うちの旦那はオネエ様

地方在住、ホモのひとりごと

賛同されないLGBT

 

松岡さんが紹介している毎日新聞の記事は以下のようなもの 

読める部分だけ転載する

 

県は、LGBTなど性的少数者に関する課題や実態を把握するために実施したアンケート結果を発表した。当事者の半数近くが「周囲で性的少数者に関する差別的な言動を見聞きする」と回答しており、県は理解促進に向けた啓発活動を強化していくとしている。

アンケートは2019年6~8月、性的少数者支援団体「Take it!虹」に委託して実施。県内在住者や居住経験のある人を対象に、性自認性的指向の他、学校や職場でのサポート体制、地域社会に望む取り組みなど計32項目を尋ね、10~70代の688人が回答した。このうち253人が性的少数者で、内訳は心と体の性が一致しないトランスジェンダーが85人、同性愛や両性愛など非異性愛者が168人となった。

心の健康を問う項目では、半数以上の当事者が「死んでしまいたいと思ったことがある」と回答。4割強が「将来に希望を持つことができない」と答え、県人権・同和対策課は「差別などによって孤独感や自己否定感を抱く人が多いことが推測される」としている。《毎日新聞

 

長崎県のサイトではこのアンケートの結果報告書を読むことができる

https://www.pref.nagasaki.jp/shared/uploads/2020/02/1582271756.pdf

松岡さんはこの結果からLGBTは苦しんでいる!

なんてことを言いたいのかもしれないけれど、

私には大半の方が「無関心」としか思えないのよな

 

だいたい長崎県には132万人ほど住んでいるというのに、

回答を寄せたのは688人、

さらにそのうち性的少数者は253人である

 

単純に松岡さんたちが主張する「LGBTは9%いる」なんて数字を当てはめてみれば、

長崎県には11万8000人ほど当事者がいる計算になるのに、

このアンケートには長崎のLGBT支援団体が絡んでいるにも関わらず、

当事者は253人しか回答していない、ということだ

すなわち0.2%ってことよな

 

一方で今現在、大阪市には270万人ほど人口がいて、

9%という数字を当てはめれば24万3000人ほど当事者がいるにも関わらず、

パートナーシップ制度を利用されているのが1月末で165組、

すなわち330人、0.13%といったところか

 

あの石川大我先生も「全国1000万人のLGBTのみなさん!」なんて言っておきながら、

獲得した票数は7万票、すなわち0.7%

 

私もいろんな数字を意識して見ているけれど、

大前提となる「LGBTが9%いる」が足を引っ張って、

結果的に大半の当事者がLGBT活動に賛同していない、というように見える

 

最初からLGBTは0.01%くらいにしておけば、

石川さんも「全国10万人のLGBTのみなさん!」と訴えて

7万票とれたとなれば「こりゃすごい」となったろうに残念である

 

 

そろそろ松岡さんたちは、

当事者がいかに「LGBT」云々に関心がない、賛同されていないかってことに

気づく必要があるんじゃないかって思われる

 

かくいう私もLGBT活動には無関心でいたい、とは思っている

しかしそうもいかないのは、

私自身はわりと多くの人にカミングアウトしているからだ

 

さらに私は周囲に「ホモ」「ゲイ」「男性同性愛者」としか言っていないつもりだったけど、

一昨年の杉田氏の騒動を見て分かったのは、

周囲のノンケ連中は私のことを「LGBT」だと思っているのである

 

冗談じゃない、てな思いで私はこんなブログをちまちま書き続けている

 

 

で、何より不可解なのは、

冒頭のツィートをしている松岡さん自身は

彼氏さんと同居生活を送っているはずで、

いわばシアワセの絶頂にいる、はずなのだ

 

以前も紹介したけど、以下の記事なんてなかなかいい文章であるし、

素直に応援したくなる内容である

www.huffingtonpost.jp

 

ところがどっこい、松岡さんの不思議なところは、

シアワセの絶頂にいるにも関わらず、

「自分たちは弱者である」みたいな感じのツィート、

記事の紹介を繰り返している

 

おまけに同性パートナーシップ制度の導入を訴えておきながら、

自分たちはその対象地域に住んでいるにも関わらず、

その制度を使っていないことを自らばらしてしまったり

見てもいない映画を批判したり

違法薬物を擁護してみたりと、

明らかに最近の主張は「まずい」ものが多い

 

