うちの旦那はオネエ様

地方在住、ホモのひとりごと

石川大我さん、力を抜きなよ

 

「安倍さんはこの問題にどう向き合うのか」自民・総裁選を前に、LGBT自治体議連が公開質問状

自民党杉田水脈衆議院議員が月刊誌への寄稿で「(LGBTは)子供をつくらない、つまり『生産性』がない」などと主張した問題を受け、LGBT自治議員連盟世話人らが9月4日、自民党安倍晋三総裁に宛てた公開質問状を出した。

同日、自民党二階俊博幹事長と、杉田議員が所属する自民党内の会派の長を務める細田博之議員にも、意見交換する場を求める文書を送付。 

世話人で、同性愛者であることを公表している石川大我・豊島区議は5日、「7日に始まる自民党総裁選は、これからの日本のリーダーを決める意味合いが強い選挙。安倍さんにはLGBTの問題にどう向き合うのかきちっと話をしていただきたい」と訴えた。

https://www.buzzfeed.com/

 

今日もホモのひとりごと

 

差別を大辞林で調べてみるとこうある

 

さべつ 【差別】

① ある基準に基づいて,差をつけて区別すること。扱いに違いをつけること。また、その違い。

② 偏見や先入観などをもとに,特定の人々に対して不利益・不平等な扱いをすること。また、その扱い。「人種―」「―待遇」

 

私はLGBTのうち、Tの方に対する差別は存在すると考えている

しかしLGBに関するものはあくまで「偏見」であると思っている

  

へんけん 【偏見】

かたよった見方。ゆがめられた考え方・知識にもとづき,客観的根拠がないのに,特定の個人・集団などに対して抱く非好意的な意見や判断,またそれにともなう感情。「―をいだく」「人種的―」

  

私はあくまでホモなもので、

男性同性愛者(ゲイ)に限定して話を進める

 

ゲイに対する差別とは何ぞや?

>ある基準に基づいて,差をつけて区別すること。扱いに違いをつけること

>偏見や先入観などをもとに,特定の人々に対して不利益・不平等な扱いをすること

「ゲイだからできないこと」「ゲイだから断られること」

っていうことにして考えてみた

 

だいたい同性愛者を見分ける方法なんてこの世に存在しないが、

異性愛者、両性愛者を見分ける方法だってこの世に存在しない

私はホモであるが、

世間一般からみれば単なる小さな中年のおっさんにすぎない

要するに差別のしようがない

 

進学、就職、免許の取得、部屋を借りる、家を買う、病院に行く、入院する、

買い物に行く、食事をする、

少なくとも「ゲイだからできない」「ゲイだから断られる」なんてことは何ひとつない

 

また、「ゲイカップル」だからと言って、

日本においては何かを断られることはない

世間からみれば「単なる男2人」である

男2人で出歩けないなんて自意識過剰もいいところである

 

部屋を借りるにしてもルームシェア可の物件なら問題なかろう

それぞれの源泉徴収票を提示すれば不動産屋も大家さんも納得してくれるだろう

 

「結婚式を挙げたい」と言えば、とまどう施設もあるかもしれないし、

断られることがあるかもしれない

しかしそれは決して差別ではない

同性での利用を想定していなかっただけだろう

「僕らみたいな者の利用も考えていただけませんか」と

素直にお願いすればよろしい「だけ」の話である

 

豊島区の某議員が「ダブルベットの部屋に泊まれない」云々と言っていたが、

宿にしてみれば一部屋でも埋まるのが理想的であるにも関わらず、

なぜ拒否するのかという理由を考えれば

男性カップルに部屋を汚された経験でもあるのかもしれない

普通のホテルなら宿帳があるが

ラブホなら賠償請求だってできないだろうし、

宿泊拒否は自衛策とも考えられる

余計なことで騒ぐのは恥である

やはり差別でも何でもない

 

こういったことをアホみたくSNSに「断られた」「差別だ」などと書き込むからややこしくなる

 

仮にできないことと言えば

好きな相手と結婚できないということである

これも日本の憲法が「同性」を想定していないからであろう

しかしながら日本には養子縁組の制度があり、

法的に家族になることができる

「家族ではない」ことを理由に断られることはすべてクリアできるだろう

 

そう考えればゲイだからといって「できない」ことも「断られる」ことも何ひとつない

これのどこに「差別」があるのか

 

