うちの旦那はオネエ様

地方在住、ホモのひとりごと

あー、ホモで良かった

先日のハフィントンポストに以下のような記事が掲載された

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同性婚できないのは違憲同性カップルが、国を初の提訴へ。木村草太さん「憲法同性婚を否定していない」

「同性同士が結婚できないのは、憲法に違反している」として、複数の同性カップルが2019年2〜3月、東京地裁など全国数カ所の地裁で国に損害賠償を求める訴訟を一斉に起こす。「同性婚ができないのは、違憲」だとして、同性カップルが国を提訴するのは日本初となる。

11月28日のメディア懇談会で代理人の弁護士や、木村草太・首都大学東京教授(憲法学)らが訴訟の目的について解説した。

これまでに世界24カ国で認められてきた同性婚。国レベルでの同性カップルの法的保護の制度が何もないのは、G7では日本だけだ。

https://www.huffingtonpost.jp/2018/11/29/same-sex-marriage-suit_a_23604105/

 

 

 

暴力的にデモをやったりするよりはるかに現実的、

という点でこの裁判には注目している

 

しかし、この弁護士さんたちというよりは、

ハフィントンポストなり活動家さんたちの主張なんだろうけど、

 

>これまでに世界24カ国で認められてきた同性婚。国レベルでの同性カップルの法的保護の制度が何もないのは、G7では日本だけだ。

 

という考え方は一旦棚上げした方がいいと思う

よそがやってるから自分も、なんていうのは考え方があまりにも幼稚だ

 

そしてこの手の主張をする人っていうのは、

どこの国も憲法改正をやっているんだから、

日本も憲法改正をやりましょう、とは

100%言わないのよな(笑)

私はこんな人たちの主張は聴くだけ無意味だと思っている

 

で、この記事の中に興味深い記述がある

 

■パートナーシップ制度では不十分なのか

同性婚と比較されるのが、登録パートナーシップ制度だ。日本でも2015年に東京都渋谷区と、世田谷区でスタートし、2018年11月時点で9の自治体がこの制度を設けている。

登録パートナーシップ制度は、同性カップルの法的保護の必要性を知らしめたが、婚姻と同等の法的効果はない。そのため、異性カップルが受けられる、法的な恩恵の多くを受けられないのが現状だ。

また、もし登録パートナーシップ制度が婚姻と同じ権利を有するものだとしても、制度が異なること自体が人を区別するものであり、同性愛者差別の温存につながる可能性がある。

「登録パートナーシップは、『黒人と白人が同じ電車に乗れるけれど、車両が違う』というような状態です。制度が違うことこそが、差別。真の平等を実現するには、同性カップルの婚姻と、異性カップルの婚姻が同じ制度でなければ意味がありません」と上杉崇子弁護士はコメントした。

ポイント3:登録パートナーシップ制度では、結婚と同じ権利は保証されない。制度を分けること自体が差別になる

 

>もし登録パートナーシップ制度が婚姻と同じ権利を有するものだとしても、制度が異なること自体が人を区別するものであり、同性愛者差別の温存につながる可能性がある。

>登録パートナーシップは、『黒人と白人が同じ電車に乗れるけれど、車両が違う』というような状態です。制度が違うことこそが、差別。真の平等を実現するには、同性カップルの婚姻と、異性カップルの婚姻が同じ制度でなければ意味がありません

 

「制度が違うことこそが、差別」と断言し

「同性パートナーシップ制度」を明確に批判しているのが実に興味深い

 

私自身は長らく同性婚の実現を願ってきたが、

「同性パートナーシップ制度」というのはいきなりふいに現れた、

そんな印象がある

え、同性婚はどこ行っちゃったの???てな感じ

 

 

 

この制度ができた2015年まで、

活動家さんはシンプルに同性婚の実現を目指していた、

と思うのよな

 

しかしながら賛同してくれる政治家が野党側ばかりなもので、

どうしても憲法が絡んでくる同性婚からは逃げて、

「同性パートナーシップ制度」に走ったというのが私の見方

 

この時点で活動家さんたちはとっくに「迷走」していたのだろうけど、

あまりにも賛同者が少なかったもので

焦りから暴走していったのかな、

なんてことも思う

 

実際、2015年までは活動家さんが何を主張しても、

具体的な数字が表に出てくることは何一つなかった

当事者としても、活動家の主張があってるか、間違っているか、

なんていう判断のしようがなかったのだ

 

