うちの旦那はオネエ様

地方在住、ホモのひとりごと

松岡宗嗣さん、このままでいいのかな?

 

世の中のホモの皆さんはいったいどのタイミングで自分がホモであると自覚するのだろうか?

私は中学の時には「男の裸」にしか性的な興味を持てないと分かっていたが、

特定の誰かを好きになった、という訳ではなかったもので、

なかなか「同性愛」という言葉には結びつかなかった

 

たぶん、だけど高校生の時に「ホットドッグプレス」という雑誌が

ゲイの世界を取り上げて、

そこで初めて「雑誌」や「ビデオ」が存在することを知った

 

私は電車に乗って街にでかけ、

中高生にもエロ本を売ってくれるとしてよく知られていた

商店街の裏通りにある小さな書店で「薔薇族」を買った

 

その時点で自分は「ホモ」なんだなあ、ということは自覚したけど、

それでも否定したいところはあって、

女性ともお付き合いしたりもして

でも下半身は正直で(笑)

 

にも関わらずなかなか踏み出せなかったのは

男同士のセックスにめちゃくちゃ拒絶反応があった、というのもある

ネットで見れば「タチ」だの「ウケ」だの、そんな言葉が出てくるが、

自分にはどっちも無理だと諦めていた

 

男同士のセックスに興味が持てないとなれば

自分はホモではないのかもしれない、

あー、いったい自分は何者なんだ、、、、、

と真剣に思い悩んだ

 

で、尾辻かな子さんの「カミングアウト」を読んで

ようやくこっちの世界にデビューして、

男性と実際に関係をもってようやく

「やっぱり自分はホモだったのだなあ」と確信したのだった

 

長らく20代後半のことだと思っていたが、

真面目に考えたら30歳過ぎていた

かなり「遅咲き」といっていいかもしれない

 

さらに私が親にカミングアウトしたのは30代も後半になってからだ

 

てなもんで、

若いうちから自分をゲイであると認め、

そうそうに親にカミングアウトした、って方を私は素直に尊敬してしまう

 

代表格が冒頭のツィート主である松岡宗嗣さんである

 

 

 

冒頭の記事をみていこう

 

タイトルは

“「LGBTを切り口に、世の中の「当たり前」を疑う

多様な性のあり方について情報発信する松岡宗嗣さんに聞く“”

となっている

 

このインタビューの冒頭、

「現在、どんな活動をしているのですか?」という問いに対し、

松岡さんは以下のように答えている(抜粋)

 

ma1.jpg
http://www.asahi.com/dialog/articles/12019887

学校や自治体、企業などでLGBTに関する授業、講演・研修などもしています。そこでは、LGBTに関する基礎知識や、当事者がどのように生きているのかなどについて話します。例えば学校では、授業を通して、LGBTを切り口に、様々なマイノリティの方たちへの想像力を持てるようになってほしい。世の中の「普通」や「当たり前」を疑ってほしいということを発信しています。

 

こういっちゃ悪いが、今年の春に大学を卒業したばかりの兄ちゃんが、

学校や自治体、企業などでLGBTに関する授業、講演・研修なんかをやっているというのだから

唖然とするしかほかない

 

松岡さんのいう「LGBTの基礎知識」とはいったい何なのだ?

松岡さんのいう「当事者」とはいったい誰のことなのだ???

 

だいたい松岡さんなんて単なるゲイにすぎず、

レズビアンバイセクシュアルの方々、

またトランスジェンダーの方に関する知識を有しているとはとても思えない

 

それどころが一般社会に生きてるゲイが

日頃どんな感じでノンケの同僚と会話を交わし、

日頃どんな感じでゲイの友人やパートナーと遊んでいるか、といったことを

松岡さんが知っているとはやはり思えない

 

さらに

「世の中の『普通』や『当たり前』を疑ってほしい」

と、いうのであるのなら、

まずは松岡さん自身が「普通」や「当たり前」の土台に立つ必要があるんじゃないのかな

 

スイッチ押せば電気がついて、

蛇口をひねれば水が出て、

湯沸かし器のボタンを押せばお湯が出る、

こういったことも多くの人が普通に働いてくれているからこそ、

私たちは普通に生活ができる

 

