うちの旦那はオネエ様

地方在住、ホモのひとりごと

石川大我さん、もうやめなよ

 

今日もホモのひとりごと

前の男と別れてなんとなく落ち込んでいたある日、

ホモの友人が私を飲みに誘ってくれて

「大丈夫、ホモに捨てるとこなし、きっとあんたみたいな男でも好きになってくれる人がいる」

と言った

 

後から考えれば「あんたみたいな男でも」ってずいぶん失礼な言い方かもなあ、

なんて気もしたが、

幸いにも直に今の旦那と出会い、

その後一緒に暮らしている

ゲイバーで隣に座ってた別のグループの子が

「ホモの世界で需要がないのってガリとチビだよね」

なんて言っているのを耳にした

ちょっと太めの私のタイプからほど遠い男

 

その時、私はカウンターの椅子に座っていたもので、

その子にしてみれば私がチビであることなど分からなかったのだろう

私がトイレに行こうと席に立った瞬間にギョッとした顔をした

私と旦那はまさしくチビとガリである

ホモの世界で最も需要のない2人が、

お互いに「クーリングオフの期間は過ぎた」との認識のもと、

手をとりあい、社会の底辺で生きている

私と旦那は性格も考え方も趣味嗜好に至るまで、

ことごとく正反対と言っていい

 

今はたまたま吸ってないが私は愛煙家であり、アルコール依存症である

旦那はこれまでタバコを口にしたことはなく、下戸である

 

私はパチンコその他ギャンブルを一切やらないが、

旦那の「ちょっと遊びに行ってくる」はパチンコに行くことを意味する

 

私はゲームの類をほとんどやらないが

旦那は無類のゲーム好き

週末など一日中スマホをいじり続け、しょっちゅう充電しているが、

私のスマホなど夜になっても90%くらいバッテリーが残っている

 

私は来来亭のラーメンが好きだが岩本屋のラーメンはちと苦手

旦那は岩本屋のラーメンが好きだが来来亭のラーメンはちと苦手

 

私は目玉焼きは半熟派であるが

旦那は目玉焼きは両面しっかり焼く派

 

私はアウトドア派であるが

旦那はインドア派

 

まあ何せ、笑っちゃうほどことごとく違うのである

共通点なんてお互いにホモだってことくらいでなかろうか

 

でも、何で一緒に暮らせるかと言えば、

お互いの考えを尊重しているから、

これに尽きる

 

さらに旦那と暮らすことによって交友関係も広がった

お互いに知らなかった世界を知ることができるようになった

考えが違うからこそ会話が成り立ち、

共に暮らしていけると思っている

私と旦那は付き合いだしてから今に至るまで、

喧嘩らしい喧嘩はほとんどない

そのかわり、話し合いはしている

真剣に話し合いをして、妥協点を見つけている

 

ただ、これは私と旦那のような1対1に限った話ではない

 

私は正直言って、ゲイの世界で意見の違いから喧嘩にまで発展する、

そんな光景を見たことがない

それぞれみんな個性豊かだから好き勝手なことを言っている

あーだこーだ言いつつも

不思議なほど丸く収まっちゃうのがゲイの世界なのだ

 

ただ、どうしても喧嘩腰になる方も少なからず存在する

そういった方にまわりはどう対応するかといえば、

ゲイに関していえば距離をおくようになる

だからやはり喧嘩にはならない

 

そんなもので私は最近の活動家さんの動きを見ていて思うのだ

ゲイ同士のコミュニティに馴染めなかった方々が、

LGBT活動家になったり、

そういった活動に心酔しちゃうんだろうなと

 

そして友人が言っていた

「ホモに捨てるところなし」は間違っていると

 

 

 

冒頭の石川大我氏のツイートを見て、

この方はまだこんなことをやっていたのかと

頭がクラクラしてきた

 

周囲に誰も彼を止める存在っていないのだろうか

豊島区議会の方々とかさ、事務所のスタッフとかさ、

いろんな方に日々接している訳だよね

 

「石川さん、もうやめなよ」って誰もいわないのかな

「やれやれー」って声だけなのかな

それならそれで、石川大我氏は気の毒な存在であるような気がする

 

石川氏はこう述べている

「本日、自民党前抗議。自民党杉田水脈氏はダンマリを決め込み、ほとぼりが冷めるのを待っている。電話、抗議文、集会、デモ、路上スタンディングetc。あらゆる事をやっていこう。まずは、今日集まろう!」

 

あらゆることに「対話」が含まれない、この恐ろしさ

 

自民党杉田水脈氏はダンマリを決め込み

 

私は杉田氏は会見なんかしちゃダメだと思う

だいたい記者がそろいもそろって馬鹿ばかりなんだから、反政府マスコミの思う壺である

それを踏まえ、ぜひ杉田氏には尾辻かな子氏、または石川大我氏に1対1の対話を申し入れてほしい

 

絶対に1対1だ

テレビカメラの前でやればいい

 

多くの視聴者が、尾辻氏または石川氏がいかに嘘で塗り固めた主張をしていたか、

目の当たりにすることであろう

頑なにLGBT活動家の主張を信じている人も、

一斉に目がさめることだろう

 

だからこそ「あらゆる手段」から「対話」が抜けているのだ

 

是非杉田氏側から対話を申し入れてほしい

かなり、面白いことになるであろう

 

そして、何より石川大我さん、

あんたこの先ゲイとしてどうやって生きていくの?

違った意見を認めないなんてやってたら、

誰もついてきてくれなくなるよ

 

これはLGBT活動家に心酔している方々にも言える

 

世の中みんな考え方が違い、

妥協しながら生きてるんだよ

 

今のままだと、

ゲイは誰もあなたの相手をしなくなっちゃう、

見捨てられちゃうよ

あんたが愛することができるのはゲイ、

愛してくれるのもまたゲイなんだよ

 

それでいいの?

わかってるの?

あんた正気なん?

 

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ボクは「自分とは何者?」ということを常に考えて思春期を過ごした。恋愛・友情・人生。いろんなことを考えた。そして、「ゲイ友」と出会った以降もいろいろと考え、新しい自分を発見した。その一端を知ってもらうことで、そしてそこにボクが見聞きしたゲイの姿をあわせて紹介することで、何か新しいモノが見えてくるかもしれない。

面白い友だちもたくさんいた。笑えるエピソードもたくさんあった。そこで見えてきたモノはきっと、多くの人にとって、役に立つ、生きるヒントにつながることがいっぱい詰まっていると思う。

多くの人にボクらのホントウの姿を知ってほしい。ここまで来るには長い道のりがあった。ときには涙し絶望した。書くのが辛い過去もあった。しかし、やっとすべでを話そうと思えるようになった。

 

石川さん、

あんた一度昔自分で書いた本を読み直してみなよ

 

頼むから本当にもう一度、

自分の書いた一字一句を読んでみなよ