記述がある

 

尾辻氏はこうした現実をねじ曲げた議論の上で人を傷つけるやり方を「新たな差別の形」と指摘する。

 

まさに尾辻かな子先生が杉田水脈先生に対してやったことですよね(笑)

 

 

 

相変わらず尾辻さんは杉田さんを批判されているので、

私も繰り返し書かせてもらいますが

杉田さんは「新潮45」という発行部数も少ない読者も限られた雑誌に寄稿しただけの話です

 

さらに「新潮45」はウェブ上に記事をアップしている訳ではありません

週刊新潮」なら喫茶店でも食堂でも見掛けますが、

新潮45」はそういった類の雑誌ではないのです

 

杉田さんの記事に対し意見を述べることができるのは、

本来は880円の代金を支払って「新潮45」を購入した読者に限られると思うのです

 

その寄稿を読みたくなるような引用であれば、

杉田さんにも新潮社にとっても大歓迎かもしれませんが、

記事の一部を切り取り、歪曲し、SNSで拡散されたのですから

杉田さんにとっても新潮社にとってもたまったものではないでしょう

 

当時の杉田さんのツィートを再掲

 

ちゃんと新潮45を購入して全文を読んでから批判していただきたいです。雑誌の一部だけ写メ撮ってSNSに流すとか、営業妨害では?と思ってしまいます。これをきっかけに買っていただけると嬉しいですが。

 

驚くのは、これをやらかしたのが一般市民ではなく

立憲民主党尾辻かな子さんとかいう国会議員だったのです

 

尾辻さんがどういったおかしなことをやらかしたのか

試しに私が実験してみます

 

使用するのは尾辻さんが書かれた本「カミングアウト」です

 

P81にこんな記述があります

 

「同性愛者は気持ち悪い、変態や」

 

image222.jpg

 

この部分だけを切り出して

「尾辻さん、同性愛者は気持ち悪い存在でもなければ変態でもありません。当たり前のことだが、すべての人は生きていること、その事自体に価値がある」

と私がツィートするようなものです

尾辻さんなら「ふざけるな!ちゃんと読め!」って言いたくなりませんか?

 

しかしながら尾辻さんがやったのはまさにそんなことです

こんなことをやられたら、

誰しも恐ろしくて文章なんて書けませんよ(笑)

 

ちなみにこの前後の文章は以下のようになっています

 

私がこの社会に生きていて受け取ってきたメッセージは、「同性愛者は気持ち悪い、変態や」というもの。自分がそうだと知られたら、やっぱり気持ち悪いと思われるんじゃないか、誰も私と関わりを持たなくなってしまうんじゃないか、そんな心配をしていた。

 

前後を見れば、何らおかしくない話ですよね

文章の一部を切り取るって、こういうことだと思うんですけど違いますか?

 

多くの方は忘れているかもしれませんが、

杉田さんの寄稿というのはあくまで“日本を不幸にする「朝日新聞」”という特集の中の一記事で

LGBTを弱者に仕立て上げ政権批判にいそしむ朝日新聞の姿勢を批判したものです

 

LGBTは弱者でも何でもなく特別視する必要はないと杉田さんは述べている訳で、

彼女にはLGBTに対する差別意識がまるでないことは全文を読めばわかるのです

 

しかしながら尾辻かな子さんとかいう国会議員は、

杉田さんの寄稿文の中から「LGBTカップルは生産性がないので税金を投入することの是非がある」という言葉を切り出し、

LGBTも納税者であることは指摘しておきたい。当たり前のことだが、すべての人は生きていること、その事自体に価値がある」と批判し、ツイッターに投稿したのです

 

大半の方が杉田さんの寄稿を読めないという状況下で、

SNSを使ってリンチを加えたのです

 

さらに、杉田さんに殺害予告が出ても、

その手を緩めなかった

騒動を引き起こした尾辻さんは

「そんな卑劣な行為はやめましょう」と一言も言わず、

単に騒動を煽り続けた

 

こんな恐ろしいことをやらかして起きながら、

まるでそれが手柄のように平然と語り続けていることに愕然とするのです

 

 

 

私が当事者の一人として、昨年の騒動に疑問を呈し続けているのは

LGBTに関わる活動が完全に「反自民」「反アベ」という、

政治的思想を持ったものと化してしまったことに対する不安によるものです

 

私は日本のLGBT運動の目標とすべきところは、

同性婚の実現であると考えています

 

ノンケにできて同性愛者にできないのは

好きな相手との結婚です

あとは何ひとつありません

 

活動家のみなさんは「あれができない」「これができない」と言いまくってますが、

実際はやってもいないだけです

 

同性婚の実現を願う当事者の中には、

自民党支持者もいれば立憲民主党支持者も、共産党支持者も当然いるはずです

 

阪神ファンもいれば巨人ファンもいる、

安室奈美恵さんのファンもいれば浜崎あゆみさんのファンもいる

一流企業でバリバリに働いている人もいれば、

工場でコツコツ働いている人もいる

原発推進派もいれば、反原発の人もいる

ゲイもいればバイセクシャルもいる、レズビアンもトランスの方もいる

 

さまざまな状況下にいる当事者が思想や趣味はさておいて、

同性婚の実現に向けて一致団結するというのが理想形であると思うのです

 

しかしながら昨年の騒動は、

LGBTに対する差別をするな」と言いながら

単に「反自民党」「反安倍政権」の立場を明確にしてしまいました

完全に同性婚の実現という目標から外れているのです

 

同性婚の実現を目標にしたいのであれば、

政治的な思想はいったん横に置かなければならないし、

杉田さんは見方につけるべき立場の方です

 

杉田さんだけじゃない、だれひとり敵をつくってはならないのです

意見が違うなら説得して、納得してもらえばいいのです

違う意見を聞き、それに対する対策を練ることが、目標実現への一番の近道です

 

