うちの旦那はオネエ様

地方在住、ホモのひとりごと

明日が来るとは限らない

昨年末、大阪を訪ねたついでに銭湯に行った

 

平日の午後、まだ外は明るい時間であったが、

銭湯は地元のおっちゃんたちでおおいに賑わっていた

 

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私は大きな台形の浴槽に浸かり、天井を眺めた

建物はかなりレトロな印象であったが、

その天井部分にはわりと大きな「天窓」があった

 

私がぼんやりとその天窓を眺めていたら

隣にいたおっちゃんが

「雨ひどい時とかな、この天井が落ちてくるんや無いかと思って、怖くなるねん」

と笑いながら言った

「ゆーてもこの後すぐ地震があるかもしらし、怖い、怖い、ゆーてもしゃーないんやけどな。明日があたりまえに来るとは思わんし、朝起きて生きてるだけでありがたくなる」

その後もひとしきりしゃべると

おっちゃんは「お先に」と風呂を出ていった

 

 「明日があたりまえに来るとは思わんし、朝起きて生きてるだけでありがたくなる」

 

その言葉がずっと頭の中に残っているし、

最近年を重ねたからこそ余計に身に染みてくる

 

 

 

今から20年ほど前、私は最初に勤めていた山小屋を辞めたのだけど、

そのきっかけが、一緒に働いていたAさんが大の苦手だった、ということがある

 

そのAさん、いろんな小屋を転々として私がいた小屋に来たのだけど、

朝から晩まで「この小屋のやり方は駄目だ」みたいな感じで、

延々と不満ばっかり言っていた

 

そんなに不満があるならよそに行けばいいのに、と私は思っていたが、

Aさんはいたくその場所は気に入っていたようで、

2年続けてやってきたし、

来年もまた来るという

私はすっかり気が滅入ってしまい、

「私はそろそろ下界で仕事をしますので、Aさん、来年はお願いします」と、

Aさんに小屋の仕事を引き継いで下山の日を迎えた

 

忘れもしない、平成9年10月13日のことだ

朝方は晴れていたが、午後になって雪が舞い始めた

 

Aさんは下山の途中で滑落した

 

谷底に降りていくと、Aさんは岩肌に座って居眠りしているように見えた

荷物も背負ったままだった

しかし、周囲には背負っていた缶ビールが散乱していた

そして、雪は血で染まっていた

 

Aさんをヘリで吊り上げてもらって、

数時間後に警備隊から「即死だった」と聞いて、

当時の私は

「さんざん不満ばっかり言って死んじゃったんだなあ」と思う一方、

「大嫌いだったあんたが来年も来るっていうから私は辞めるって親方に言っのに、ここで死んじゃうってどういうことよ」

とやり切れない気分になって、

けど、でも辞めるって言った手前引き返せず、

私の人生の迷走が始まったともいえた

  

それから20年以上たって、

自分自身も文句ばっかり言った挙げ句いろいろやらかしてきて

何をやっているんだか、と自問自答する日々であったけれど、

 銭湯で会ったおじさんの一言でようやく気づいたのだった

 

私は、明日が毎日確実にやってくると思っていた

けど、明日が確実に来るとは限らない

 

結局のところ、

私はAさんの死から何も学んでいなかった、のだ

 

 

私は日頃から新聞の縮刷版を読み漁っているもので

つくづく感じることであるが

今の安倍首相が再登板した平成24年12月26日まで、

日本にはまともな「野党」があったと考える

 

その昔の社会党にしろ、新進党にしろ、民主党にしろ、下野していた当時の自民党もでであるが、

政権批判をする「野党」は、政権批判をすると同時に、

自分たちならこうするという「政策」を語っていたものだ

 

だからこそ「影の内閣」といったものを組織して、

いつ政権交代が起きてもいいように備えていた

 

しかしながら、今の野党は、

文句ばかり言っているだけで、さっぱり自分たちの政策を語らない

 

それだけじゃなく、最近の立憲民主党なんて共産党とまで手を組み始めた

 


12.10#桜を見る会追及街宣

 

