うちの旦那はオネエ様

地方在住、ホモのひとりごと

共に暮らす相手がいる、ということ

同性婚認めて」と提訴、福岡 男性カップル、九州初

同性婚を認めないのは憲法違反だとして、福岡市在住の男性カップルが5日、国に計200万円の損害賠償を求める訴えを福岡地裁に起こした。弁護団によると、九州での提訴は初めて。今年2月には全国の同性カップルが札幌、東京、名古屋、大阪の4地裁に提訴している。

原告は会社員のまさひろさん(31)と会社員のこうすけさん(30)。7月に福岡市に婚姻届を提出したが、受理されなかった。

提訴後に記者会見したまさひろさんは「性的指向によって、法的に平等な扱いを受けられていない。結婚できれば、急な事故や病気の時も相手を支えられる安心感がある」と訴えた。《共同通信

 

ヤフーに掲載されていた共同通信の記事を読んで、

あれ、福岡市って同性パートナーシップ制度があったんじゃなかったっけ、

なんてことを思っていたら、

LGBT御用達の毎日新聞には詳細が書かれていた

 

婚姻届け不受理で「違憲」と国提訴 福岡の男性カップル「差別を助長」

 同性の法律婚が認められないのは違憲だとして、福岡市の男性カップルが5日、国に損害賠償を求める訴訟を福岡地裁に起こした。同性婚を認めない法制度を問う訴訟は東京など全国4地裁で2月に一斉提訴されたが、九州・山口での提訴は初めて。2人は「同性婚が日本で実現し、将来同じような問題で悩む人が減ってほしい」と訴えている。

 訴えたのは会社員、こうすけさん(30)と同、まさひろさん(31)=フルネームと漢字表記は非公表。2017年5月に交際を始め、翌月から同居している。今年7月に福岡市内の区役所に婚姻届を提出したが「男性同士を当事者とする婚姻届は不適法である」として受理されなかった。

 憲法は「婚姻の自由」や「法の下の平等」を保障している。2人は、同性同士が結婚できないのは憲法違反であるのに、国会は理由なく立法措置を怠ったなどとし、精神的慰謝料として1人当たり100万円を求めて提訴に踏み切った。

福岡市は、18年4月から性的少数者LGBTなど)のカップルを公的に認証する「パートナーシップ宣誓制度」を導入し、2人も同年6月から制度を利用している。しかし、婚姻によって生まれる法的権利や義務は一切得られず、配偶者相続権や共同名義での住宅購入ローンなどが認められていない。

 2人は訴状で、こうした法的権利が奪われている状態に加え、尊厳が傷つけられていることを指摘。同性婚を認めないことが「異性愛者に比べて異常かつ劣る存在」だという差別的観念を助長し続ける要因となっていると訴えている。《毎日新聞

 

>福岡市は、18年4月から性的少数者LGBTなど)のカップルを公的に認証する「パートナーシップ宣誓制度」を導入し、2人も同年6月から制度を利用している。しかし、婚姻によって生まれる法的権利や義務は一切得られず、配偶者相続権や共同名義での住宅購入ローンなどが認められていない。

 

要するに、まさひろさんとこうすけさんにとって

同性パートナーシップ制度というのは

何の役にもたたなかった、ということなんだろうし、

 

>婚姻によって生まれる法的権利や義務は一切得られず

 

というのはかねてから指摘されていたことなのよな

 

同性婚の実現を、なんていう一方で

同性パートナーシップ制度の導入を訴え続けてきた

LGBT活動家のみなさま、

特に国会議員にまでなられた石川大我先生のご意見を聞きたいところである

 


同性婚の実現を!LGBTのためにつくすー石川大我「立憲民主党」参院候補、出馬会見 2018 11 20

 

「まさひろさん」と「こうすけさん」に限らず、だけど、

とりあえず同性婚を求めるカップルは

役所に行って婚姻届を出して不受理になって裁判、

みたいな流れになりつつあるのはいかがなものかと思うのよな

 

むしろ役所が婚姻届を受理した方が問題になるのだから、

不受理になることが大前提でこの方たちは役所に行っていることになる

 

だいたい不受理になるのは法律的な話なのだから、

この方々がまず行かなきゃならないのは、

役所ではなしに地元の国会議員の事務所だと思われる

 

まずは地元の国会議員に「同性婚を国会で取り上げてもらえるよう」お願いする、

それでダメなら近場の国会議員にもお願いする、

同性婚の実現を願っている人たちが、

こうしたことをやってきたのか、

私はただただ疑問であったりする

 

お二人の地元、西日本新聞にはさらに会見の詳細が記されていた

 

同性婚の結婚を認めないのは憲法が保障する婚姻の自由を侵害しているなどとして、国に損害賠償を求めて提訴した福岡市在住の男性カップルが5日、同市内で記者会見した。会見の一部を詳報する。

 

【共同代表の石井謙一弁護士】

提訴について報告します。今年7月5日にも記者会見し「今からここにいる2人が婚姻届を出します。もし、不受理となった場合には提訴を検討しています」という報告をしました。

