尾辻かな子先生、ファイト!(前半)
一夜明け、事務所の近所でも植栽が倒れる、信号機の向きが反対になる、道路標識が傾く、瓦が落ちるなど、などさまざまな被害が目視できます。停電も続いている地域があります。今回の台風の被害は甚大。自治体として対応できるレベルを越えている。国として早急に対応を。
— 尾辻かな子 (@otsujikanako) 2018年9月4日
今日もホモのひとりごと
9月4日、大型の台風21号か近畿地方を直撃した
9月5日の朝、上記のようなツイートを発信している
>今回の台風の被害は甚大。自治体として対応できるレベルを越えている。
事務所から目視しただけで「自治体として対応できるレベルを超えている」ですか
さすが国会議員でいらっしゃる
大阪には「区」があって「市」があって「府」がありますけど、
これでは対応できないと瞬時に判断されたわけですね
>国として早急に対応を。
ずいぶん投げやりな言い方ですね、
そもそもあなた、国会議員じゃないんですか?
そっか、批判をすることだけが仕事の立憲民主党の議員さんですもんね
いかにも無責任野党の議員さんにふさわしい一言でございます
そして午後には尾辻かな子先生、東京にいらしゃった
地元・大阪の被害の状況でも伝えにいったのかと思えば違うのよな、
これが
何と、尾辻かな子大先生は東京で外国人記者を相手に
LGBT活動に励んでいらしゃったのである(笑)
日本外国特派員協会で行われたLGBTに関する会見に出席したのは
豊島区議会議員の石川大我氏、
世田谷区議会議員の上川あや氏、
そして衆院議員である尾辻かな子先生は5人の中でもセンターに君臨している
https://www.youtube.com/watch?v=0VjgAgegE7s
会見の冒頭はそれぞれのスピーチから始まる
最初に勝間和代氏、増原裕子氏が英語でスピーチ
このまま英語で喋られたら何言ってるかさっぱり分からんと憂鬱になりかけたところで、
3番手の尾辻かな子先生はちゃんと日本語で話でくださった
やっぱり日本人は日本語でしゃべらないと!!
さすが尾辻かな子先生である
尾辻かな子先生のスピーチを書き出してみた
立憲民主党衆議院議員の尾辻かな子です。私は国会の中で唯一LGBTをオープンにしているレズビアンの国会議員としてお話をさせていただきます。
私はレズビアンの当事者として政治の現場で政策を変えるために努力をしてまいりました。
私の政治キャリアは2003年に大阪府議会議員に当選し、2005年、当時の東京レズビアン&ゲイパレードの開会式で今日はレズビアンとして歩きますということでカミングアウトをしました。13年前になりますが日本では初めての同性愛を公表した議員ということになります。
大阪府議会では例えば大阪府の住宅供給公社に家族以外の人でも入れるようなハウスシェアリング制度やLGBTの自殺対策などに取り組んできました。それと同時にさまざまな団体の立ち上げにも関わりました。例えばLGBTの家族と友人をつなぐ会、あとLGBT支援法律家ネットワーク、大学生のサークルであるレインボーカレッジ、こういったことに私は関わってきました。
例えば今日、私は大阪から来てますけれども、2006年に初めて大阪で関西レインボーパレードをやった時の事務局長でもあります。そして2007年に当時の民主党から参議院選挙に立候補いたしました。その時に私、ここで記者会見したことを覚えています。
2007年の参議院選挙は残念ながら惜敗しましたけれども、2013年に繰り上げ当選させていただいて日本で初めてのLGBTを公表した国会議員という立場になりました。昨年の衆議院の総選挙では大阪2区から立憲民主党で立候補して当選をさせていただきました。
多くの方は尾辻かな子先生を日本で唯一、レズビアンであることをカミングアウトしている国会議員としてご存知かもしれません
しかしその経歴は決して順風満帆であった訳ではありません
大阪府議会議員だった尾辻先生が国政進出を狙ったのは2007年のこと
この年の4月に行われた府議会議員選挙には出馬せず、7月の参院選を目指します
当時の尾辻先生は人生でも最高潮だったのではないでしょうか
6月3日にはパートナーと結婚式を挙げます
このパートナーといつ分かれたのかは存じません(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=PA4q4URTHQA同性愛者であることを公表した元大阪府議の尾辻かな子さん(32)が3日、同性のパートナーと結婚式を挙げた。尾辻さんは、7月22日に投票が実施される参議院選挙で民主党の比例代表候補として出馬する。
