うちの旦那はオネエ様

地方在住、ホモのひとりごと

石川大我さん、ファイトー!!

 

私自身、同性婚が実現すればいいな、とは思っている

 

しかしながら、いくら同性婚が認められようと、

当事者の大半はこの制度を利用しないんじゃないか、とも思っている

それは、旦那と一緒に暮らしている私にも言えること

 

それは何故かといえば、

同性婚には双方の「カミングアウト」が大前提になるからだ

 

 

 

結婚なんていうのは1対1のものではなく、

家族と家族がつながるものであろうから、

最低限でも親、きょうだい、親戚にはカミングアウトが必要になるだろう

 

無論、届けを出すために役所に行けば、

結果的に社会に対してカミングアウトすることになる

 

現在の日本の法制度のもとでは、

どちらかの姓を名乗る訳であるし、

職場にも結果的にカミングアウトすることになるだろう

 

結果的に同性婚なんていうのは、

あくまで双方がカミングアウトしている当事者である、

というのが大前提になるのだ

 

***

 

同性婚の実現を求めて活動をしているような人たちは、

一組でも多くの同性愛者のカップルが

双方ともに最低でも親にカミングアウトしやすい空気をつくってあげる必要があるのではなかろうかと思うのよな

 

だいたいLGBTがどうのこうのと話題になろうが、

おっさんずラブ」や「きのう何食べた」といったドラマが人気になろうが、

日本の場合、世間のゲイに関するイメージって、

あいも変わらず「オネエ言葉」「女装」だと思われる

 

こうしたイメージはメディアを通じてしっかり根付いてしまったもので、

このイメージを覆すのはそう簡単なことではないだろう

 

少なくとも、私が知っている日本の芸能人で、

オネエ言葉を使わず、女装もせず、

それでいてちゃんと「一芸」を持っていて、

ゲイであることをカミングアウトした芸能人なんて「こまつ」さん、ただ一人である

 


【こまつ】宇宙戦艦ヤマモト【弾いてみた】

 

これに対して欧米諸国では

実業家、スポーツ選手から芸能人、芸術家に至るまで

ふつーの男性なり女性なりがカミングアウトしているともいえる訳で、

少なくとも日本みたくゲイ=「オネエ言葉」「女装」ではなかろう

 

こういった点においても、

日本と他の国においては同性愛者がおかれている状況というのは、

まったく違うのではなかろうか

 

このような根本的ともいえる部分を活動家さんたちはことごとく無視して、

諸外国のやり方を日本に持ち込もうとするから、

さっぱり当事者の支持を得ることができないのだ

 

それに加えて活動家さんたちは長年の運動の結果、

同性愛者は不幸である、弱者m

それに加え近年は「反日」「反安倍」「親韓」といった

「偏った」イメージを定着させてしまった

 

何度も書いていることだけど

別に同性愛者であることは不幸なことでも何でもない、

少なくとも僕たちは男が好きな男にすぎない、

そんな印象を世間に与えたほうが、

将来的に同性婚が実現した際にカミングアウトもしやすいだろうが、

活動家さんたちは結果的にまるっきり逆の

カミングアウトしずらい社会にしているのよな

 

だいたいゲイ当事者が親にカミングアウトできない最大の理由は

「心配をかけたくない」ということであると私は考える

親の世代が心配に感じるようなことを、

今のカミングアウトしている方々がやらかしている、とは言えないだろうか

 

さらに最近は追い打ちをかけるかのように、

活動家さんたちはカミングアウトしづらくなる要因を増やしてくれた

 

それが何かといえば「同性婚の実現を訴えている方が総じて左よりである」ということだ

 

私は、何だかんだ言っても日本のゲイに関しては、

多少の苦労もあるだろうけど、

それなりに不満なく生きているように思う

 

ゲイ=「オネエ言葉」「女装」が定着しているおかげで、

大半の日本のゲイは周囲からゲイと思われる要素なんかゼロに等しいはずなのだ

 

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さて、冒頭のツィート主である石川大我さんである

 

以下の動画で、石川さんはこんなことを言っている

 

「この夏、私は変えたい。男性同士、女性同士、堂々とこのアルタ前を歩ける社会に変えたい」と

 


国民の7割が賛成!自民党が絶対に認めない同性婚を合法化する。LGBTのために闘うー石川大我「立憲民主党」前豊島区議2019 07 15

 