そして、松岡さんは以前から同性婚に関する記事を書き続けている

先日も以下のような記事がヤフーに掲載された

 

news.yahoo.co.jp

 

で、将来的に同性婚が実現したとして、

松岡さんも彼氏さんと結婚しようと思えば、

当然、彼氏さんの家族のもとに「あいさつ」に行くことになると思われる

 

言っとくが結婚なんていうのは自分たちが書類を出して終わり、

みたいなもんじゃなくて、

男女のカップルはいろんな修羅場を乗り越えた上で、

結婚を実現しているのよな

 

相手の親への「あいさつ」なんていうのはその第一歩であろう

 

そこで、彼氏さんの親の立場を考えた時に、

自分の息子の結婚相手が

「同性愛者は差別されている!」「生きづらい!」

そんなツィートばっかりしているような男なら、

不安になると思うのよな

 

さらに彼氏さんの親が仮にバリバリの自民党支持者だったら、

政権批判しまくっている松岡さんに対していい印象を持たないと思われる

 

今の松岡さんたちの言動や行動というのは、

同性婚が認められた時にすべて「マイナス」となって、

跳ね返ってきちゃうんじゃなかろうか、って思うのさ

 

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一方で、日本で同性婚が実現すれば、

わりと大きなニュースになると思われる

 

そんなニュースを見た

独身の息子や娘をもつ親は

「自分の息子(娘)は同性愛者なんじゃなかろうか」

なんてことを考える方が確実に出てくるはずだ

  

そして一度気になりだすと、大半の親はネットなどで調べるだろう

 

すると

「同性愛者は差別されている」「同性愛者は生きづらい」

「誰にも言えず苦しんでいる」といったネガティブな情報のオンパレードである

 

これぞLGBT活動家さんたちの活動の成果といえるものかもしれないが、

少なくともネット上には

「大半の同性愛者はふつーの格好してふつーに喋って、ふつーに学校なり会社に行って、ふつーに生活している」なんていう

親を安心させることができる情報は皆無なのよな

 

こんなネガティブな情報ばかり仕入れた親にしてみれば

不安ばかりが募るであろう

「ああ、親として気づいてやれなかった」

「だから息子(娘)は独身なのか」などと先走って余計なことを考えるかもしれぬ

 

そのうち

一度確認してみるか、なんてことを考える方も

やはり出てくるだろう

 

ここで初めて今の今までLGBTの活動なんていうものに

関心を示さなかった若い人たちに影響を及ぼすんじゃないのかな

 

松岡さんは以前に「同性婚が認められると、あなたにどんな不利益がありますか?」

といった記事を書かれていたけど、

そりゃノンケの大半には不利益なんてないだろうけど

家族にカミングアウトしていない当事者にはめちゃくちゃ影響があると私は考える

 

今現在、カミングアウトなんて考えたこともなく、

友人たちとゲイライフを満喫しているような若い子たちが、

親から「おまえ、同性愛者じゃないのか」なんて言われたら、

そのショックは計り知れないだろう

 

でも、同性婚が実現してニュースになればこんな事例はいくらでも出てくるだろう

 

松岡さんや私みたくカミングアウトしているならいいけど、

うちの旦那みたくカミングアウトしていない当事者にしては迷惑極まりない話じゃないのかな

 

松岡さんたちはこういったことを想定しているのだろうか?

そもそも松岡さんの彼氏さんも家族にはカミングアウトしていないんだよね??

 

冒頭の長崎のアンケートでも「非異性愛者」で家族にカミングアウトしていると答えているのは25%ほどだ

LGBT活動に関心がある方でもこんな数字なのだから、

実際にはかなり少ないと思われる

 

かつ、LGBT活動そのものに当事者が関心がないというのは、

冒頭の記事なりこれまでの事例をみても明らかだろう

 

松岡さんを始めとするLGBT活動家のみなさんは、

今一度、当事者の支持を得る、賛同を得る、

ってことを考える必要があると私は思う

 

ま、しょせんは中年ホモのひとりごと!

 

活躍を願ってます!!!

 

さ、今日の晩ごはんは何にしよっかなあ、、、

シチューとかでもいいけどもう一品が思いつかないのよなあ、、、、

パスタじゃちょっと重いか、、、

今年はキャベツが安いから何かつくるかなあ、、、

 

うーむ、ホモの悩みは尽きない、、、、