松岡さんがいつも手にしているパソコンだって、

工場や流通といった多くの人が普通に働いているからこそ松岡さんの手元にある

松岡さんがいつも食べている食べ物だって、

農家や漁師、食品工場の方が普通に働いているからこそスーパーやコンビニに並んでいる

松岡さんがいつも乗っている電車だって、

運転士や整備や運行管理、駅員さんたちが普通に働いているからこそ普通に動いている

 

社会なんて多くの人が普通に働いてくれているからこそ成り立っているんだよ

みんながみんな普通に疑問を抱けば、

私たちの「当たり前」は崩壊する、

そんな当然のことを松岡さんは分かっていない

 

DSC08553.jpg

 

さらにこの記事の中で松岡さんはLGBTが社会に受け入れられない要因として以下のように述べている

 

社会通念上も、異性愛が前提とされています。例えば、同性のパートナーと旅行をし、ホテルのカウンターでチェックインをしていると「ダブルベッドではなく、ツインにしなくてよろしいですか?」と聞かれたり、部屋に男性用と女性用の浴衣があったりします。

パートナーと不動産屋に行った際、「お二人の関係性をお伺いします。『そっち』じゃないと思うんですけど、念のため」と言われたこともあります。男性同士で部屋を借りるのは、断られることがまだまだ多いですね。

 

 この、あまりにもありきたりともいえる事例は、

果たして松岡さんの経験に基づくものなのだろうか?

 

>パートナーと不動産屋に行った際、「お二人の関係性をお伺いします。『そっち』じゃないと思うんですけど、念のため」と言われたこともあります。

 

「言われたこともあります」ということは松岡さんがパートナーと部屋探しをした経験があるということだろうか?

「男性同士で部屋を借りるのは、断られることがまだまだ多いですね」

というソースはどこにあるのだろうか?

こういった調査は誰かが行ったのだろうか???

 

「ダブルベッドではなく、ツインにしなくてよろしいですか?」

基本的にツインの部屋の方が広くて値段も高いのだから、

こんなことを言ってくれるならありがたい話ではないか(笑)

私なら「同じ値段でツインにしてくれるなら嬉しいです」とニッコリ笑うだろう

部屋着が男女ものなら別に誰に見られる訳でもないし、

どっちかが着ればいいだけの話だ

サイズが合わなければ変えてもらえばいい

 

松岡さん、こういうのって「屁理屈」っていうんじゃないのかな?

 

ちなみに松岡さんが理想とする社会は

異性愛、およびシスジェンダーを前提としない社会になるといいなと思います。例えば、「あなたのセクシュアリティーはなんですか?」と聞かれたときに、「いまのところ異性愛です、今後どうなるかわからないけど」とフラットに言える状態がいいなと思います。

 

とのこと

 

どうも私の低能な頭では理解できそうにない(笑)

 

 

 

一通り読んで見て、

改めて思うのだ

 

松岡さんはいったい誰のために、何のために活動しているのだろうか、と

 

今回の記事では細かくは触れていないが、

以前のインタビュー記事によると

松岡さんは高校を卒業して大学に進学するタイミングで友人たちに、

大学2年の時に母親にカミングアウトしたとある

 

私なんかよりずっと早くに「自分はゲイである」と確信している、ということだ

 

しかしながら他の記事も拝見しても

松岡さんって、どんな芸能人に惹かれたとか、

同級生の誰それが好きになったとか、

高校の先輩に憧れたとか、

好きになった男には彼女がいた、とか

誰それと付き合っているとか、

ゲイであるなら誰しも体験しそうな話が今に至るまでまったく出てこない

 

高校時代のできごと、大学時代のできごとも含め、

すべてが「いい話」の積み重ね、

話が綺麗にまとまりすぎている

むしろ順風満帆すぎて

いったい松岡さんが何に不満を抱えているのか、まったく見えてこない

 

それは上記の記事にも言えることで、

当事者としての松岡さんの切なる思い、願いといったものが

微塵も感じることができない

 

だいたい松岡さんのやっているような社会活動って、

何らかの不満が原動力になると思うのよな

それが、何一つ見えてこない

 