結婚式は名古屋市中心部の公園で開催されたゲイ・フェスティバルの一部として行われ、約1000人が出席した。民主党の小沢一郎代表ら、同党の幹部らからも祝電が届いた。
■「性的マイノリティに対する偏見の変革」を使命に
結婚式で2人ともウェディング・ドレスを着たのも、ゲイやレズビアンに対する社会的認識を高めたいとの願いからだ。当初は結婚式のような「保守的」な催しを行うつもりはなかったと言う尾辻さんだが、今は「素直にうれしい。レズビアンとしての人生をこんなに多くの人に祝ってもらったことはない」と述べた。尾辻さんの「結婚相手」は、参院選でも事務所スタッフとして尾辻さんを支える。
ゲイタウンとして知られる東京・新宿2丁目の事務所で会見した尾辻さんは、結婚指輪を披露した後、参院選で日本初の同性愛者議員としての当選を目指すと抱負を語った。しかし、日本の政界はいまだに圧倒的な男性社会。尾辻さんの肩には、性的マイノリティに対する日本社会の偏見の変革という使命と、女性議員としての期待の双方がかかる。
日本社会では同性同士の結婚は法的に認められていないため、尾辻候補の結婚式も「正当」とはみなされない。しかし尾辻さんは、「レズビアンであることを公表した上で政治家として務めることで、同性愛者の存在を目に見えるものにしたい。もし当選した場合、わたしの使命は同性パートナーの法的保障に関する法案作りなどを推進することだ」と述べた。【AFP】
しかし7月の参院選挙で、比例区から民主党候補として立候補するも落選
さらに今回の自己紹介では述べていませんが、2012年12月の衆院選では比例重複立候補にも関わらず、惨敗しているのです
そして2013年の5月22日、民主党参院議員の辞職に伴い繰り上げ当選を果たしたのは尾辻かな子先生でいらっしゃいます
でもよくよく考えてみてください
参院議員の任期は6年ですよね
尾辻先生の任期はこの年の7月28日までとわずか2カ月だったのです!!
しかし、日本で初めてレズビアンであることを公表した国会議員であるという称号は晴れて得ることができました
おめでたい話です
しかし、2013年の参院選、尾辻先生は何故か出馬しませんでした
再び表舞台で政治活動を本格化させるのは2016年、
そして2017年の衆院選に立候補します
当時のビラはこんな感じ
ごらん頂いて分かるかもしれませんが、
尾辻かな子先生、レズビアンであることを前面に出すのをやめているのです
レズビアンを公表しても票にならない、そのことを尾辻先生は自分が一番よく分かっているのです
ちなみに府議会議員時代はこんな感じでした
会見に戻ります
私、実は今回、杉田水脈衆院議員の週刊新潮への寄稿に対していち早くツイッター上でこの寄稿の問題点を指摘させていただきました。
今回、その私のツイートが1万2000リツイートして、それが毎日新聞にネット上で話題になっていると取り上げていただき、そこからマスコミに広がっていったという経緯があります。今回のことは、そういう意味でいうとネットでの発信がマスコミや世間に対し影響力を持った一つのエピソードだったと思います。
そして今回の発言の広がりを見て思うのはこの十年間、十数年間で、日本の社会がLGBTは人権課題であるということが広がってきた結果ではないかと思います。
私が2005年にカミングアウトした時はこれが果たして政治の課題なのかと言われました。2007年にここで記者会見をした参議院選挙の時、大きな記事にしていただいたのは海外の通信や新聞社だけで日本のメディアはなかなか取り上げようとしませんでした。今回の杉田さんの発言の報道量を見ると、この認識が大きく変わったことを実感しています。
今回の杉田さんの発言については立憲民主党としても厳重に撤回と謝罪を求めるコメントを出しています。そして、相模原の19人が亡くなった事件から発言当時約2周年を迎えておりましたので難病や障害者の団体もこの発言については抗議の声をあげています。
政治家は困難に寄り添い、その困難を解決することが仕事です。ですので、杉田さんの発言は私の周りの例えばLGBT当事者の友人たちは一日眠れなかった、涙をずっと流して涙がとまらなかった、そういうことを私に伝えてくれました。
それに対して今回、東京、大阪、福岡、様々な地域で抗議の声が上がったことを非常に喜ばしく思っております。
最後に、国政の場で私は今は立憲民主党のSOGIに関するプロジェクトチームの事務局長をしております。立憲民主党としては秋の臨時国会にLGBT差別解消法を合意を頂ける他党と連携して提出をしていく努力をしたいと思います。さらに言うと同性同士のパートナーシップを可能にする法律も今検討していますので、これもしっかり進めていきたいと思います。
国会の法制化に向けてこれからも頑張っていきます。ありがとうございました。
