うちの旦那はオネエ様

地方在住、ホモのひとりごと

何はなくとも新人アナはカワイイ

一度思い込んでしまうと、

なかなか抜け出せなくなる。

 

私は長らく同性愛者はみんな息が詰まるような思いをしていると信じていた。

けど、実際は違っていた。

あくまで「そういう人もいる」というだけの話だった。

それに気づくのに、ずいぶん時間を要してしまった。

 

同性愛云々だけでなく

身長は何センチ以上ないと駄目だの、

大学に進学しなきゃ駄目だの、

給料は手取りで何万円以上なきゃ駄目だの、

そういうのは全部思い込みにすぎなかったんだよな、

と今になっては思う。

 

その思い込みっていうのは何から生まれるかといえば、

無論、親の教育方針もあるだろうし、

日常的に見かける広告や、

マスコミの報道による部分も大きいだろう。

 

私が小中学生の頃に読んでいた漫画雑誌には

必ずといっていいほど「背が高くなるサプリ」の広告が入っていた。

その後、大人向けの漫画雑誌を読むようになると、

必ずといっていいほど「包茎治療」の広告が入っていた。

ちょっとエッチな漫画雑誌だと「巨根になるマシン」みたいなものも(笑)

 

そういった広告を見ずに生きていたなら、

余計なことを悩まずもっと楽しい学生時代を過ごせたのではなかろうか、

なんてことも思う。

 

で、思い込みというのは人に対しても発生する。

「あいつはホモっぽい」と言われてその人を見れば、

確かにホモっぽく見えてしまうし、

「あいつはマザコン」と言われてその人を見れば、

確かにマザコンに見えてしまうからタチが悪い。

 

人に入れ知恵されたことや

巷にあふれる情報を真に受けるのではなく、

いったん立ち止まり、

何かの発言が問題になっているならその前後の発言も確認する、

そういった思考回路が必要だよな、と

もはや2年ほど前になった新潮45をめぐる騒動から考えている次第。

 

ま、なかなか難しいのだけど(笑)

 

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私は10年前の今頃、20年前の今頃、といった感じで過去を振り返るのが趣味なもので

「おー、懐かしいなあ」なんて思いながら新聞縮刷版をめくっている。

当然のことながら、同世代のスポーツ選手なんかみんな若いし、

思わずキュンとなったりもする。

 

縮刷版と平行して見ているのが「首相官邸」のホームページで、

こちらには小渕恵三首相時代から様々な記事を読むことができる。

 

で、この「首相官邸」のホームページを見ていると、

福田首相の頃から様々な「動画」が残っているのだ。

福田首相の「あなたと違うんです」っていう会見もフルで視聴できる。

 

nettv.gov-online.go.jp

 

このサイトで動画を見ていると、

当時の印象とずいぶん違うもんだなあ、というのが多々出てくる。

 

福田さんに続いて登場するのは麻生さんである。

 

もし時間が許すなら以下の映像を先入観を持たずに議事録と合わせてご覧頂きたい。

2009年6月、自民党が下野する直前に行われた

麻生首相民主党鳩山由紀夫代表による党首討論の映像だ。

50分弱ある。

50分は長いという方は19分30秒あたりからのやりとりだけでもいい。

 

↓映像

nettv.gov-online.go.jp

↓議事録

第171回国会 国家基本政策委員会合同審査会 第2号(平成21年6月17日(水曜日))

  

麻生さんは社会保障の財源として消費税議論は避けられない、

鳩山さん、財源はどうするの? そんな話をしている。

以下議事録より抜粋。

 

麻生太郎首相 

そのための財源というものに対して消費税というものは我々としては避けて通れないと思っておるんですが、鳩山代表のお話を聞いておりましたら、この間の党首討論で、岡田当時代表候補者との話の中においては少なくとも消費税の話はしないというお話になっておるように聞こえましたけれども、消費税の論議というものを避けて通るというのは、財源を避けて通るということになろうと思いますが、この点に関しましてはどのように財源を考えておられるのか。

なぜかならば、財源というものがなければ少なくともこういう話は極めて無責任なことになりますので、財源というものをきちんと提示してこそ初めて政策が実現し得る、我々はそう思っておりますので、ぜひこの財源の問題についての御見解を聞かせていただければと存じます。

鳩山由紀夫代表 

私は今お話を伺って、人の命より財源の方が大事かなと。

やはり私は、人の命をまず大事にする政治というものをつくる、そのためには、必要な財源をやはり投入すべきじゃないですか。それを最初から、財源の制約というものを財務省に言われてつくった、社会保障費といえども聖域ではないという間違った論理の中で、二千二百億円、毎年ふえるべきものがカットされてきた。それがこんなありさまになってしまったんじゃないですか。