しかしながら、石川大我さんは、

多くの当事者が手をつないで歩ける社会の邪魔をしている存在になってしまった、

というのが、

このたびの「桜を見る会」に関する一連の流れであるのではなかろうか

 

少なくとも、日本で唯一のゲイであることをカミングアウトしている国会議員であるなら、

少なくとも、ゲイのイメージダウンになるようなことは極力避ける必要があるはずだ

 

昨年、レズビアンである尾辻かな子さんは、

杉田水脈さんに噛み付いてそれなりに名を知られる存在になったけど、

石川さんが噛み付いた相手はよりによって

無能な野党のおかげで盤石な政権基盤をつくることになった安倍晋三首相なのよな(笑)

 

しかしながら石川さんはゲイのイメージを悪くすることばかりやっているのだ

ついでに石川さんは、安倍首相を支持しているゲイも敵にまわしているということに、

気づく必要があると思われる

 

ま、ゲイの大多数なんてノンポリであろうが、

少なくとも今の石川大我さんを見て、

「ああ、俺も石川大我さんみたいなゲイになりたい」

なーんて考えるゲイは皆無であると思われる

 

石川大我さんは、日本で唯一のゲイであることを公言している

国会議員である、という自覚がなさすぎなのだ

 

石川さんが自爆すれば自爆するほど、

今後同性婚が日本に認められたところで、

当事者にとって「使えない」制度になっていくのだ

 

石川さん、日本において同性婚が実現しようと、

あくまで双方がカミングアウトしていることが大前提になるんだからね

 

我が家の場合、私は親きょうだいにカミングアウトしているから

同性婚への障害はないと言えるけど、

旦那は特にカミングアウトはしていない訳で、

それだけで「同性婚」なんていうのは意味のない話といえるのよな

 

うちの旦那みたくカミングアウトしていない当事者が、

最低限でも親にカミングアウトできる状況にもっていく、っていうのが、

石川さんをはじめ活動家さんたちの仕事だと私は考えるけど、

やはり石川さんたちはまるっきり逆のことをやっているとしか私には思えないのだ

 

今の状況で同性婚が実現しても、

当事者の大半が使えない制度となるなんて、

あまりにも切ない話ではなかろうか

 

私は、パートナーシップ制度だって、

表立って活動している人たちが、

もっとポジティブな人たちならば、

もっと広まっていったと思うのよな

 

けど、表立って活動している方々が、

「絶対にこの人たちと同類に思われたくない」と

当事者が感じてしまうというのが

日本における今の「LGBT」であろう

だからこそ、パートナーシップ制度だって浸透しなかったのではなかろうか

 

私が仮に石川さんの立場で、

真剣に同性婚を実現しようとするなら、

政治的主張はさておいて、

安倍首相と握手する一枚の写真くらいは撮るだろう

 

杉田水脈さんや、小川榮太郎さん、松浦大悟さんとも積極的に絡んでいくだろう

 

政治的思想はさておいて、

自分が同性婚を実現したいと考えるなら、

ありとあらゆる手段を尽くすと思うのよな

 

けど、石川さんは何にもしないどころか、

安倍首相にかみついて、

世間一般からはもはや「嘘つき」扱いであったりする(笑)

 

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石川さんの世間知らずな言動、行動が

ますます当事者から「カミングアウト」を遠ざけているんだよ

それは結果的に同性婚が実現しても、

当事者の大半が利用できない制度となることを意味している

 

ま、石川さんがやらかせばやらかすほど、

他のLGBT活動家も活動しづらくなるのではなかろうか、

そんな気がしている

 

少なくとも、多くのLGBT活動家だって、

今回の石川さんの言動にはドン引きしているのではなかろうか

 

今の石川さんと「同類の人」と思われるのは、

どうしようもなく迷惑な話でしょう(笑)

 

そういった意味でも、

私は石川大我さんを今後とも応援し続けます

 

石川さんが突き進めば突き進むほど、

他の活動家さんたちはおとなしくならざるを得ないからです

 

それは結果的に

当事者たちのプラスになることだと私は考えます

 

石川さん、周囲の批判なんぞ無視して、我が道を突き進んでください

それこそ、立憲民主党の国会議員です

 

ファイトー!!