しかしながら尾辻さんたちは自分と意見が合わない人間をただ単に批判し続けるのです

意味不明としか言いようがありません

 

今、多くの言論人とかいう普段えらそうにしている連中は

「差別」という言葉をおそれ、同性婚云々に対する考えを述べなくなっていますよね

 

そんな中、小川榮太郎さんは明確に「同性婚に反対である」と述べている

同性婚の実現を目指すなら

小川榮太郎さんの意見を検証するというのが最も大切なことだと思うのです

そして「同性婚に反対である」という立場を明確にしている小川さんと、

きちんと話をする

 

それを実現したのが松浦大悟さんです

松浦さん対話の重要性を昨夏の騒動が始まった時からずっと訴えている

しかしながら何故かLGBT界隈は小川さんだけでなく

松浦さんをもバッシングするのです

 

LGBT云々の皆さんは日ごろから意見の合う仲間だけで集まって

「私たちにはシアワセになる権利がある」「私たちは差別されている」

同性婚を認めろ!」とやってるみたいですけど

いったい誰に向けて、

何のために活動されているのですか?

 

特に尾辻さんはレズビアンであることを明かしている唯一の国会議員なんですから、

所属政党の枠を超えて特に与党側に一人でも多くの賛同者をつくるというのが

尾辻さんにしかできない、本来あるべき姿ではないでしょうか

 

尾辻さんが「差別云々」と言わず、

地道にそうした活動をしていれば、

それこそ「同性婚なんて俺らには関係ない」と思ってる当事者だって、

「もしかしたら実現するかも」と考える可能性だってあるでしょう

 

しかしながら、尾辻さんはことごとくそんな可能性を握りつぶしていくのです

 

挙句の果てに昨年夏には与党、自民党を完全に敵にまわしました

LGBT=反自民、反アベ」の構図をつくりあげてしまった

そして今なお杉田さんや、自民党を批判し続けている、、、、

 

尾辻さん、教えてくださいよ

支持率が消費税率より低い弱小野党のイチ議員が敵ばかりつくって、

いったい何を実現できるのですか?

 

ついでに昨年の夏以降、完全にカミングアウトなんてリスクになってますよ

 

今、同性愛者であることをカミングアウトするということは

一冊の雑誌を廃刊に追い込み、一人の女性議員を徹底的に貶めた連中と

同類にみられちゃうということです

 

親にくらいはカミングアウトしておくかな、

と考えているような若い世代だって、

あんな暴力的な連中と同類に思われるのを恐れ、

カミングアウトを控える可能性だってありますよね

 

企業がLGBTフレンドリーを謳えば

こっちから聞かなくても向こうからLGBTと名乗って採用試験を受けにきてくれるのですから、

まっさきに排除の対象とすることだって容易でしょう

 

社内でカミングアウトしている方なら

「おまえ、あんな連中と同類なの?」

とあらぬ誤解を受ける可能性だってある

 

尾辻さんたちは「誰もがカミングアウトできる社会に」なんてことを言ってますが、

実際にやってることは真逆のことなのです

偏見を作り出しているのはどこの誰なのか、

冷静に考えてみてくれませんか

 

誰もがカミングアウトできる社会を目指すなら

私たちは弱者でもなんでもない、ということを

本来ならアピールしなきゃいけないんです

 

さらに冒頭に取り上げた記事で尾辻さんはこんなことも述べている

  

こんな風にさまざまなマイノリティを攻撃していれば、いつかその順番は自分にやってくる。だからマイノリティの権利は他人のための権利ではなく、自分も安心して生きていくためのものです。事実誤認ばかりで、すでに多様化している現実を見ずにスケープゴートを作っても、問題は解決しない。

 

この一文見て、もう笑っちゃいました

だって、尾辻さんたちなんて「マイノリティ」を武器にして、

周囲を攻撃しまくってるじゃないですか(笑)

 

さらに、尾辻さんのお仲間さんたちは、

自分たちと意見の違う当事者を攻撃し続けていますよ

尾辻さんも当然そのことくらいは把握した上で、

見て見ぬふりしてるんですよね

 

松浦大悟さんに殺害予告が出された時にも

なーんにも反応しませんでしたよね

さすがは立憲民主党の国会議員さんでいらっしゃいます

私は国会議員よ、知ったこっちゃないわ、ってところでしょうか

 

尾辻さんに限らず昨今のLGBTのぐだぐだぶりを見ていると、

つい脳裏に「支離滅裂」という言葉が浮かびます

 

尾辻さん、支離滅裂の意味をご存知ですか?

「統一もなく、ばらばらに乱れている状態。筋道が立たず、めちゃめちゃなこと」です(笑)

現在のLGBTを表現するのにこれほど適した言葉はほかにないのではないでしょうか

 

 

 

そうそう、尾辻さんに報告があります

 

どうして「カミングアウト」することが「自分らしさ」につながるのだろう、

ということ、

私自身が永らく鵜呑みにしていたことです

 

単純に、尾辻さんの書いた本「カミングアウト」のサブタイトルが

「自分らしさを見つける旅」なんですね(笑)

今更ながらに気づいて、一人で大笑いしちゃいました

 

やはり私は尾辻さんの影響をもろに受けて生きてきたのかもしれません

 

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私が暮らす日本海側の町もすっかり春めいてきました

 

来月末で平成も終わりますし、

尾辻さんも私もお互いに3つの時代を生きることになりますね

 

私たちなんてぎりぎり昭和40年代生まれですから、

50年代生まれと比べるとずいぶん年を重ねた気分になっちゃいますね

 

同世代の同性愛者として

今後も尾辻先生のご活躍を心より願っております

 

かずと