ただ、先述した通り、偏見を持たれている方は多い

 

「ホモは気持ち悪い」なんていうのはやはり偏見であろう

ただ、こうした言葉を発する人は、当事者が周囲にいないことが大前提になっている

私のことをホモだと思っていないから

「ホモは気持ち悪い」なんて言葉を言えるのである

「隣にいるのに馬鹿な奴」と思っていればいい

 

仮にその言葉をカミングアウトしている私に対して発するのなら、

そいつは単なる馬鹿である

ふつうの人は第三者に対し「気持ち悪い」なんて言わないのだ

職場で言えば「パワハラ」学校なら「いじめ」である

面倒なことを考えずに人事課なり職員室に訴え出ればいい

 

だいたい「ホモが気持ち悪い」と発した人が異性愛者とは限らない

以前に紹介した三重県の高校生を対象にした調査では

「女(男)らしくない」「おかま」「ホモ」「レズ」などの言葉でからかったことがある、

と答えたのは非当事者より当事者の方がはるかに多かった、そんな結果もある

 

要するにゲイの敵はゲイであるということだ

 

また、今年の春先だったか、

東京の国立市というところで「国立市女性と男性及び多様な性の平等参画を推進する条例」が施行された

この中に

「何人も、性的指向性自認等の公表に関して、いかなる場合も、強制し、若しくは禁止し、又は本人の意に反して公にしてはならない」と記されており

いわゆる「アウティングを禁止した」としてLGBT活動家が評価していたものだ

 

これについても冷静に考えてみると、

多くのゲイがカミングアウトしていない現在、

誰かがゲイであることをアウティングしちゃう人っていうのは

その人がゲイであることを知っているゲイでなかろうか、

そんな気がする

 

旦那と私が一緒に暮らし始めてからここ数年の間だけで、

何人もの若いゲイの子が都市部に行ってしまったが

逆に東京で働いていたにも関わらず、

こっち(地方)に戻ってきた男もいる

 

何で帰って来たのよ、向こうの方が楽しかったでしょ、と問うてみれば

「元彼によるストーカー行為が原因だった」というから笑えない

SNS上に延々とあることないこと書き込まれ、

引っ越ししても何故か新居を突き止められ、

最後には会社にまで押しかけられ、

アウティングされて

結局退社、実家のある町に帰ってきたとのこと

 

また芸能人の誰それがゲイ云々という話は、

当然のことながらその芸能人と付き合いがある

ゲイの誰かが話をもらしたということであろう

 

スポーツ選手の誰それがゲイビデオに出た!

なんていう話も

当然のことながらそのビデオを見た

ゲイの誰かが話をもらしたことであろう

 

こういったことはまさにゲイによるアウティングといえるのではなかろうか

 

また、巷にはびこる偏見も案外自分たちが原因となってはいないか

 

屋外や公共の場所でのハッテン行為、

プールの占拠、

LGBTパレードなどにおける奇抜な衣装、肌の露出、

こんなことを平然とやっているのを見て見ぬふりをしながら

「私たちは弱者です。差別されています」なんて言っても

「アホぬかせ」で終わりであろう

 

LGBTの活動家のうち、

少なくともゲイの活動家は、

世間にあれこれ訴える前に、

当事者自身に誤解をまねく行動はやめた方がいいと訴えることが先だろう

みんな誰からも注意されることもなく好き勝手やっているから、

どんどん世間から誤解されていくのだ

 

以上の点を踏まえて冒頭の記事に戻る

 

私はこの外国人記者クラブで9月5日に行われた会見をあとからだけど全編拝見した

勝間和代さんと増原裕子さんが英語で喋りだしたので、

これはさっぱり何を言っているかわからんぞと構えたが、

尾辻かな子さん、上川あやさん、石川大我さんが日本語だったので安心した(笑)

ま、この会見の詳細については別の機会に述べようと思う

 

今回気になったのは石川大我氏の存在感のなさよな

彼はかつて私にとっては「ヒーロー」に近い存在であったが、

この会見を見ていると、

うじうじうじうじ怨みつらみ述べているだけの単なる中年男となっていた

ホモのひとり、かつてのファンとしてはただただ情けない

 

