うちの旦那はオネエ様

地方在住、ホモのひとりごと

石川大我さん、1974年生れのゲイが受けた差別の実例を教えてください

職場であれ、町であれ、

所構わず「怒っている」人を見かける

 

負のオーラ丸出しなもので、

基本的にあまり近づきたくないけれど、

どうしてこの人は怒っているのだろうか、と考えるのは好きなので、

ついつい聞き耳をたててしまう

 

つい先日も、スーパーでこんな光景を見かけた

 

60代なかばの夫婦であろう

旦那は一応カートを押しているのだけど、

ずっとイライラした表情を浮かべっぱなし

 

奥さんは野菜のコーナーで、ひとつずつ手にしては

あれやこれやと考えているのよな

すると旦那は「はよせえ(早くしろ)」とイライラした口調だが小声でいう

 

私はつい気になってこの2人を観察してみることにした

 

奥さんは一瞬ムッとした表情を浮かべるのだけど、

しばし考えてキャベツか何かをカートに入れた

 

私は勝手に、定年退職になった旦那が、

はじめて奥さんの買い物に付き合ったのではないか、

そんな仮定をして観察を続けた

 

魚コーナー、肉のコーナーと似たような状況が繰り返される

奥さんが商品を見る目が厳しいというか、

手にしては戻し、手にしては戻し、なもので、

旦那のイライラがピークに達していくのが手に取るように分かった

 

すると、豆腐のコーナーだったかで、

奥さんは賞味期限でも気にしたのか、

手にした豆腐を棚に戻したところで

旦那がすんごい大声で「はよせえ、ま!(富山弁)」でブチ切れたのだ

 

私は何となく予想していたので驚きはしなかったが、

周囲で買い物していた方は驚くというか一斉に注目するわな(笑)

 

さすがに旦那さんは恥ずかしくなったのか、

カートを放置してその場を去っていった

奥さんは何事もなかったかのように、

その後もマイペースで買い物を続けた、、、、

 

この旦那さんなんていうのは奥さんの行動が遅いことに腹をたて、

イライラが募ってつい怒りの感情を露わにしたのだろうけど、

ふつうの人は怒りの感情を表す前に、

周囲の目というものを気にするものだ

 

奥さんの行動に不満があったのなら、

帰りの車の中で2人きりになった時に言えばいい

周囲に人がいる状況下で怒りの感情を露わにするなんて、

何も考えていない証拠である

 

そして、こういった方は、意外なほど年配の男性に多い

テレビの討論番組など拝見しても

怒っているのはだいたい年配の男性である

性格の悪さが人相ににじみ出ている

 

 

 

私と同世代である40代なんて、

家族のこと、仕事のこと、そのほかもろもろ抱えるものが多すぎて、

怒る気力すら失っているのが実情であろう

40代で怒っている人なんてそうそう見かけない

 

しかしながら40代であるにもかかわらず、

ひたすら怒りのオーラを発している方がいる

この方なんかは実社会でいきなりキレたという訳ではなく、

ずっとSNS上でキレている

 

SNS上、つうかネットの世界で何か意見を発するには、

文字を打ち込み、

投稿ボタンを押すという流れがあると思うのよな

 

怒りの感情を持ってつい書いてしまった方だって、

投稿ボタンを押す前にちょっと考える余地があると思う

それなりにフォローワーさんがいるなら、

及ぼす影響だって考える、そんなものではなかろうか

 

でも、そういったことを一切考えることができない幼稚な40代のオッサンが存在する

 

東京都豊島区で区議会議員をやっている石川大我という方である

 

ishi.jpg

 

国会議員であれ、地方の議員であれ、

ツイッターを駆使されている方は多々いるが、

内容は自分の有権者に向けたメッセージであったり、

活動報告であったりすると思う

 

石川大我区議のツイートをずーっと遡っていくと、

7月半ばまではLGBTに関する投稿も多々あるが、

豊島区議会議員としての投稿も多々ある

何より全体的に刺々しくない

 

例えば7月10日はこんな感じ

7月19日はこんな感じ

 

これが7月23日を境に豹変する

 

 

 

はっきり言って、このあとずーっと怒ってるのよな(笑)

 

9月19日に豊島区でも同性パートナーシップが導入されることが決まって、

この前後では豊島区の話題に触れているが、

他は豊島区に関する投稿なんてゼロと言っていい

 

杉田議員ならびに自民党を批判する投稿が最も多いのだが、

沖縄県知事選挙、那覇市長選挙、青森市議会議員選挙といった

他の選挙の応援が目立つ

議員というより単なる活動家である

 

最近は先の青森市議選で当選した若者への執拗ともいえる攻撃、、、、

 

石川大我さん、あなた何処の議員なのよ

あの尾辻かな子さんですらちゃんと地元での活動を投稿してるよ(笑)

それとも区議会議員っていう仕事に魅力を感じなくなったのかな?