正直言って、私も安倍首相の退陣には大賛成である

憲法改正に本気で取り組んでいるとはとうてい思えないし、

北朝鮮拉致被害者の問題なんて1ミリも進んだとは思えない、

北方領土然り、尖閣諸島然り、竹島然りである

 

おまけに習近平国賓で招くなんて言っている

 

安倍さんがよく見えるのは前がひどかったというだけの話で、

長期政権を築いているのも単に野党が無能であるという証にすぎない

 

そうそうに退陣していただきたいのだけど、

野党はおろか、自民党内にすら後継にふさわしいと思える人が誰一人いない

 

一昔前の自民党には次の首相を狙う人というのがうじゃうじゃしていたけれど、

みーんなおぼっちゃんみたいな人になっちゃっている

だからこそ、結果的に安倍首相を支持せざるを得ないというのが現状だ

 

そういう考えの人は、決して私だけではないだろう

 

何より「やめろ」っていうだけなら、

それは国会議員でなくとも、私たちのような一般市民でもできる話なのだ

 

少なくとも国会議員なら「自分たちならこうする」っていうビジョンを有権者に示すことが必須ではなかろうか

 

それができないのなら、別に国会議員をやっている必要はない

 

石川大我さんは、安倍首相の退陣を求めているけれど

安倍首相が退陣したら、

立憲民主党が政権を取れると思っているのかな?

 

おたくの枝野幸男さんは、

今の安倍首相みたく、トランプやプーチン習近平といった世界中のクセモノたちと

張り合っていけるのかな?

 

石川さんは与党議員になったら、いったい何ができるの?

 

石川さんだけじゃなくもう一人も

何かアホなことを言っている

 

 

最近の尾辻さんのツィートを眺めていると、

大阪の維新の政策批判が大半で、

国会議員を辞めて大阪府議会議員でもやればいいのに、と真剣に思う次第であるが、

ようやく国の政策について語ったと思えばこれである

 

尾辻さんは自衛隊の派遣を中止して

日本のタンカーをどう守るつもりなの?

尾辻さんは原発にも反対しているんだよね?

いったい日本のエネルギーに対してどんな考えを持っているの???

 

石川さんも尾辻さんも、

単なるイチ議員であるのなら

「アホな立憲民主党の議員の一人」に過ぎないけれど、

よりによって「同性愛者」であることを公言しているだけに

同じ同性愛者としてはただただ情けない限りであったりする

 

よりによって私はこの2人のファンであることを

長年公言してきたのだ(涙)

 

今後も「同性愛者」であることを公言し続けるなら

政権批判はやめて、

「自分たちならこうする」っていう政策を語ってくれませんかね

 

石川大我さんや尾辻かな子さんが

まともに政策を語るだけで、

世間の同性愛者に対するイメージを変えることにつながると私は思うのです

 

見方を変えれば、

石川さんや尾辻さんがアホなことをやればやるほど、

世間の同性愛者に対するイメージは悪くなると思うのです

 

そんなもので

石川さんも尾辻さんも、お願いですから、

現状の無能丸出しの国会議員を続けるのなら

「同性愛者」の看板をおろしてもらえませんかね

 

石川さんや尾辻さんの一言一句が、行動の一つ一つが

同性愛者のイメージを悪くするのに貢献しているんですよ

ぼちぼち気づいてもらえませんかね?

 

だいたい「同性愛者」の国会議員だからといって、

別に何もやっていないじゃないですか

他の無能な立憲民主党の議員さんたちと騒いでいるだけじゃないですか

「同性愛者」を名乗る必要なんて何一つないですよね

 

と、ここまで書いて、

結局私も石川さんや尾辻さんに文句言っているだけなんだなあ、

ということに気づいてちょい反省(汗)

 

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でも、石川さんも尾辻さんも、

文句言ってるだけじゃ何も変わらないし、

有権者もついてこなくなるってことに、

ぼちぼち気づいた方がいいと思う次第です

 

 

何よりもう40代なかばですぞ

いつぽっくりいってもおかしくありません

明日が来るとは限りませんよ

 

仮にも国会議員なら、

何かひとつでも結果を出しませんか?

 

石川大我先生、ならびに尾辻かな子先生が

「同性愛者」であるという看板を外した上で

活躍されることを心底願っております