うちの旦那はオネエ様

地方在住、ホモのひとりごと

虹をかえそう

同性愛や性同一性障害など多様な性をアピールするパレードが7日、東京都渋谷区の代々木公園周辺で行われた。先月29日から始まった国内最大級の啓発行事「東京レインボープライド2017」のメインイベントで、参加者は過去最多の約6000人。性の多様性を示すレインボー(虹)の旗を持ち、音楽に合わせて歌ったり、プラカードを掲げたりしながら約3キロを行進した。

「東京レインボープライド」は12年に始まり、今回で6回目。パレードは国籍や年齢、自分の性や好きになる相手の性などに関係なく、誰でも参加できる。「自分らしくいられる未来を」「同性婚法制化」などそれぞれテーマを掲げた23のフロート(山車)が登場し、参加者は自分に合ったテーマのフロートを選んで歩いた。

mainichi.jp

 

好きな色は何?

そんな風に問われたら、

私は間違いなく「緑色」と答える 

 

街を歩いていて、

木々が新緑に染まっていくのを見ただけでテンションが上がる

 

Tシャツなんかも緑色のものが多いし、

ダウンジャケットも若草色の奴がお気に入り

履いてるスニーカーも緑がワンポイントで入っている

寝巻き代わりのフリースも「緑」だ

 

ま、男性なら「青」とか「赤」とか「黒」とか「オレンジ」とか、

実際に色の嗜好調査なんかを見ても、

上位にくる色がある

 

では旦那が好きな色は何か、といえば、

付き合いはじめて間もないころそんな話になった時、

旦那は何のためらいもなく「ピンク」と言った

 

私は正直言って驚いた

長らく生きてきて、

「ピンクが好き」と口にする男を(当時はオネエだと気づいてなかった・笑)

初めて見た(知った)からだ

 

 

 

ただ、

冷静に考えれば、

私もピンクは決して嫌いな色じゃない

むしろ好きな色、と言ってもいい

 

以前の仕事はYシャツにネクタイ着用だったけど、

持ってたYシャツなんてほとんど淡いピンクだった

好きとか嫌いとかいう以前に、

本能的に選んでいた

 

何より春先に桜を見るとホッとする

日本の景色の中に

ピンクは春の象徴として、

欠かせない存在だ

そんな男性は多いのではなかろうか

 

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にもかかわず、

「ピンクが好き」と口にする男性が極端に少ないのはなぜだろう

 

それはあまりにも

「ピンク」が女性の象徴、みたいな色として、

広く認識されているからなんだ、と思う

   

ピンクが「女性が好む色だから」「女性の象徴みたいな色だから」

そんな印象というか意識が強すぎて、

本当は好きな色なんだけど、

身につけたいけどつけられない、

淡いピンクのソファを置いたりラグを敷きたい、

けど置けない、

そんな男性も案外多いのではなかろうか

 

もし、超イケメンでスポーツ万能、

仕事もバリバリこなす拓哉くん(仮名)っていう男性がいて、

彼女が初めて拓哉くんの部屋を訪ねたとき、

拓哉くんの部屋が淡いピンクの家具なんかで彩られてたら、

たいがいの女性は「カワイイ〜♪」なんて言わずに

「えっ」となると思うのよな

 

もし男友達が訪ねてきたとしても

偏見でも何でもなく「えっ」となると思われる

 

色の好みなんて千差万別のはずなのに、

男性が好きと言えない色の代表格が「ピンク」とはいえないか

 

何だか「ピンク」が気の毒な色に感じてくる

 

気の毒な色といえばもうひとつ、

こちらは単色ではないのだが、

いわゆる「虹色」、レインボーカラーって奴だ

 

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私はかつて「虹色」ってかなり好きな色だった

見てるだけで、何だか元気になれる

エネルギーを整える色とも言われてるし、

幸運や幸福を招く色として愛用している方も多いのではなかろうか

 

ところが近年はすっかりLGBTの象徴みたいな色になってしまった

アメリカの最高裁同性婚を認めた時なんて、

フェイスブックのプロフィールを虹色にする人が続出した、

なんてこともあった

 

先の記事にある「レインボープライド」だかも、

ま、名前もレインボーなんだけど、

写真や映像を見ると虹色があふれかえっている

 

www.youtube.com

 

欧米じゃ古くから同性愛者の象徴として使われてきたみたいだけど、

日本においては何だかんだいっても最近のことだと思うのよな

 

虹色に限らず「虹」っていう単語もまた、

LGBTの象徴みたいな存在になっている

 

LGBTの支援団体なんかも

やたらめったら「虹」がつくものが多い

一例として

LGBT法連合会の賛同団体から「虹」に絡む団体を挙げてみた

 

NPO法人北海道レインボー・リソースセンターL-Port

青森セクシュアルマイノリティ協会~にじいろ扁平足~

レインボー千葉の会

NPO法人レインボーコミュニティcoLLabo

東京レインボープライド

世田谷区にじいろひろば

なかのLGBTネットワーク にじいろ

レインボーハート富山

にじいろ安場

レインボーアライアンス沖縄

レインボー・アドボケイツ東北

一般社団法人レインボーフォスターケア

特定非営利活動法人虹色ダイバーシティ、などなど

 

ほかにも「Nijiリクルーティング」なんてのもあるわな

 

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で、虹色に戻る

 

虹色が好きな方って、

男性、女性問わずかなりいると思うのよな

 

けど、あまりにも「虹色はLGBTの象徴」みたいなゴリ押しをすると、

本当に虹色が好きな方が、

虹色のグッズやアクセサリーを買い控えるようになったりしないか

 

「虹が好き」「虹色が好き」

そんなことも言えなくなっちゃうのではなかろうか

 

私なんかは正直言って、

虹色のグッズを見ただけで「寒気」が走るようになったし、

全然関係ないような「虹」と名のつくお店なんかも

LGBT関連ではなかろうか、

なんて考えるようになってしまった

 

以前に書いた「ホモのランドセル」でもないが、

知らずに使ってる方にはいい迷惑である

 

LGBTの活動家さん、支援団体さん、

「虹色」を、「虹」を、

本当に好きな方に返してあげませんか?

 

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象徴が必要なら、

何も「虹」じゃなくてもいいはずです

何か自分たちで全世界共通のマークでも作ればいいだけです

 

「虹色」も「虹」も、

地球上に生きるみんなのものです

特定の団体の象徴にしてはならないと思うのです