うちの旦那はオネエさま

地方在住、ホモのひとりごと

同性パートナーシップ制度のその後

地方自治体の同性パートナー登録制度で登録をしているカップル、

2017年3月現在で82組だそうな

 

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渋谷区が16組、

世田谷区が48組、

伊賀市が4組、

宝塚市が0組、

那覇市が14組で合計82組

 

2016年8月現在はこんな数字だった

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この制度が始まってから1年4ヶ月

 

いかに活動家が考えていることと、

当事者が考えていることの間に隔たりがあるか、

非常によくわかる結果、

少なくとも私にはそう見える

 

改めてこの同性パートナー証明書とは何か、

2015年11月のハフィントンポストの記事を見てみる

 

異性のカップルの場合であれば、婚姻関係にありながら婚姻届を出していないために法律上の夫婦とは認められない事実婚(内縁)という状態がある。

内縁については、最高裁判例でも「婚姻に準ずる関係」と認められており、健康保険、労働災害の遺族補償年金、育児休業、介護休業の申し出など、社会制度上では配偶者と同様の地位という趣旨の規定がみられる。

一方、これまで同性カップルには、内縁が全く認められていない状態だった。 渋谷区の条例は、証明書を持つ同性カップルを結婚に相当するパートナーの関係として、区内の事業者に最大限配慮するよう定めたものだ。

住居の賃貸契約や病院での面会時に、戸籍上の家族ではないことを理由に断るなどした場合は、区が是正勧告をした上で事業者名などを公表できる。婚姻ほどの法的拘束力はないものの、効力が期待される。

www.huffingtonpost.jp

 

この記事を読む限り、

事実婚」状態の同性カップルに対するサービス、

と受け取れる

 

事実婚って何かって言えば

大辞林をみたらこう書いてある

法律上の婚姻をしていないが、社会的に夫婦と同一の生活を送っていること。特に、婚姻の意思がない点で内縁と区別して使用される。 【大辞林

 

一応各自治体のサイトで、

その対象を確認してみた

 

渋谷区

渋谷区に居住し、かつ、住民登録があること

20歳以上であること

配偶者がいないこと及び相手方当事者以外のパートナーがいないこと

近親者でないこと

 世田谷区

次の全てに該当する同性カップルの方が宣誓を行うことができます。

(1)二人とも20歳以上であること。

(2)二人が区内に在住であること。または、一人が区内在住で、もう一人が区内への転入を予定していること

(3)二人とも他の人と法律上の婚姻関係にないこと。

(4)二人とも他の人とパートナーシップ宣誓をしていないこと。 または、宣誓したことがある人の場合、宣誓書廃棄の手続きをしてあること。

(5)二人の関係が親子または兄弟姉妹ではないこと。

 伊賀市

双方が20歳以上であること

双方が独身であること

双方または一方が市内在住であり、一方が市内に住んでいない場合は市内に転入の予定であること

宝塚市

1 双方が20歳以上であること

2 双方または一方が市内在住であり、一方が市内に住んでいない場合は市内に転入予定であること

3 双方に配偶者がいないこと及び当事者以外の者と同性カップルでないこと

那覇市

1  互いを人生のパートナーとし、継続的に共同生活をしている、 又はそうしようと約束していること。

2  2人の戸籍上の性別が同一であること。

3  20歳以上であること。

4 住所につき、下記の①②③のいずれかに該当すること  

①2人とも那覇市民であること。   

②1人が那覇市民、もう1人が市内への転入を予定していること。   

③2人とも市内への転入を予定していること

5 下記の①②に該当する、1対1の関係にあること  

①配偶者がいないこと。  

②申請者以外の者とのパートナーシップの関係がないこと。

 

同居している云々は各自治体とも別紙詳細の部分で触れられている

 

自治体が転入予定であることなんて書いているから

随分あいまいな表現だなあって思い、

宝塚市に電話して聞いてみたら

「引っ越しが決まった時点で」とのこと

ま、そうだわな(笑)

 

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以前にも書いたけど、

ホモに関していえば「そもそも」同居は案外敷居が高い

それは大多数の人間が会社勤めをしているからで、

会社勤めとなれば何だかんだで「転勤」がつきまとう

 