実際にその後、婚姻届が不受理ということでしたので、2人と話をして、やはり同姓婚を認めない法制は違憲だということで、提訴することにしました。その訴状を、本日10時すぎに裁判所に提出し、受理されました。

【共同代表の森あい弁護士】

全国での同性婚の訴訟状況について説明します。現在は札幌、東京、名古屋、大阪-の四つの地方裁判所で計12組が、同様の訴訟を起こしています。

この2人で全国13組目、九州では初めての提訴です。

【まさひろさん】

今回、提訴に至った経緯についてですが、生まれながらにして持っている性別や性的指向によって、平等な扱いを法的に受けられないというのはおかしいのではないかと思いました。

私だけの問題ではなくて、これから先々も今も、同じ問題で悩んでいる方や、困っている方もいると思います。顔を出すというのもけっこう勇気が要りますが、私たちがこうやってオープンにして訴えていくことによって、少しでも将来同じような問題で苦しむ子たちや、年上の方もそうですが、そういう人たちが少しでも減ればいいなという思いで提訴しました。

こうすけさん】

7月5日に婚姻届を提出した際にも報告しましたが、その後、不受理という結果でした。

今日の朝は午前6時に一度起きたのですが、その後二度寝してしまいました。まさひろさんが「ほら、早く起きなさい」という風に起こしてくれて、私はその後、慌てながら準備をしましたが、その間も、まさひろさんは家事もしながら自分の準備もしながら、それで、朝出てきたわけです。そうやって毎日毎日、支えてもらっているパートナーなんです。

そういう日常というのは、おそらく異性間でもある(と思います)。毎日家族としてお互い支え合いながら生きていくということを、私たちもしています。

おそらく全国や九州などいろんなところにいる性的マイノリティーの人にも、パートナーがいて、毎日、同じようにお互いを支え合いながら生きていると思います。

そういった私たちが婚姻届を出したときに「不受理」という結果になった理由が全く分からず、なぜこういう状況なんだろうか-と少し落ち込みました。

けど、私たちがこうやって顔を出して自分たちの気持ちを丁寧に伝えていくことで、同性愛者もそうですが、異性愛者の方にも理解していただいて「なんで(婚姻が)ダメなんだろう?」と一緒に考えてもらえる機会をどんどん作っていければと思っています。

もちろん、顔を出して表に立つということは、すごく不安で心配な面もあったのですが、このパートナーと一緒だったら大丈夫かなという風に決意をして、今回提訴に至りました。

これを機に、同性婚がこの日本で実現できるように祈っていますし、それに対してできることをしていきたいと思っています。 《西日本新聞

 

あくまでこれも「抜粋」であろうから仕方ないのかもしれないけれど、

日頃から同性婚の実現のために何らかの努力をしてきたのかといえば、

まったく見えてこないような気がするのは私だけだろうか

 

さらにお二人の話を何度読み返してみても

なぜここに「婚姻」が必要なのか、

「養子縁組ではダメなのか」というのが見えてこないのが

実に残念なところ

 

さらにどうしてここに「差別」云々という

日本人が最も嫌う言葉をしれっと出してくるのかも

(彼らが口にしていないとしても)

やはり分からない

 

 

 

一方で、お二人とも「会社員」とあるから

どっちかが転勤とかになって

一緒に生活できない状態になった時、

いかに自分たちが「恵まれた存在であったか」ってことに気づくんだろうな

ということも考える

 

私は長らく住み込みの仕事をしてきたから、

朝起きて真っ先に会うのは

嫌いな上司だったり同僚だったりした

 

朝イチの喫煙所とか行って、

眠そうかつ不機嫌な上司とハチ合わせになった時の

無言の数分間とか苦痛で仕方なかったし、

寝る直前に喫煙所行っても酔っ払った上司に絡まれたりしていた(笑)

 

それが今は、一日の始まりも終わりも、

隣にいるのは旦那になった

 

旦那は旦那で辞令一枚渡されて、

誰も知り合いのいない町に配属されて、

一人で生きてきた

 

私は今の旦那と付き合いだしてすぐ、

半年ほど会えない状況になったもので

今現在、一緒に暮らせるって本当にありがたいことだよな、

と毎朝、毎晩私は思ってる

 

「おはよう」と言う相手がいて、

「いただきます」と言う相手がいて、

「行ってきます」「行ってらっしゃい」

「ただいま」「おかえり」を言う相手がいて、

「おやすみなさい」と言う相手、がいて、

この「相手」がすべて自分が好きな男って、

私にはめちゃくちゃありがたいし、

シアワセなことだよなあと思うのよな

 

 

好きな相手と生活を共にできるって、

あたりまえのようであって

実は恵まれていること

 

私自身四十数年生きてきて、

いろんな家族を見てきて、それはつくづく感じる点

 

そういう大前提に気づかない限り、

当事者の支持を得ることも難しいんじゃないのかな

 

ま、まさひろさんたちが裁判を通じて、

シアワセになれるのであれば、

当時者の一人として陰ながら応援したい、とは思っている

 

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さ、今日の晩ごはんは何にするかね

一昨日カレーで昨日は塩焼きそば、

今日は面倒だしぶっかけそうめんでいっか(笑)