活動家のみなさん、いったい何を「理解」してほしいのですか？
LGBT(性的少数者)の理解を深めてもらうイベント「福井にもいるんやざ! LGBTQ」が10月20日、福井県福井市中央1丁目の広場「ガレリアポケット」で開かれた。主催者でゲイ(男性の同性愛者)のかずえちゃん(35)=福井市出身=ら当事者が、周囲にカミングアウト(告白)しにくい社会の現状を訴え「特別視せずに、一人の人間として、普通に接してほしい」と呼び掛けた。
かずえちゃんは、当事者が集まり交流を深める催しを都内で定期的に開催。県内でのイベントは初めて。
トークライブを行い、かずえちゃんを進行役にゲイのカップル、身体の性と自己認識の性が一致しないトランスジェンダー3人の計5人が思いを打ち明けた。
性自認が女性という参加者(60)=福井市=は「途中までは男をやっていたが、今は女性として生きている。妻も私のことを男とは思っていない」と話し「社会にはいろんな人がいる。その一部だと思ってほしい。気を使われるより、突っ込んで質問された方が楽だったりする」と笑顔で呼び掛けた。
20代のゲイの男性は「20歳までは誰にも言わず過ごしてきた。学生の間は逃げ場がないのでカミングアウトは難しい」。数カ月前にゲイであると家族に打ち明けたが「友達に話すのは今でも抵抗がある」とも語った。トランスジェンダーの一人は「小学6年生の時、友達に打ち明けたら周りに言いふらされた」という過去を打ち明けた。
カミングアウトをしたときの周囲の反応について、ゲイの男性は「今まで仲良くしてきた人にはそのままでいてほしい。僕にとっては友達のままだから」と話した。「当事者のコミュニティーがもっと増えてほしい」といった声もあった。【福井新聞】
かずえちゃんというのは福井市出身のユーチューバーで、
先日のバーベキューでもこのイベントの話が少し出てたもので、
この話題に触れるのはどうしようかなあ、
と、少しは考えていたのだけど、
やはりとりあげてみることにする（笑）
この福井新聞の記事だけだとイベントの内容はいまいちつかめなかったもので、
このイベントを取り上げた福井テレビの動画も
（かずえちゃんのインスタグラムで視聴できる）
ひととおり確認した
あらためて思うのは「LGB」と「T」は分けて考えなきゃ、
ってことだ
かずえちゃんも私なんかも
ゲイなんて単なる男好きの男にすぎず、
別に社会生活に支障をきたすようなことはない
これに対し、「T」の方っていうのは、
抱えているものがあまりにも違いすぎる
少なくとも「ゲイ」や「レズビアン」がいることは、
福井市の方だって多くの方が知ってると思う
ただ、隣にいるなんて思っていない「だけ」だ
これに対し、記事や映像にも取り上げられているのだけど
トランスジェンダーの方々に関しては、
ほとんどの方が、、、当然私自身も含めて、
何ら知識を持ち合わせていない、と思うのよな
ゲイのユーチューバーである「かずえちゃん」は、
それなりに福井では知られた存在である訳で、
かずえちゃんのような方が
「トランスジェンダーの方のことを知ってもらう」
そんなイベントであったなら意義があったと私は思う
私がこのイベントの映像を見た正直な感想は
「かずえちゃんは、ゲイとして何を理解してほしいのだろう」
ただ単に、この一点だけだった
かずえちゃんに限らず、
LGBTの活動家のみなさんは
「理解してほしい！」そんなことを言い続ける
そのわりに、この福井新聞の記事を読んでもなんだけど
「何を理解してほしいのか」
それがさっぱり分からないのよな
「理解」を辞書で引くとこう書いてある
① 物事のしくみや状況，また，その意味するところなどを論理によって判断しわかること。納得すること。のみこむこと。「内容を正しく―する」「―力」
② 相手の立場や気持ちをくみとること。「―ある態度」「相互の―を深める」
③ 道理。わけ。また，道理を説いて聞かせること。「義理ある兄貴の―でも」〈人情本・軒並娘八丈〉 →理会
④ →了解に同じ。〔同音語の「理会」は物事の道理を悟ることであるが，それに対して「理解」は物事の意味・内容をわかることをいう〕
「分かる」っていうのは
「うんうん」とうなずくレベルの話で、
「あー、めっちゃ納得できる！」
って言ってもらえて初めて「理解」ってことになるのかな、
というふうに私は考えている
少なくとも日本国民の大多数は
同性愛者がいることは知っている、分かっているだろう
なら「福井にもいる」ってことを分かってほしいのかな
なんてことも思ったのだけど、
