うちの旦那はオネエ様

地方在住、ホモのひとりごと

説得力に欠けてるLGBT

www.huffingtonpost.jp

同性婚と夫婦別姓、2つの問題の共通点。訴訟の当事者らは「リアルにルールが追いついていない」と訴えた 

なるハフィントンポストの記事を読んだのと似たようなタイミングで以下のような記事に出会った

 

あまり先入観を持たずに読んでみてほしい

  

婦人問題企画推進有識者会議「夫婦別姓」を検討

婦人の地位向上を目指す首相の私的諮問機関「婦人問題企画推進有識者会議」(座長・高橋展子元駐デンマーク大使)が31日午後、総理府で開かれ、夫婦が結婚後も元の姓を別々に名乗る「夫婦別姓」制度の検討を始めた。

会議でヒアリングに招かれた法務省民事局は「有力な検討課題の一つだ」と指摘、法制上の問題点などを法制審議民法部会の身分法小委員会で検討することを明らかにした。

結婚後、姓をどう名乗るかについて、米国、英国、中国などでは「別姓」が認められている。しかし、日本では民法750条で「夫婦は、婚姻の際に定めるところに従い、夫又は妻の氏を称する」と規定、ほとんどの夫婦が夫の姓をそのまま使っているのが実情。

この日の会議では、フランスやデンマークなどの例も紹介され、「夫婦別姓を認めないのは女性差別に通じる」「ぜひとも検討すべきだ」と夫婦別姓の積極推進論が大勢を占めた。《北國新聞

 

これは金沢の北國新聞に掲載された記事なものであるから、

発信元は共同通信、恐らく全国の地方紙にも同じ記事が掲載されているであろう

ポイントはこれがいつの記事かってことである

 

 

 

「婦人問題」「総理府

なんて出てくるから古い記事だって分かった方もいるかもしれないけれど

上記の新聞記事は平成2年8月1日付の北國新聞から転載したもの、

すなわちこの記事に出てくる会議は

平成2(1990)年7月31日に行われた、ということ

 

平成20年じゃないですよ、

平成2年です

私がまだ高校生の時の記事(笑)

 

記事内に「首相の私的諮問機関」とあるけれど

当時の首相は海部俊樹さんで

平均株価なんで3万円台、

世界に目を向ければまだ「ソ連」も「東ドイツ」も「西ドイツ」もあって、

この数日後にイラククウェートを侵攻する、って日の話

 

要するに「夫婦別姓」云々というのは最近になって取り沙汰された話しではなく、

平成の初期には既に話としてあった、ということ

 

当時なんてそれこそ土井たか子氏率いる社会党に元気があって

「マドンナブーム」云々と女性の政界進出が一気に進んだような時代、

夫婦別姓」なんていう話を進めるには、

これ以上適した頃はなかったのではなかろうか、なんて気もする

 

しかしながらまもなく平成も終わろうとしているにもかかわらず、

さっぱりこの話が進まないのは

単に世間の関心がないってことであろう

 

結婚したいのに別々の姓でいたい、

という感覚もいまいち私には分からない

 

で、この北國新聞の記事に「差別」って言葉が出てくるが

これが「夫の姓を名乗る必要があるなら」女性差別だと思うけど、

 

日本では民法750条で「夫婦は、婚姻の際に定めるところに従い、夫又は妻の氏を称する」と規定

 

とあり

要するに別にどっちの姓を名乗っても良いわけで、

私の周囲にも嫁さんの姓を名乗ってる方は何人もいたりするし、

差別云々というには説得力に欠けるという気がしなくもない

 

説得力に欠けるからこそ、

全然話しが進まないんだろうなって思うのよな

 

これは同性婚にも言えること

 

冒頭のハフィントンポストの記事を読んでも、

どうして同性婚が必要なのか、という説得力が根本的に欠けている

 

小学生が結婚できないのはおかしい!

って言ってるのと、基本的に変わらないレベルであるように思う

 

こんなことを書けば

「差別だ」「勉強不足だ」なんて言われるのかもしれないけれど、

冒頭の記事に出てくる方々も含め、

同性婚云々と言ってる方々は

周囲に分かってもらう努力を何もしていないのよな

 

あくまで自分の考えを述べているにすぎないってことに何ひとつ気づいていない

 

世間は「夫婦別姓」や「同性婚」に反対云々というわけではなく

そもそも関心がないというのが現実であろう

反対って言ってくれる方はむしろ「関心がある」わけで、

彼らをいかに説得できるかってことが大事なんだと思う

 

にもかかわらず、同性婚の推進者っていうのは

「反対」の声を挙げてくれる方を

片っ端から敵認定してしまう(笑)

 

夫婦別姓」や「同性婚」が認められない、

議論にもならないのは

社会は悪いとか、

日本が遅れてる云々っていうのではなく、

同性婚夫婦別姓を求めている方の説明が足りない、

本気度が足りないだけの話であるとつくづく感じる次第

 

仲間うちで集まってうだうだ文句言ってる暇があるなら、

社会に対して「夫婦別姓」や「同性婚」の必要性について、

もう少し丁寧に説明してはいかがなものか

 

まもなく「平成」が終わり「令和」が始まるが

「令和」が終わる頃にも似たようなことをやっているような気がしなくもない

 

IMG_6047.jpg

 

 

 

ドラマ「きのう何食べた?」の放送が始まった

私が住んでる地方にはそもそもテレビ東京系列の局がないもので、

そのうちDVD化でもされたらまとめて見るか、なんて思ったけど、

今の御時世、ネットで普通に視聴できるのね

何つうありがたい時代かと思う

 

原作の第一話の世界がそのまんま再現されていて、

なかなか満足度も高かったのだけど、

印象的だったのは主人公のシロさんが母親との電話で

「あのひとたちとは違う!」みたいなセリフがあったことか

めっちゃ分かるわ(笑)

 

で、旦那とこのドラマを見た翌日、

帰宅した旦那の手元の袋には「ハーゲンダッツ」が2つ入っていた

旦那は「コンビニで買ってきた」と言い、

私は「アルビス(こっちのスーパー)なら4割引だった」と言い、

旦那は「これはコンビニにしか売ってない奴なの」と言った

 

我が家だけでなく、

きっとこのドラマを見た多くのゲイカップルがハーゲンダッツを食べたことだろう(笑)

 

ちなみにこの日の我が家の夕食は

焼きサバ、もやしとニラの炒めもの、ひじきと大豆の煮物、納豆に玄米ごはん

書き出してみるとちょっと渋すぎるかな、

てな気もしなくもないww