うちの旦那はオネエ様

地方在住、ホモのひとりごと

早朝5時の目玉焼き

高校出てからふらふらといろんな仕事をしてきて、

ついでにいろんなところに出掛けて、

多くの人と接してきたけれど、

つくづく思うのは「怒ってる人は損だ」ってことか

  

 

 

 

私は20代の頃は基本的に調理の世界にいたもので、

あってはならぬことだけど、

料理に髪の毛が入っていたとか、

味が何かおかしい云々という話は少なからずあった

 

回転寿司屋の店員をやってたとき

カウンターで気難しそうな表情で寿司を食べておっさんがいきなり

「こら、兄ちゃん、こっちこい!」

とか言い出して、

行ってみたら皿に髪の毛がついてて、

私も厨房の中のスタッフも坊主なんだけど、と思いつつ

おっさんの怒りがおさまるまで平身低頭あやまって、

その一皿分は差し引いて勘定して帰ってもらった、なんてことがあった

 

一方で「兄ちゃん、ちょっと」

と穏やかな表情のおっさんに呼ばれたらやっぱり髪の毛がついてて、

その時は中のスタッフに心当たりがあるぞと思い(笑)

おっさんは「気いつけや」と穏やかにいってくれたもので、

私は申し訳ありませんと言って皿をそっと下げ、

代わりに特上の大トロをそっと出した、なんてこともあった

 

その後は運輸の世界に転職したもので、

それこそトラブルなんて日常茶飯事であったけど、

「怒ってる」お客さんに対してできることなんて「あやまる」ことだけで、

結局のところ双方にとって何のプラスにもなっていないことが多々あった

 

悪天候で運休になって

「この後会議にでなきゃならねんだ!どうしてくれるんだ!」

と一方的に怒鳴られてもどうしようもない

 

しかしながら冷静に

「ごめん、どうしても◯時に△△に行かなきゃならないんだ」と言われたら、

「社用車で送りますのできてください」と答えることだってできるのよな

 

そのトラブルによって生じる困難なことを

きちっと指摘してくれればこちらはいくらでも対処できる

冷静な方というのはこっちに考える余地を与えてくれるものだ

でも、すぐに「怒っちゃう」人はそんなことすら分からない

 

すぐに怒っちゃう人って、

基本的にあまり普段から怒られるっていう経験をしていないんだろう

ついでに自分に自信がないんだろうな、と思う

日ごろから必要以上に自分を強く見せようとしているから

プライドばかり高くてすぐに怒っちゃうのだ

 

「会議に行けないと困る!どうしてくれる!」

などと駅員に怒鳴るような人は、

その会議が自分がいなくても成立しちゃう、ってことを恐れているのだろう

「絶対に出勤しなきゃいけないんだ!何とかしろ」

と怒鳴る人も同様である

 

まともな人なら駅員に怒鳴る前に

部下なり上司なりに連絡して対策を練るものだろう

私はいつも怒られながら

「この人がいない方が会社は平和だろうな」と思っていた(笑)

 

そういった視点でみていると、

「怒ってる」が哀れな人に思えてくる

 

 

 

これは何かと「攻撃的」な人にも共通していえることだ

 

世の中それこそ十人十色、

いろんな考え方があって、

一定のルールのもとに妥協しながら生きている

 

そして、よりよくするための「議論」や「批判」は大切なことだと思う

 

しかしながら、頑なに自分の考え方に固執し、

自分の考え方と違うからといって、

何かと攻撃的になる不思議な方が世の中には存在する

 

そもそもだけど、

何かをやり遂げようという人は、

多少の批判なんて気にもせず、ただひたすらわが道を進んでいくものだと思う

 

その姿勢に共感して、賛同者が増えていくものではなかろうか

 

私は同性愛者なもので、

同性愛者の世界で眺めていると、

同性婚の成立を目指します!」という運動をしている方がいて

その目標のためにただただ頑張って運動に励めばいいだけなのに、

この方々は同性婚に批判的な人に対し、なぜか攻撃的になったりする

 

さらに今現在同性婚の成立を目指す方々というのは

改憲なしの同性婚」を求めていて

改憲して同性婚を!」という方々に対しても

なぜか攻撃的になっているのよな(笑)

 

