政治家でも活動家でもなく批判家になった石川大我氏
同性カップルを夫婦と同じような関係として公的に認める「パートナーシップ制度」について、富山市の森雅志市長は2日の定例記者会見で「社会的要請があるとはまったく感じていない」と述べ、導入を検討する考えがないことを明らかにした。
同性愛者など性的少数者(LGBT)のカップルを認定するパートナーシップ制度は、東京都渋谷区が2015年に全国で初めて導入した。その後、札幌市、福岡市、大阪市などで導入され、さいたま市や長崎市などで検討されている。
森市長は、現状では導入した自治体が少数にとどまるとし、「社会的要請がそれほどないと考えるのが普通の見方。皮膚感覚としても、まったく感じていない」と導入に否定的な見解を示した。《読売新聞》
今日もホモのひとりごと
最近レインボーグッズの通販サイトみたいになってきているのだけど、
たまに同性パートナーシップ制度を利用した数字を発表してくれている
7月31日現在で215組だそうだ
東京都渋谷区が29組
東京都世田谷区が73組
北海道札幌市が48組
福岡県福岡市が22組
宝塚市の健闘ぶりが素晴らしいなあ(笑)
大阪市は7月9日に制度がスタートしたばかりであるから
少ないのも仕方ないとも見えるが、
この7月9日にすでに3組申請しているのよな
その後20日ほどで13組しか申請していない、とも言える
大阪市のサイトで人口を確認してみると
「平成30年7月1日現在の大阪市推計人口は2,723,100人となりました」とある
272万3100人、
うち8%が性的少数者であるなら21万7848人
申請したのが16組、つうことは32人
0.01468%といったところか
あの、大阪のような大都市ですらこんな数字である
参考までに4月24日の数字を再掲しておく
4月24日現在で
世田谷区が68組、
渋谷区が28組、
伊賀市が4組、
宝塚市が0組、
那覇市が19組、
札幌市が38組、
福岡市が11組で合計が168組だった
福岡市がこの制度を開始したのが4月2日であるから、
この2カ月ほどの間で倍増したのは福岡市だけかな(笑)
以上を踏まえ冒頭の富山市の森市長の記事に戻る
富山市はいろいろな問題で全国ニュースにもなってしまったが
森市長の「社会的要請があるとはまったく感じていない」という
この感覚は首長としてごく普通の感覚である、
そんな気がする
だいたい今現在同性パートナーシップを導入している自治体の首長に共通していえるのは
みんな「目立ちたがりや」ばっかりであるということか
首長としてたいした実績も残していないから
同性パートナーシップなんてものに飛びついているようにしか見えない
で、富山市の森市長に噛み付いた男がいる
東京都豊島区議会議員の石川大我氏である
【自民党のLGBT感覚】
— 石川大我 豊島区議会議員 (@ishikawataiga) 2018年8月7日
森雅志富山市長の分厚い皮膚感覚に悲しくなる。県議を経て2002年から市長職。「10年すれば権力は腐る」が持論だったそう。さて、県議時代はどの政党所属だっただろう?と調べてみた。そう、ご想像通りだ。政治を変えよう!! https://t.co/rXEvv2FQNc
>分厚い皮膚感覚に悲しくなる。県議を経て2002年から市長職。「10年すれば権力は腐る」が持論だったそう。
と、まあひどい書かれ方である
しかし長らく富山市民であった私からみれば、
この森さん、なかなかのやり手だからね
コンパクトシティに対する取り組みは全国から注目されているし、
この人の実行力がなければ富山市の公共交通なんて
旧態依然どころかボロボロになっていたと思われる
そういった実績が評価されているから合併前の富山市から現在に至るまで、
合わせて5期も市長を続けているのである
石川大我氏が豊島区のために何かの実績を残しているのか知らないが、
多くの富山市民が森さんの実績を評価していることは
肌感覚で分かることだ
>富山市の人口は42万。3万人のニーズを感じられない市長は失格だ!