 

あと、青森の若者を攻め立ててるけど、

石川さんってそんな清廉潔白な生き方してんの?

 

LGBT意外にも、差別、不適切ツイートの嵐だ。議員にふさわしいか、否か。青森市のみなさんはぜひ、直接声をあげてほしい」

 

なんて議員としての質を問うようなツィートもしてるけど、

さんざん杉田議員を誹謗中傷した挙げ句、

デモへの参加呼びかけまでやってるあなた自身の議員の質はどうなのよ?

また、LINEの画像も出回ってるけど、

否定しないってことはあれは本物なの?

 

ついでに「意外」じゃなくて「以外」よね(笑)

 

で、石川さん、あなた、何でこの3カ月以上、

ずっと怒ってるの?

杉田さんにLGBは弱者ではないと本当のことを指摘されたから?

 

 

 

 

 

こういった投稿を拝見していると

石川大我さんて、

これまでにも選挙で破れたこともあっただろうけど、

本当の意味では傷ついていないんだろうな、と思う

 

落選して傷ついた経験があるのなら、

市民の支持を得て初当選した若者を批判するなんてことはできないだろう

 

また、石川さんはゲイとしても、

本当の意味で傷ついたことなんかないんだろうな、とも思う

 

本当の意味で傷ついた過去があるなら、

悩める当事者に対し、もっと前向きなメッセージを発することができるはずなのだ

 

でも、最近の石川さんなんて、ただ単に怒っているだけだ

議員としても、ゲイとしても、何をしたい方なのか、

私にはさっぱり分からない

 

 

石川さん、本当に怒ってばかりいないで、

一度冷静になろうよ

 

最近飲みに行ったりしてる?

たまには周囲のゲイが何を喋ってるのか、

耳でも傾けてみたらどう?

いかに自分が時代錯誤なことやってるか、よく分かると思うよ

 

ついでにエロマッサージでも行って、スッキリしてきたら?

有名人だから抵抗あるかもしれないけど、

たまにはプロに身を任せてみなって(笑)

 

石川さんも私も

40代なかば、

人生の折り返し点過ぎたばっかりだよ

まだまだ先は長いよ

 

この先もずっと怒りのオーラ発して生きていくの?

 

そうそう、石川さん、

30秒でいいから自分の顔を鏡で見てみなって

 

本当に最近の石川さん、どんどん人相悪くなってて

見てられないよ

 

 

 

そうそう、最後にもう一点、石川さんに質問があるの

 

石川さんもツイートを拝見していると「差別」って言葉が大好きみたいだから、

お尋ねしたい

 

石川さんはゲイとして、これまでどういった差別を受けてこられましたか?

 

石川さんはゲイだけど大学行って卒業されてますよね

石川さんはゲイだけど本も書かれてますね

石川さんはゲイだけどNPO法人も立ち上げてますよね

石川さんはゲイだけど議員をやってますね

石川さんはゲイだけど社民党の党首選挙に出馬されたこともありますよね

 

石川さんのこれまでの44年の人生において、

ゲイであるが故に不利益を被った、そんな実例を教えて頂きたいのです

 

人に聞いた話なんていうのは別にいいです

 

石川さんはオネエキャラでもありませんし、

女装される訳でもありません

動きが女性的という訳でもありません

世間一般の方々が持っている「同性愛者」のイメージと、

いわば対極の存在といえるかと思います

 

石川さんはLGBTの世界においては有名人かもしれませんが、

知らない人が見れば40代半ば、

年相応の男性にしか見えないはずです

ここまで私も同じです

 

はっきり言って、世間から同性愛者と思われる要素はゼロです

 

さらに石川さんと私には共通点があります

それは同じ1974年生まれという点です

 