ま、石川さんに限らず某大学の教授に准教授にしろ、弁護士にしろ、

LGBTの中でもゲイの活動家といっていい連中はどうしてここまで

うじうじねちねちしてるんだろうね(涙)

「差別だあ!」「杉田があ!」「安倍があ!」「自民党があ!」「苦しい!」「謝罪しろ!」

みんなそこそこの大学も出てるお偉いさんにも関わらず

最近はこの6フレーズで終了してしまうのではないかと思えるほど語彙も乏しい

 

そんでもってたびたびメディアに登場しては

何故か「LGBTの代表」「代弁者」みたいな顔して

あれこれトンチンカンなことばかり述べている上、

大多数の当事者とは向き合おうとせず、

自分の支持者には「私たちは差別されている」と洗脳し、

世間に対して「弱者である」と涙ながらに訴えているのである

 

何をいわんや、この情けない連中め

 

何かを世間に訴えようとするなら、

まずは自分の支持者だけでなく、

その他大勢の当事者の意見も聞く、

その他大勢の当事者にも自分の考えを述べる、

そういった最初のステップが必要だと思うのよな

 

しかし、この人たちはそういったことを一切やらないのである

自分の考えにあわない意見はすべて封印である

ツイッターに何を書かれても無視している

当事者に向き合わずに、議員や教授、弁護士といった立場を利用して、

世間に自分の考えだけを、

それも「ゲイ」でありながらまるで「LGBTの代表」のごとく、

あれこれ好き放題なことを言っているのである

 

仮に「差別がある」というなら世間が納得する具体例を挙げればいいのに、

挙げる具体例といえばトランスジェンダーの方に関する事例だけである

同性婚を求めるなら「養子縁組はなぜダメなのか」といった疑問にも的確に回答できる、

同性婚を認めたらきょうだい婚も認めろなんて話がでてくるかもしれませんね」

そんな問いに対しても冷静に答えを返すことができる、

せめて最低限、それくらいの準備は必要であろう

 

また、冒頭の記事は「安倍さんはこの問題にどう向き合うのか」となっているが、

この問題って何やねん(笑)

あんた方の言っていることは常に具体性にかけている

 

少なくともLGBT云々を名乗り、メディアに出演し、

本なんかも書き、講演活動も行っているのだから

どんな質問にも冷静に答える力くらい持っとけよと言いたい

 

そして何より、

世間に対しあれこれ言う前に、まずは当事者の方を見ろよと

 

あんたたちが眉間にシワを寄せている間に、

多くのゲイはそれなりに息苦しくなる点はあるかもしれないが、

できる範囲でめいいっぱい楽しんで生きている

多くのゲイは普段から異性愛者と接する機会が多いから、

彼らの苦労も知っている

ゲイである云々以前に、ひとりの社会人、学生として、

仕事に励み、勉強に励んでいる

そんな当然のことをあんたたちは忘れ、

まるでゲイであることを特別扱いしろ、と言っている

 

あんたたち活動家はふつうの生活を営んでいるゲイの姿を、

目をそむけることなくもっと知る必要がある

そして異性愛者の方だって様々な問題を抱えていることに気づいた方がいい

そんな簡単なことに気づいていないから、

あんたたちは何を言っても説得力がないのだ

 

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https://www.youtube.com/watch?v=0VjgAgegE7s

 

なあなあ、石川大我さん、

私は正直言って

石川さんと同じ時代を生きてきたホモとして、

一度一緒にお酒でも飲んでみたいよ

そして、昔はいろいろ苦労したよねーなんて話をしてみたい

ま、叶わぬ夢だろうけど(笑)

 

議員さんだから常に肩に力が入っているのかもしんないけど、

たまには力を抜いてみればいいんじゃないの?

 

たまにはゲイバーやナイトにでも繰り出して、

ふつーのゲイと接してみたらいかがなものか

ふつーのゲイとお酒でも飲んでみてはどうか

 

私らまだ人生の折り返し点をちょっと過ぎただけだよ

これからも眉間にシワ寄せて生きてくの?

 

私は「ボクの彼氏はどこにいる?」の愛読者として、

石川さんが落ちぶれていく姿を見たくないのだ

たぶん、まだ、今なら軌道修正出来ると思う

 

ま、どうするかはすべて石川さんの決断次第

後はどうぞご自由に

 

それでは失礼いたします