自分のまわりのゲイはほとんどカミングアウトなんかしてないし、

同性婚も話題にはならないけど、

東京あたりじゃずいぶん話が進んでいるんだなあ、

世間の同性愛者はこんな制度を求めていたのか、

と、私なんかは考えていた

 

そんなもので私は「同性パートナーシップ制度」というのは、

非常に興味を持って見ていたのだ

このブログを書き始めたのもまさにこの時期である

 

しかしながらこの「同性パートナーシップ制度」は、

皮肉なことに活動家さんたちが、

いかに当事者のことを考えず、

適当なことをやってきたかということを

図らずも証明してしまった(笑)

 

そもそも申請する人が絶望的に少ないし、

誰がどうみても「失敗」としか言いようがない

 

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結論からいえば、当事者の大半はこんな制度を求めていなかった、ってことだ

にも関わらず、活動家も自治体も絶対にこのことを認めず、

さらに全国展開しようとしている意味が分からない

 

これに対し、同性婚に関しては、

求めている人だっていると思う

そういった意味では、この裁判というのは実に興味深い

 

同時に楽しみな点があるとすれば、

野党の反応だ

 

野党第一党であり、

尾辻かな子さんが所属、また次回の参院選に石川大我さんを擁立する

立憲民主党同性婚に関する憲法解釈は以下のようなもの

 

憲法24条1項は、「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し」とされているため、同性どうしの結婚はできないようにも読める。

しかしこの条文は、結婚相手を強制的に親が決めたり、戸主や親の承諾を必要とする戦前の「家」制度から、婚姻をするかどうか、婚姻をだれとするかを本人の自由意思に解放する趣旨である。そうだとすると、異性婚は両性の合意のみによって成立することを定めたものと制限的に理解すべきであり、同性婚について禁止する規範ではないと考える。https://cdp-japan.jp/policy/constitution

 

要するに今回の弁護士さんの主張と同様と考えていい

ではこの裁判が最高裁まで行って

同性婚できないのは合憲」と判断されたとき、

果たして立憲民主党は「改憲」と言ってくれるのだろうか

 

立憲民主党がクズ政党であることを明らかにするためにも、

ぜひ最高裁まで行って敗訴してほしいな、

と切に願っている(笑)

 

 

 

高齢者夫婦みたい、と笑われるかもしれないけれど

旦那と車で少し遠出して、

どっかで温泉つかって、

その土地の美味しいもの食べて、

道の駅や産直市場で野菜をたんまり買って帰る、

週末の過ごし方はいつもそんな感じだ

 

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旦那と私は恐ろしく趣味が合わず、

同じアーティストの曲を聴く訳でもないし、

みたい映画は180度違うし、

好きな食事も180度違う

 

旦那はゲーム大好き人間だけど、

私は一切やらないし、

旦那は一滴も飲まない下戸だけど、

私はアルコール依存症だし、

旦那はこれまで1本もタバコを吸ったことがないけれど、

私はヘビースモーカーだった(一応過去形)、

 

と、何もかも違う旦那と私が見つけた週末の過ごし方が、

日帰り温泉の旅だった

 

運転は私で、

旦那は助手席でずっとゲームをしている

車内では長らく旦那が大ファンである倖田來未さん、

または安室奈美恵の曲がエンドレスで流れていたが、

最近は共通でハマっている米津玄師さんに変わった

来年そうそうに行われるライブのチケットも確保した

 

2人で暮らすようになって、

どっちかの趣味に合わすという訳ではなく

2人で共通で楽しめるものを見つけるようになったのよな、

なんてことは思う

 

で、温泉に行くと、

多くの方が夫婦ないしカップルで来ているのだろうけど、

浴室が男女別なもので、

男風呂にいる男衆というのは所在なさげに湯に浸かる、しかない

どんなに美しい景色が露天風呂から望めても、

その感動の一瞬を男女はなかなか共有できない

これに対し、ホモカップルというのは常に感動を共有できる

 

さらにめったにないことであるが

ごく稀に若くて美しい肉体の持ち主が浴室に現れることもある

「ああ、何て美しい胸筋なんだろう、、、」

と、私なんかはついうっとりして見てしまう

 

こんなとき、私なんかはつくづく思うのだ

 

あー、ホモで良かった、と

 

これ、けっして強がりでも何でもなく、

本心です(笑)