「福井にもいる」ことを理解してほしいとなれば
「うーむ」とならないか
私が世間に対し「分かってほしい」ことを挙げるとすれば
「ホモも単なる男です」ってことくらいなのよな
理解してほしいことなんて何ひとつない
だって考え方なんて「人それぞれ」だからだ
家族であろうが兄弟であろうが親友であろうが、
みんな違ってあたりまえなのだ
「私たちはお互いに理解しあっている」
なんて口にする夫婦なりカップルがいれば
申し訳無いけど、私は単なるバカだと思う
仮に思っていても口にすることではない
私と旦那も何年か一緒に暮らしているけど
私が旦那のことを理解しているかといえば「NO」なのよな
ついでに旦那が私のことを理解しているかといえば「NO」である
具体的には書けないが
少なくとも私の性的嗜好について旦那は完全に拒絶反応を示している
旦那には理解してほしかったけど理解してもらえない（笑）
私は立憲民主党のことが嫌いだけど、
旦那はもしかしたら支持者かもしれない
私は旦那のことをホモだと思いこんでいるが、
実はバイセクシャルかもしれない
私は実は旦那のことを何も知らないし、
旦那のことを理解しているなんて口が裂けてもいえない
実際はそんなもんじゃないのかな？
＞「特別視せずに、一人の人間として、普通に接してほしい」
私のノンケの友人や後輩なんて
「おー、久しぶりやのー。彼氏、元気か？」
みたいな感じだけど（笑）
私が常日頃から普通に生きてるホモと、
活動家の主張に温度差を感じてしまうのは、
悩んでいること、
考えている内容が根本的に違うのよな
社会との関わり方とかを考えている方、
要するに活動家ならびにその信者の方々って、
根本的に「ゲイである」自分を認めたくないだけだよね
だから「生きづらい」と考えるのは当然のことなのだ
そして「生きづらい」ってことが金になる、
そう気づいた方々が金儲けのために
ひたすら「生きづらさ」を演出している、
それが現在のLGBTという名の虚像なのだろう
ゲイであることが「生きづらい」のなら、
その解決方法は
ゲイであることを「認める」それしかないのよな
でも活動家の方々は「生きづらい」ことが金になると分かったら、
絶対に認めるわけにはいかない
普通のゲイっていうのは、
きちんと自分がゲイであることを認めているから、
ゲイであることを悩むのではなく、
ゲイとしてどう生きるかを考え、悩んでいる
だから、普通に生きてるゲイの一番の悩みって
「いかにゲイにモテるか」ってことじゃないのかな（笑）
SNSを通じて誰かに会ったり、
ゲイバーに行ったり、
ハッテン場でリアルに裸の付き合いをすれば、
誰しも「自分に足りないものは何か？」ってことを考える、
そんなもんじゃないのかなと私は思う
実際に言われたこともあるのだけど、
私のような「チビ」とか、
旦那のような「ガリ」って、
ホモの世界じゃあんまり需要がないのよね（笑）
しかしながら
「ガリ」っていうのは努力次第で意外と克服できるもので、
つい数年前まで「ガリ」だったのに、
久々に会ったら「マッチョ」になっていた、
なんていうのは多々お見受けする話であったりする
旦那は「ガリ」の部分はあえて変えようとしないけど、
誰かしら集まる場があればオネエキャラを全開にして、
盛り上げキャラに徹している
それは旦那なりの「ホモの世界において」の生き方なのよな
そんでもって、私もチビの部分はどうしようもないけど、
せめて裸になっても恥ずかしくない身体ではいようと、
あれこれ努力していたこともあった（過去形）
で、嗜好の部分で怪しげで楽しい方々と出会うこともできたww
こんな感じで、
自分がゲイであることを認めることができれば、
いかにゲイとして楽しく生きるか、
そう考えるのはごくごく当然の流れではなかろうか
私自身、いろいろ悩んできたこともあったけど、
今となってはつくづくホモで良かったって思ってる
冷静に考えてみなって、
40代半ばのノンケなんてみんな抱えるものが多すぎて必死だよ
私がノンケならさぞかし辛い毎日を送っていたであろうと思われる
あと何年生きることができるかわからないけれど
今の旦那と、
毎日アホなこと言いながら、
布団奪い合いながら、
ケラケラ笑いつつ毎日を過ごしたい
ついでに生まれ変わっても、
日本人のホモでありたい
私はそう考えているんだけど、
活動家のみなさんはどうなのかな？
私はかずえちゃんだけに問うつもりはない
けど、本当に活動家のみなさんに教えてほしいのよな
あなた方は
いったい何を理解してほしいの？