私は旦那に富山に3万人もの性的少数者(うちらの会話ではこんな言い方をしませんが)がいるものなのかね
と尋ねてみた
すると旦那は「いるわけないじゃん」と言った
「性的少数者が進学や就職でいったん上京したら、こっちに帰ってこれる訳がない。遊ぶところもいっぱいあるし、私だってすぐにでも行きたいわ」
そう言われれば、
福井、石川、富山のゲイって金沢のゲイバーで飲む方が多々いるが
客層をみれば「転勤」や「出張」など仕事の都合で来てるって方が多い
地元出身の方って意外と少数派であるような気がする
旦那にしても実際そうなのよな
あくまで今の街に住んでいるのは「仕事の都合」
私と旦那が同居を始めたここ数年でも、
地元出身のゲイの子たちは何人も東京や大阪、名古屋に行ってしまい、
逆に大阪から就職のため来ていたゲイの子は、
転職して大阪に帰って行った
私は社員の大半が地元出身者ばかりの富山のそこそこ大きな会社にいたけれど、
8%が正しいのなら数十人いてもおかしくないにもかかわらず
(当然ゲイに限ればさらに減りますが)
ゲイバーでもイベントでもアプリ上でも、
会社の人間に一度も会った経験がなく
このことが不思議で仕方なかった
今となっては富山生れの性的少数者は
ハナから、地元の会社など最初から就職の選択肢になかったのかもしれないな、
なんてことも思う
それは、何処の地方でも同じであろう
全国的に性的少数者は8%いるかもしれないが、
地域別に数字をはじき出せば、ずいぶん数字は偏りが生れてくる、
そんな気がする
森市長は「社会的要請があるとはまったく感じていない」と述べているが、
そりゃそうだろう、
市民の要請がないものを市がやっても無意味である
私は市長の口からこの発言を引き出した記者に悪意を感じる
市民から要請がありました、そんな話があった上のことなら分かるが、
そんな話はこれまで一度も聞いたことがない
だいたい市長の独断で始めた宝塚市なんて
未だに「0」という素晴らしい記録を維持している
石川大我氏は「この制度にはたいして費用がかからないのだからどの自治体も導入すべきだ」みたいなことを言っているのだが、
たいして費用がかからないってことは費用がかかっている、
要するに税金を使っているということである
この感覚が一番の問題
何より石川大我氏自身が議員をやっている豊島区が導入していないにもかかわらず
他の自治体の首長を批判しているのだから意味不明としかいいようがない
最近の石川大我氏のツイートを眺めると、
ほんとびっくりするくらいの
揚げ足取りの批判で満ちており、
頭がクラクラしてくる
おまえの頭は朝日新聞でできているのか、
と突っ込みをいれたくなるほどの内容、
ここまでくれば病的である
さらに8日には長崎でも杉田氏に対する抗議デモを行ったとのこと
いつまで引っ張ってんやら
ただただ情けない
このデモの前日、石川氏はこうツイートしている
長崎に向けて羽田から出発します。
— 石川大我 豊島区議会議員 (@ishikawataiga) 2018年8月8日
明日にかけて長崎は鎮魂の静かな時間を迎える。今回の杉田水脈問題で傷ついた多くの人たちが癒し合える、そんな時間を17:30-長崎駅前高架広場で過ごせたらと思う。戦争で真っ先に迫害されるのはマイノリティ。皆さんと一緒に戦争とLGBTについても考えたい。 https://t.co/GjR5czZWYk
真面目に周囲の方は彼を病院に連れて行った方がいいのではないかと思われる
私がかつてその著書を何度も読み返した
石川大我氏は
もはや政治家でも活動家でもなく、
単なる批判家になりはてた
同世代の男として、
同じ同性愛者として
かつて応援していた自分が
ただただ情けなくなってくる
石川大我さん、
あんた、今みたいなこと続けていたら
ほんと周囲に誰もいなくなるよ、
いい加減、目を覚ましなはれ