仮に松岡さんにパートナーがいるなら、

今現在同性パートナーシップ制度を実現している自治体に転居して、

証明をもらっていても何らおかしくはない

しかしながらそんな気配はないし、

松岡さん自身が同性婚の実現を願っているといった感じもしない

 

また、松岡さん自身はいじめを受けてきた訳でもなく、

ゲイであるからといって苦労してきたわけでもないと、

述べている

 

となれば松岡さんは自分の欲求の元に活動しているのではなく、

不自由を感じている当事者のために活動している、

というのが自然な流れといえるだろう

 

再度触れるが記事の冒頭で松岡さんは

「学校や自治体、企業などでLGBTに関する授業、講演・研修などもしています」

と述べている

どうも仕事の得意先は一般社会全般のようだ

 

しかしながら松岡さんにとって一番大事な仕事って、

「若い当事者の声を聞く」ってことではなかろうか?

松岡さんには年老いた他の活動家と違って「若さ」という武器があるのだから

若い当事者の本音も聞き出すこともたやすいだろう

 

当事者の声を聞いた上で社会に伝えるっていうのなら素晴らしい仕事だと思う

でも、当事者の声なんて一切聞かないから、

「ダブルベッドだの、ツインだの」といった、

どうでもいいような事例しか挙げることができないのだろう

 

当事者の話を聞いていない、ということは、

誰かのために仕事をしている訳でもない、ということになる

 

何より、ノンケにできてゲイにできないことなんて

「パートナーとの結婚」くらいだと思われる

同性婚に関しては長らく話題にはなってきたが

当事者も交え、真剣な議論が展開されたかといえば決してそんなことはない

 

では同性婚の実現を目指すにあたり、

もっとも効果的なのは与党である自民党の国会議員の協力を仰ぐことだろう

憲法改正の議論にも応じない立憲民主党が、

本気で同性婚のことを考えているとはとうてい思えない

 

もし私が本気で同性婚したいと考えれば、

石川県選出の馳浩さんと福井県選出の稲田朋美さんの事務所にこまめに足を運ぶ

幸いにも2人ともLGBTには何らかの関心があるように察するからだ

 

しかしながら松岡さんのスタンスは「反自民党」だ

杉田さんのデモにも参加はしなかったけれども、

アメリカかどっかから声援を送っていた

 

以上の点からいっても

松岡さん自身に特に不満なり主張がある訳でもないし、

かといって当事者のために何かをやっている訳でもない

私には高齢化が進むLGBT活動家のサポートをしているようにしかみえないのだが

いかがなものだろう?

 

私は思うのだけど、

松岡さんって、若いうちにゲイであることをカミングアウトしちゃって、

さらに下手に注目されちゃったもんで、

純粋に男を好きになる、ってことを忘れちゃってるんじゃないのかな、って思うのよな

 

余計なお世話だと思うけど、

ゲイなんて単に男好きな男にすぎないんだから、

もっと気楽に、あんまり構えずにやっていけばいいんじゃないのかな?

 

 

 

なあなあ、松岡さん、

あなたはいったいどんな男が好きなのだ?

年上かい?

年下かい?

身長は? 体格は?

有名人に例えればどんな人???

 

私なんかは好みの男性を見ただけで

思わず顔がにやけちゃうし、

それだけで幸せを感じてしまうのよな

 

松岡さんもそんなもんじゃないの?

 

多くのノンケは好みの女の子を見ればムフフとなり、

多くのゲイは好みの男の子を見ればムフフとなる

 

ただ、これだけのことじゃないのかな?

これのどこに「法整備」が必要になるのかな??

 

松岡さんは

「世の中の認識をアップデートするためにも法整備が必要だと思います」

とツイートしてるけど、

今一番必要なのは松岡さん自身がいったん立ち止まって、

頭の中をクリアにすることだと思うよ

 

そして何より、「普通」ってことがいかに大切なことか、

誰かにどうこう言うより、松岡さん自身が知ることが必要なんじゃないのかな

 

ま、初っ端から「普通」から外れてる私が言うことでもないけどね(笑)

 

来年も松岡さんのご活躍を心より祈っております