だからこそ多くのホモカップルは

わりと「遠距離恋愛」を続けていたりする、

そんな現実がある

 

うちらもそうだったけど、

出会った時は「たまたま」同じ町で暮らし、働いていたに過ぎず、

その後1年もたたぬまに旦那は「転勤」となったわけで、

多くのホモは自分の仕事を辞めてまで

同居を続けようなんて考えはしないと思われる

私なんかはかなり特殊な例にすぎない

  

男女が同居を始める先には「結婚」があるけれど、

ホモの多くは「別れた時」「転勤になった時」を恐れ同居に踏み込めない

これは現実だと思う

 

何より若い世代を見ていると

自分の時間を大切にしているから、

そもそも同居しようなんて考えすらない

 

メディアは多くのLGBT同性婚を望んでいるかのような報じ方をするが、

実際はそうでもないというのが

一応の当事者としての感想

  

そして何より注目したいのは

宝塚市0という数字よな

 

宝塚市って調べてみたら人口22万5000人いるのね

私と旦那が今住んでる町と人口はそんな大差ない

 

さらに宝塚市って大阪にも神戸にも出やすく、

双方が大阪、神戸で仕事をしていても、

似たような時間で通勤も可能な、

非常に恵まれた場所とも言える

 

にもかかわらず、申請者が「0」

 

活動家さんたちが日頃から用いる同性愛者は人口の7.6%いる、

そんな数字を当てはめれば、

宝塚市には17000人くらい同性愛者がいてもおかしくないはずなのに、

誰1人として申請していない

  

私と旦那が住んでる町ですら

知ってるだけで3組は同居してるし、

宝塚市なんてもっといてもおかしくはない

 

ま、以前バカ正直な市議さんが

「宝塚がHIV感染の中心になったらどうする」

なんて発言してたから、

その影響も少なからずあるのかな(笑)

 

ちなみに先の電話で応対してくれた女性は

「お住いのことなんかの相談にものらせていただきますので」

と、非常に低姿勢というか

好感のもてる語り口だった

 

こうやって自治体は門戸を開いているが、

当事者が反応しないってのも

やっぱり現実なのよな

 

結果的にはこのような制度を当人たちが望んでいない、

そんな話になる

 

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「同性パートナーシップ制度」がはじまって1年と4ヶ月

 

私は当事者としてずっと「その後」を知りたかった

こういった制度を本当に当事者たちが望んでいたのか、

そういったことを知り得る指標となるからだ

 

これで数字が伸びていれば、

私の考え方が古かったってことだし、

私は当事者として素直に喜ぶ

 

でも、どこも報じない

だから、ずっと気にはなっていた

  

そういった中、

ちゃんと数字を発表している虹色ダイバーシティは、

LGBT支援を謳う団体の中でもかなりまともな団体なんだな、

そんな気もする

 

他の団体やメディアは、

この現実的な数字に触れもしないし、

見ようともしない

 

実際に「同性パートナーシップ 82組」で検索してみたけど、

記事なんてひとつも見つからないし

大絶賛してたLGBT関連のブロガーさんも、

ぜんぜんこの数字に触れていない

 

何でもそうだけど大事なことって

「はじめました」「はじまりました」ってことより、

結果なり検証なんじゃないのかな

この結果なり検証が次のステップにつながっていく

 

多くの人が納得する検証結果なら、

それが社会を変えていくきっかけになると思う

社会を変えたいと願うなら、

これは必要最小限の作業なんじゃないのかな

 

でも、LGBTの活動家って、

そういった肝心なことをやらない

だから当事者から見てても「は?」なんて言動なり行動ばかりになる

 

だから「虹色ダイバーシティ」さんも、

数字を発表するだけでなく、

この数字に対する見解を示して欲しいし、

そういった時期に来ていると私は思う

 

 それをやらずに

「あれが問題だ、これは差別だ」って騒ぎ立てたところで、

世間から見るとLGBT=プロ市民になっちゃうよ

 

少なくとも私はそうは思われたくないし、

同類にもされたくはない

 

ま、私はLGBTとは無縁のホモだし、

いいのかな(笑)