財源の議論を私はするなと言うつもりはないんです。しかし、人の命というものをもっともっと大切にする、それが政治のあり方で、官僚任せにする政治が、どうしてもコンクリートの方が大事で、人の命というものを粗末にしてしまう政治に成り下がってしまっている。ここを変えなければならないと申し上げています。

財源のお話をされました。その御質問をいただいたものですから、私からお答えを申し上げたいと思います。

財源の手当てというのは、御案内のとおり、三種類あります。一つは増税をすること、一つは借金をすること、一つは無駄遣いをなくすことです。私どもはその優先順位を、まず、無駄遣いをなくす、徹底的に無駄遣いをなくしたいという方向からスタートしたいんです。

 

この党首討論、あくまで私の感想だけど

麻生さんはずっと冷静である。

それに対し、鳩山さんは終始苛立っている。

上記の場面なんて、僕には「逆ギレ」しているとしか思えない。

 

ところが、である。

この様子を共同通信が報じると以下のようになる。

 

2度目の党首討論、焦る首相  鳩山氏「無駄削減で10兆」

麻生太郎首相と民主党鳩山由紀夫代表による2回目の党首討論が17日行われた。首相は「政権担当能力」に焦点をあてるため社会保障の財源論争を仕掛けたが、鳩山氏の反論にあい、内閣支持率が急落した窮地から脱するきっかけをつかむことはできなかった。政権の劣勢が印象付けられたことで自民党内で「麻生降ろし」が活発化する可能性がある。

首相は、財源について3年後までに景気回復を前提に消費税増税など税制の抜本改革を行うことを強調。その上で「(財源の説明がなければ)無責任だ。民主党はどのように考えているのか」と追及した。

鳩山氏は財源確保に関して「増税、借金、無駄遣いをなくす」と指摘した上で、「民主党は無駄を徹底的になくす方向からスタートしたい」として、一般会計と特別会計双方を抜本的に見直し約10兆円をつくり出せると反論。民主党政権となった場合、4年間は消費税増税しないと明言。首相の狙いとは裏腹に「増税の自民対無駄削減の民主」の構図が浮き彫りになった。《共同通信

 

いかがなもんであろうか(笑)

 

少なくとも当時の麻生さんって、

私なんかは「バー通い」「漢字を読み間違える」「カップラーメンの値段を知らない」「いつも気難しい表情を浮かべている」

そんな印象しかなかった。

 

それはあくまでそういった部分しか報道されていなかったからだ。

 

首相官邸のホームページを見ると、

麻生さんが多くの外国首脳と握手している写真を拝見できるが、

麻生さん自身も、外国の首脳もみんなにっこにこである。

私はこんなに笑う人だったのか、ってことを、

この首相官邸のホームページを見るようになって初めて知った。

 

先の記事どこをどう見れば麻生さんが焦っているのか、

私にはさっぱり分からぬが、

少なくともこの記者さんには焦っていると見えた、といえる。

 

ものの見え方、捉え方なんて人それぞれだ。

 

麻生さんといえばもうひとつ有名な写真がある。

年末にハローワークを訪ねたときのもの。

 

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これを報じる共同通信の記事は以下のもの。

 

麻生太郎首相は19日午前、東京都渋谷区のハローワーク渋谷を訪れ、非正規労働者向けの緊急特別窓口を視察した。職を探す若者に対し首相は「何かありませんかと言うんじゃ仕事は見つからない。目的意識がないと雇う方もその気にならない。何をやりたいか決めないと就職は難しい」と声を掛けた。

目的があっても仕事を見つけるのが困難な雇用危機の最中だけに、首相の発言には「的外れ」との批判も出そうだ。首相は視察後、記者団に「政府が思い付く限りのことはすべてやらせて頂いている」と強調した。《共同通信

 

以下朝日新聞。 

麻生首相は19日、東京・渋谷の「ハローワーク渋谷」を視察し、求職に訪れた24歳の男性に「何がやりたいか目的意識をはっきり出すようにしないと、就職というのは難しい」と声をかけた。男性は派遣社員として働いていた自動車工場の契約が打ち切られ、職探しに東京に来たという。

首相は就職活動の心構えを伝えたかったようだが、民主党鳩山由紀夫幹事長はこの発言について記者会見で「誠に的はずれだ」と批判。「なかなか自分の思い通りの仕事が見つからない状況だからこそハローワークで探そうとしている。『しっかりやれよ』と言葉をかければ、彼らもやる気が出る」とたしなめた。

 

共同、朝日に対し、時事通信は以下のように書いている。

麻生太郎首相は19日午前、東京都渋谷区のハローワークを視察した。景気後退を背景に企業の採用内定取り消しや派遣社員の解雇などが深刻化する中、雇用対策に取り組む姿勢をアピールする狙いだ。

