うちの旦那はオネエ様

地方在住、ホモのひとりごと

謎の関係者、鵜呑みにする人々

杉田水脈議員の発言が問題視されているそうな。

 

私自身、第一報をチラ見して

「杉田さんなんていつも狙われてるんだから発言には気をつけないと」なんて思っていた。

 

ところが改めて記事を読んでみると何だか印象が違う。

 

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杉田議員、女性はいくらでもうそ

自民党杉田水脈衆院議員は25日の党の内閣第一部会などの合同会議で、女性への暴力や性犯罪に関し「女性はいくらでもうそをつけますから」と発言した。被害者を蔑視する発言で批判が出るのは必至だ。

杉田氏は会議後、記者団に「そんなことは言っていない」と述べて発言を否定したが、会議に参加した複数の関係者から、杉田氏の発言が確認された。杉田氏は、会議で来年度予算の概算要求を受け、女性への性暴力に対する相談事業について、民間委託ではなく、警察が積極的に関与するよう主張。被害の虚偽申告があるように受け取れる発言をしたという。

 

この記事がヤフーや、各地方紙のサイトに転載されているもので

25日の13時25分に配信されたもの。

 

あれ、何だか違和感がある。

杉田さん自身が発言した、という記事ではなく、

複数の関係者から杉田さんの発言が確認された、になっている。

 

これははたしてどういうことだ?

調べてみたら

私が最初に見たのは25日の13時14分に配信された以下のものだった。

 

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杉田議員「女性はいくらでもうそをつける」

自民党杉田水脈衆院議員は25日の党の内閣第一部会などの合同会議で、女性の暴力や性犯罪に関し「女性はいくらでもうそをつけますから」と発言した。

 

第一報を受けて杉田さんが会見で否定して、

書き足したのだろうけど、

13時14分配信分と25分配信分では読者が受ける印象がまったく違うわな。

 

13時14分配信分は

「女性はいくらでもうそをつけますから」と発言した

とあるから杉田さん自身の発言と言い切っている。

 

そうなのさ、だから私は「杉田さん、気をつけないと」と思ったのだ。

 

ところが25分配信分では

会議に参加した複数の関係者から、杉田氏の発言が確認された

と続くから、記者が直接耳にした話ではないということが分かる。

 

そもそも記者が直接耳にした話なら「複数の関係者」といった第三者を登場させる必要性などどこにもない。

仮に第三者が登場するとしたら「けしからんと思った」などと

感想の一つくらいあってもよさげであるがそれもない。

 

それだけでなく

被害の虚偽申告があるように受け取れる発言をしたという

ともある。

 

「発言をしたという」

何なのだ、この回りくどい言い方は。

 

実際に杉田さんが言ったか言わなかったか、

なんてことは音声なり映像がないとわからないことである。

当人は言ったつもりはなくとも第三者がそう受け止めた、

そんなことは多々ある話だ。

  

そういったものを確認して上で記事にすればいいのに、

謎の「関係者」の話だけで記事が出来上がっている。

  

で、杉田さんはツイッターならびにブログで発言を否定している。

 

ameblo.jp

 

このブログには杉田さんが出席した会議の書類が添付されており、

進行役として関芳弘さん、

挨拶に猪口邦子さんの名前も掲載されているのだから、

どちらかに確認するだけでも真偽ははっきりするではないか。

 

しかしながら、そういった確認をいっさいせずに、

共同通信だけでなく朝日新聞毎日新聞に読売新聞、NHKまでが記事にしているのよな。

最近の記者というのはネットやテレビ、ラジオをネタに記事を書くだけでなく、

どこの誰が言ったこともわからんようなことまで記事にするらしい。

 

よくよく皇室を貶める三流週刊誌にも

謎の「関係者」が出てくるが、

この関係者が一体誰なのか、

マスコミ各社はそろそろはっきりさせた方がいいのではなかろうか。

 

 

 

で、いつもの面々が大騒ぎしているのだけど、

きっとあのひとも黙っている訳がない、

そんな気がして私はとある方のツイッターを覗いてみた。

 

するとやはり反応していた。

 

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尾辻さんもせっかく杉田さんのおかげで知名度が上がったのだから、

せめてこの会議に出席したどなたかと連絡でもとって、

発言の真偽を確認すれば

「お、この立憲民主党の議員さん、なかなかやるな」

となるのに、謎の関係者が述べた、という記事を鵜呑みにしている「だけ」である。

 

で、尾辻さんがどんな思いでこんなツィートをしたのか、

私には分からんけど、

(おそらく)一般的には同業者の批判って公にはしないものなんよな。

 

A社のクルマ買うかB社のクルマ買うかで悩んでいる人がいるとして、

B社のセールスマンがA社の批判ばっかり言って自社のクルマを勧めたら

その方はB社のクルマを買うかって言ったら、

大半の人は買わないと思われる。

 

そういったことがわかっていないのが、

尾辻さんのような野党の議員さんたちではなかろうか。

 

そりゃ尾辻さんの党にも蓮舫さんや辻元さんみたく、

他者を批判しまくっている人もいるが、

あの方々は圧倒的な知名度があって、がっちりした支持層がいるからこそ、

あれだけのことが言えるのだ。

むしろそれが彼女たちの「売り」である。

 

 

彼女たちの真似をしたところで尾辻さんに次があるとは到底思えない。

 


2007年参議院選挙 尾辻かな子

 

先日、友人からこんな動画を見つけた、と教えてもらった。

 

この映像を見ると、この頃の尾辻さんにはちゃんと「目的」があったように思う。

この時は結果的に落選したけれど、

紆余曲折を経て、当選を果たしたのを知った時は本当に私も嬉しかったのよな。

 

何度も書いているが私は尾辻さんの本を読んだからこそ、

一歩踏み出すことができた、

だからめちゃくちゃ尾辻さんには感謝しているのだ。

 

けど、やはり今となっては

「どーしてこうなっちゃったのよ」

と、そんな思いしかない。

それは石川大我さんにも言えることだけど。

 

ま、解散がなくとも尾辻さんの任期はあと1年。

せいぜい頑張ってくだされ。

 

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すっかり秋らしくなりましたな。

今年も残すところあと3カ月、、、ひえー、、、、