尾辻かな子先生、どうも月刊誌の「新潮45」と週刊誌の「週刊新潮」を混同しているようですね
以前の記事でも書きましたが、「新潮45」と「週刊新潮」では発行部数がまったく違います
また、この号の特集が朝日新聞の批判であったり、寄稿されている方を見れば、
「保守系」の雑誌といっても過言ではありません
尾辻かな子先生がツイッターに挙げるという軽率な行動を取らなければ、
少なくとも今回騒いでいる方の9割方はこんな寄稿があったことも知らなかったでしょう
騒いでいる方々なんて保守とは対極の方々です
「週刊新潮」なら読む機会があったかもしれませんが
とても自ら「新潮45」を手にする人たちではないでしょう
そして何より、
私は尾辻かな子先生、あなた自身が杉田氏の寄稿をまともに読んでいないのでは、
そんな気がしています
私はずっと「杉田氏が言っていることは間違いではない」との立場をとっています
ただ、それはあくまで、多くの方が批判している部分、
例えば、子育て支援や子供ができなカップルへの不妊治療に税金を使うというのであれば、少子化対策のためにお金を使うという大義名分があります。しかし、LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない、つまり「生産性」がないのです。そこに税金を投入することが果たしていいのかどうか。
に関してです
実は杉田氏の寄稿を最初に読んだ時からずっと引っかかっている一文があるのです
そして、今回の騒動をずっと傍観しつつ、
この点を指摘しているのがほんの僅かだということに気づきました
それは以下の部分
一方、LGBは性的嗜好の話です。以前にも書いたことがありますが、私は中高一貫の女子校で、まわりに男性はいませんでした。女子校では、同級生や先輩といった女性が疑似恋愛の対象になります。ただ、それは一過性のもので、成長するにつれ、みんな男性と恋愛して、普通に結婚していきました。マスメディアが「多様性の時代だから、女性(男性)が女性(男性)を好きになっても当然」と報道することがいいことなのかどうか。普通に恋愛して結婚できる人まで、「これ(同性愛)でいいんだ」と、不幸な人を増やすことにつながりかねません。
「これ(同性愛)でいいんだ」と、不幸な人を増やす
まるで同性愛者は不幸である、と言い切っているような書き方です
私、こっちの方がよほど問題だと思うのだけど(笑)
ちゃんと全文を読んだ同性愛者なら、
「生産性」なんて言葉より「不幸な人」に反応する方がよほど自然ではないでしょうか
しかし、尾辻かな子先生はこの言葉にまったく触れていない
産経新聞への寄稿でも冒頭に問題とされる記述を書き並べているが
なぜかこの「不幸な人」には触れていない
結論から申しますと、尾辻先生、やはり杉田氏の寄稿をまともに読んでいません
尾辻先生だけではありません
杉田氏の寄稿を「読んだ」うえで批判されている方だって、
まともに読んでいるとは思えません
この「不幸な人」を指摘しているのはごくわずかです
ま、私なら尾辻かな子先生のように怒り狂ったりはしませんけどね
きっと杉田水脈先生にお会いする機会があったとしたら、
「いやあ、異性愛者は大変ですね。私はいつもノンケ見ながらホモで良かったと思ってます、杉田先生も異性愛者なんですね、ご愁傷様です」と笑って言うでしょう
>今回の杉田さんの発言については立憲民主党としても厳重に撤回と謝罪を求めるコメントを出しています。そして、相模原の19人が亡くなった事件から発生当時約2周年を迎えておりましたので難病や障害者の団体もこの発言については抗議の声をあげています。
立憲民主党というのは本当に意味不明の政党ですね
一議員の意見に対し党として「厳重に撤回と謝罪を求める」って、
いったい誰に対して謝罪させるおつもりでしょうか?
さらにこの会見に相模原の事件を絡ませる必要性がどこにあるのでしょうか
難病を抱えた方や障害者の方も傷ついたのなら、
謝罪する必要があるのは拡散の要因を作った尾辻かな子先生でしょう
私は敬愛する尾辻かな子先生に
関西生コンとの噂が広まっていることを毎日腹立たしい思いで、
傷つきながら見ております
尾辻先生が何かツイートされるたびに、
関西生コンとの関係を疑う投稿が連なります
私はさぞかし心労が溜まっているのではないかと不安になります
ありもしない噂を流す連中に、尾辻先生、ここはどうぞ
「私は関係ない!」と言ってやってくださいよ
そのひとことを言っていただかないと、
尾辻かな子先生の大ファンである私は不安で不安で夜も眠れなくなってしまいます
一日でも早く、尾辻かな子先生が関西生コンと無関係であることが証明される日を心待ちにしております
長くなりましたので次回に続きます