首相は職員から雇用を取り巻く環境や利用状況の説明を受けたあと、職を求める人たちで混雑する求人情報の検索コーナーなどを見学。非正規労働者が対象の特別相談窓口では、北海道から上京したという若い男性と意見交換し、「どうせなら六本木とかおしゃれなところで働きたい」と語る男性に、「世界中どこでもそうだが、何となく格好いい仕事は給料が安い。力仕事やしんどい仕事は実入りがでかい」と諭した。

 

この赤文字の部分が入るだけで随分印象が変わってくるものではなかろうか。 

 

この赤文字の部分は残念ながらカットされているのだけど、

以下の動画を見れば、麻生さんは首相として、というよりは

経営者の視点で大真面目に人生相談にのっていることが分かる。

 

nettv.gov-online.go.jp

 

この動画をどう捉えるかは人それぞれである。

しかしながら、当時のマスコミは「就職できず、悩んでいる若者に対しけしからん!」と麻生首相を叩きまくっていた(と思う・笑)。

 

右の方も左の方もそうであるが、

「誰それの発言かけしからん!」というのが

マスコミの取材を通してのものならば、

その発言に至る過程とか、背景なんかを今一度調べた方がいいのよな。

今の御時世、あっという間に検証されてしまうのだ。

昨日までのヒーローも、あっという間に奈落の底に突き落とされる。

 

伝言ゲームなんてものがあるけれど、

どんどんどんどん話というのは膨らんでいくし、

ややこしくもなっていく。

このたびのコロナ騒動で唯一良かった点があるなら、

「えらそうなことばっかり言っていた人の本性が露呈した」ってことだろう。

 

てなもんで、自分も誰かを批判する時は、

何かの記事だけを元にするだけでなく、

できるだけ映像なんかも探して、

様々な見方をしよう、と思っていたのだけど、、、、

 

 

 

結局この半年ほどブログを書かなかったのは、

コロナ云々でLGBTが報道される機会が劇的に減ったことによる(笑)

 

たまーに尾辻さんや石川さんの活躍をネット記事で拝見することはあれど、

大々的に取り上げられることはない。

ツイッターを見ていても、石川さんの関心は入管云々ばかりだし、

尾辻さんの関心も都構想に移っているようである。

 

長きにわたるファンの一人としてはただただ悲しい。

そんな矢先、久々に尾辻さんの姿を動画で拝見した。

 

 

尾辻さんが出てくるのは32分ごろからであっと言う間、、、

以下書き出し。

みなさん、こんにちは、衆院議員の尾辻かな子です。
実はですね、このクラブnoonっていうのは私にとって非常に大事な大切な場所なんです。
ここは昔、ダウンっていう場所で、月に1回、女性オンリーのイベントをやっていたんですよね。
そこで私、自分と同じ仲間と出会いまして、自分自身がありのままでいいんだと思えた二十数年前、この場所があったから今の私があります。
皆さんにとって大切な場所が、コロナで失われることがないように、政治ができることがたくさんあると思います。これから皆さんと一緒に頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。

 

 あいさつのみでツッコミを入れる余地もない。

それどころか、自分自身をレズビアンであるとか同性愛者であるとも言っていない。

 

まあ、彼女は賢い方であるから、

今後「同性愛者」であることで食べていくのは厳しいってことに気づいたのかもしれない。

それは石川大我さんも同じであろう。

それはそれで私にとっては喜ばしいことであったりする。

 

ま、今年もあと3カ月ちょいになりましたが、

石川さん、尾辻さんの活躍を心底願っております。

 

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民放が2局しか映らない町から

4局映る町に引っ越してきた旦那と私にとって、

劇的に変わるのは「テレビ」であるはずだった。

 

ところが、びっくるするほど見る番組がない。

 

いつしか我が家のテレビでは録画したテレビドラマか、

You Tubeの動画ばかりが流れている、ってことになっていた。

 

しかしながら、そんな我が家のテレビにこの春、

ささやかな楽しみが生まれた。

 

地元テレビ局の新人アナウンサーである。

 


新人 阿部叶アナ 緊張のニュースデビュー

 

この動画はニュース読んでいるから真面目そのものだけど、

地元の情報番組のレポーターとかやってると超カワイイのよなww

先日なんてついに露天風呂のリポートまで、、、

 

うーん、たまらん、、、、、

 

って思ってたんだけど、

この彼、今年新卒でアナウンサーになったなら、

私の甥っ子と同じ年ということか、、、

 

いくら若いのが好きといっても、

そろそろ考えた方がいいのかもしれない。