うちの旦那はオネエ様

地方在住、ホモのひとりごと

初めて「同性カップル」とカミングアウトして引っ越ししてみた、を読んでみた

ひとつきほど前に松岡宗嗣さんがこんなツィートをされていた

 

私は素直によかったじゃないの、

と思っていていたのだけど

先日一連の流れが一本の記事になっていた

 

www.huffingtonpost.jp

 

男性二人の場合は大屋さんからNGが出る可能性があると言われ、「一つずつ確認していきましょう」と。第1希望の物件はやはり断られました。

ちなみに担当者の方によると男性二人が断られてしまう理由は「友人を呼んだりうるさい・近所迷惑・汚い」だそう。

一見しょうがないと思うかもしれませんが、しかし、2017年のリクルート住まいカンパニーの調査によると、不動産オーナーの約46%がゲイカップルに対して「入居許可をためらう/他の希望者をなるべく優先する」や「入居してほしくない」と回答しており、残念ながら「うるさい・近所迷惑」などの理由ではない部分による差別的な取り扱いが起きてしまっている現状があります。

 

「男同士お断り」なんて言ってくるような大家さんは、

仮に男同士でなくても住んでいるといろいろ口出ししてくる可能性が高いと思う

大家さんが面倒な人だと、本当にしんどいよ(笑)

 

 

ただ、大家さんにしてみればゲイカップル云々というよりは

ルームシェア不可」という考え方なのだ、とも思う

同性カップル」なんていうのは所詮他人同士にすぎない

 

www.homes.co.jp

 

以前、別の方がツイッター

「男同士で部屋借りに行ったら断られた。男女なら問題ないだろうに」

といった書き込みをされていたけど

男女でも「ルームシェア」なら断られたと思われる

 

それなら最初から「ルームシェア可」の物件を探せばいい「だけ」の話しだ

「2人入居可」が親族に限るのなら、

養子縁組をすればいい「だけ」の話である

 

養子縁組をしており、法律的にも親族として認められているゲイカップルが、

2人入居可の物件への入居を断られた、

というのであればこれでようやく「差別」と言えると私は思う

 

「差別」という言葉を軽々しく使う前に、

もう少し冷静になる必要があるのではなかろうか

 

一方でメディアに登場するLGBT界隈の人たちは、

もう少し、世間の印象をよくする必要があるように感じる

 

いちいち「差別だ」何だらと騒ぎ立てるような人に、

大家の立場なら部屋を貸すかと言えば

貸したくないというのが本音だろう

  

さらにLGBT活動家が「会社になじめず転職を繰り返しました」なんて言ってりゃ、

大家さんだって「貸したくない」と考えるのは当然である

 

実際にゲイに関しては恐ろしく「きれい好き」な方が多いのだし

(うちは例外)

部屋もきれいに使いますとか、

2人とも収入が安定しているので

家賃の滞納もありませんとか、

そういった「いい印象」を世間に持ってもらう努力は必要ではなかろうか

 

少なくとも、今のLGBT活動家の皆さんは、

大家さんが「貸したくない」と思う理由を増やし続けている、

ということに気づく必要があると思う

 


杉田水脈氏の辞職求め抗議 自民党本部前

 

と、まあ、あれこれ書いたけど、

一読して感じたのは、

松岡さんは自分自身の体験を書く時は、

実に素直で正直な文章を書く青年なんだなあ、ということか

 

何せいつもの「刺々しさ」がゼロである

 

普段、あれやこれやと毒を吐きまくってる松岡さんの方が、

きっと「作ってる」松岡さんで、

こっちの松岡さんの方が本来の松岡さんなんだろうな、と思う

 

おそらく、松岡さんはLGBTの呪縛から解けつつあるのではなかろうか、

そんな気がしている

でなければ、こんな素直に自分と向き合った文章なんかかけるはずがない

 

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私がついつい松岡さんのツィートをチェックしてしまうのは、

私自身がつい数年前まで松岡さんと全く同じことを考えていたから、

なのよな(笑)

 

私自身、つい数年前まで

「あれはできない、これはできない、同性婚できないのは差別だあ!」

なんて考えていた一人である

 

それが、今の旦那との生活を通じて、

いろいろと考え方が変わっていった

 

人から聞いた話を鵜呑みにするのと

実際に自分がやるのでは雲泥の差があるものだ

 

おそらく、今の松岡さんもそういった過程にあるのではなかろうか、

なんてことを察する

 

松岡さんには、ぜひ、パートナーさんと共に、

「できない」と信じていたことを「できました」

に変えていってほしいなあ、と願っている

 

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ただ、今回の松岡さんの記事で一番衝撃的だったのは以下の記述

 

私はパートナーシップ制度を導入している自治体に住んでいますが、「パートナーシップ制度を利用した方が良いですか」と担当の方に聞いても、「わからない」という回答でした。

 

そもそも松岡さん自身がパートナーシップ制度を有効活用していない、

ということですよね(汗)