目標とすべきところは同じはずなのに

「やり方が違う!」とばかりに

人格否定とも言えるような攻撃を延々と続けている

 

もはや意味不明、としか言いようがない

 

しかしながら、どうして彼らがこれほどまでに違う意見に対して攻撃的なのか、

ということを考えると、

単に自分の考えに自信がもてないから、という結論に行きつく

 

自信がない人ほど怒りっぽく、かつ攻撃的

野党の政治家なんかもみんなそうですよね(笑)

 

自分の考え方に確固たる自信があるのなら、

いちいち他人を攻撃する必要性なんてゼロなのよな

 

違う意見に接しても

「あー、こういう考え方もあるのだな」

で終わりだし、

なにか言いたいことがあるなら

「あなたはこう述べてますが、私の考えはこうです」と告げればいい

 

しかしながら彼らは名指しで攻撃し罵倒するのに終始する

 

それにこんなことをやっても誰のプラスにもならないはずなのに、

誰ひとり止めようとしない

 

同性婚訴訟にしろ、LGBTに関わる運動にしろ、

なんだけど、

当事者の側からも「反対」の声がでちゃうというのは、

訴訟や運動に関わっている方の「本気度」が見えてこないから、なのよな

 

本気で真面目に取り組んでいるのなら、

違う意見を攻撃するのではなく、

そんな彼らをも取り込んでいく、そんな意気込みをみせなはれ

 

みなさんはいつも怒ってたり、攻撃的であったりしますけど、

単に自分たちの主張に自信のない現れですよ

だからこそ当事者の支持を得ることができない

 

まもなく元号も代わりますし、

どうせやるなら本気でやってみてはいかがですか?

申し訳ないですけど、みてて哀れになってきますよ

 

 

 

LGBT云々の方は生きづらいだの

差別されているだのあれこれ怒ったり攻撃しまくったりしているが

私のもっぱらの悩みは「毎日旦那に何を食べさせるか」である

 

仕事以外の時間において考えていることなんて9割方このことだ

あとの1割がエロのこと(汗)

生きづらいなの差別されているなんて考えている暇はない

そんな暇がある彼らがうらやましくて仕方ない

 

旦那と出会ってしばらくして、

旦那の悩みが「便秘」であることを知った

 

私は便秘というのは女性特有のものであると思っていたし、

さすがオネエだなあと当時はつい笑ってしまったものだけど、

実は笑えない状況にあると気づいたもので、

一緒に暮らすにあたってまず真剣に考えたのが食生活の改善だった

 

当時の旦那は一人暮らしで一応自炊はしていたけれど、

どうしてもコンビニに頼りがちになっているし、

コンビニの弁当だけじゃ足りなくてその後にお菓子ばかり食べてるし、

そこで甘いジュースばかり飲んでいる、

にもかかわらず「ガリガリ」で「便秘」なのよな(笑)

 

そんでもってやったのが「ちゃんとしたごはん」を食べさせること、

かつ「白米」を「玄米」に変えることだった

 

効果はてきめんだったみたいで、

旦那の便秘は見事に解消、

私ももともと太りやすい体質だったけれど、

以前ほどは太らなくなった

 

やはり食事を意識するのは大切なことだな、と思う

 

私が目覚まし代わりにしているのは

台所で「ごはん」の炊きあがりを知らせるアラーム音だ

「アマリリス」の音が流れる

 

弁当用のおにぎりをつくり、

その後に朝ごはんの準備にはいる

 

朝ごはんの目玉焼きは私が半熟で、

旦那は両面焼き

今やめんどくさいとも思わない

気分次第でだし巻きになったりもする

 

皿にキャベツの千切りを盛り付け、

ハムを添えて目玉焼きを乗せる

今朝の味噌汁の具は「なす」と「しめじ」

この具材もその日の冷蔵庫の中次第

 

asagohan.jpg

 

旦那を起こしてから玄米ご飯と味噌汁を碗によそう

 

ちなみにこの日の朝ごはんを食べたのは5時で、

旦那が車で10分もかからない職場に出勤していったのは5時50分

帰宅するのはいつも21時すぎ

ゴールデンウィークの休みは土日のみ

おまけに次の土曜日も午前中出勤だそうな

 

ブラック企業というのはオソロシイ、と思いつつ、

私は今晩何を食べさせようかと日々悩んでいる