中学生の時は光GENJIを見てときめきましたよね、

インターネットと出会ったのも、

携帯電話を手にしたのも、

石川さんと私は似たようなタイミングであったと思います

 

色んな点で、石川さんと私には共通項があるのです

 

私自身、同性愛者であることを辛い、と感じていた時期はありました

しかしながら「差別されている」そんなことは考えたことすらなかったのです

 

女性っぽい仕草をする同僚に対し、

「あいつ、ホモかもな」と言ってる上司はいました

「ホモっぽい、気持ち悪い」と言ってる先輩もいました

 

私は後に多くの同僚にカミングアウトしましたが、

だからといって不利益を被ったこともありません

 

その後、今の旦那と暮らしています

 

都心部のアパート暮らしだと、

隣の住人など無関心でいることができるかもしれませんが、

私たちのような雪国に暮らす住人にとっては

除雪などで近所の方と必然的に顔を合わすことになります

車一台出すにも近隣住民との協力は不可欠です

 

そのため、同じアパートに暮らすほとんどの方が、

私たちが男2人で暮らしていることを知っていることになります

 

だからといって、

「ホモは出て行け」なんて言われたこともありませんし、

嫌がらせを受けたこともありません

 

無論、周囲が私たちをどう見ているのかも知りませんし、

聞かれることもありませんし、

こちらから言うこともありません

 

これは、「たまたま」なのでしょうか?

 

いったい、この日本という国において、

LGBTの中でもG、男性同性愛者はどんな差別を受けているのでしょうか

 

石川さんも私も性別の記入は「男」ですよね

トイレに行けば「男性用」を躊躇なく使用し、

小用であれば立ったまま用を済ましますよね

入浴施設に行けば躊躇なく男性風呂に入りますよね

誰がどう見ても、石川さんも私も単なる男にすぎませんよね

 

石川さんは就職の経験はないのかもしれませんが、

就職にゲイであることは一切関係ありません

むろん、資格取得などにおいても不利益を被ることはありません

私は基本的に調理と運転の仕事に携わってきましたが、

ゲイであることで仕事で不利益を被ることはありません

 

ゲイの世界の大先輩である鈴木賢教授や、

若い松岡宗嗣さんとは世代が違うため、

根本的な部分で考え方、捉え方は違うかもしれません

 

私と旦那は年齢が一回り違います

旦那は一回り下です

CDのカップリング曲を、私はつい「B面」と呼んでしまいまい、

いつも旦那に笑われてます

石川さんはどうですか?

 

ひとまわり違えば何もかも違います

でも、石川さんと私に関しては、同じ年、1974年生まれ、寅年です

 

レンタルビデオ店に行けば「VHS」と「β」が並んでましたよね

JRが国鉄だった時代を知ってますよね

NTTが電電公社だった時代を知ってますよね

JTが専売公社だった時代を知ってますよね

私たちが小学生低学年の頃は青函トンネルも瀬戸大橋もありませんでしたよね

軽自動車で80キロ超えたらキンコンなってましたよね

電車の中でみんなふつーにタバコ吸ってましたよね

中学生のときに昭和天皇崩御され、平成の時代を迎えましたよね

 

石川さんと私はまったく同じ時代を生きてきているのです

 

でも、かたや(石川さん)「差別だ」「差別だ」と怒り続け、

かたや(私)貧乏なりにつつましく、それなりにシアワセに生きてるつもりです

 

私は鈍感な故に差別されていることに気づいていないのかもしれません

だからこそ、同じ年のゲイである石川さんに、

何が差別かという、実例を教えて頂きたいのです

きちんと指摘し、改善すれば、若い世代はゲイライフを満喫できることでしょう

 

仮に私達がゲイであることで苦労してきた、差別を受けてきたのなら、

若い世代がそんな辛い思いをしないようにすることが、

私たちに世代の務めではないでしょうか

 

そのためには差別の実例を挙げる、

これが第一歩です

残念ながらアホで能天気な私には考えても考えてもわからないのです

 

でも、同い年の石川さんが教えてくれれば、

「あー、なるほど!」と

一緒に対応策は考えることができるでしょう

 

最後にもう一度お尋ねします

 

石川大我さん、1974年生まれのゲイが受けた差別の実例を教えてください