うちの旦那はオネエ様

地方在住、ホモのひとりごと

マナーとルール

今日もホモのひとりごと

 

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このお盆の最中、私は旦那と山梨県や長野県をドライブしていた

何処に行っても混んでいたが

ま、それは覚悟の上だ

 

ただ、ちょっとどうなんだろうな、と思うことが「道の駅」であった

 

 

18時すぎ、旦那が「職場へのお土産を買いたい」と言ったもので

山梨県内にある道の駅に入ったのだけど、

すでに閉店していた

 

「道の駅って意外と早く閉まるよな」なんて話をしつつ、

長野県に入ってすぐのところにある道の駅に寄ることにした

ここには温泉も併設されており、遅くまでやっているようなので

ついでに入浴していこう、となった次第

 

この「道の駅」に着いたのは19時前であったと思うが、

広大な駐車場が満車状態であった

温泉に食事処、直売所もあるから人気があるのも納得だなあ、

と思いつつ、駐車場の空きスペースを探していたのだけど、

日が暮れかけているにも関わらず、

サンシェードをフロントガラスに置いてある車がやたらと多い

 

さらに大型車の駐車スペースを占拠しているのがキャンピングカーだ

 

そう、すでに「車中泊」を決め込んだ方々が、

19時前の道の駅の駐車場の大半を占拠しているのだった

 

この道の駅のこの日の営業時間は

温泉が22時00分まで、

食堂と直売所が20時までとなっていた

 

この時、こんな放送が流れた

「当道の駅をご利用いただき、ありがとうございます。当道の駅は休憩施設であり、宿泊目的でのご利用はご遠慮いただいております、また、ゴミの持ち込みは固くお断りいたします…」

 

国交省のサイトの「意見・質問を見る」には道の駅について以下のように記されている

 

 

質問:「道の駅」駐車場での車中泊は可能ですか?

回答:「道の駅」は休憩施設であるため、駐車場など公共空間で宿泊目的の利用はご遠慮いただいています。

もちろん、「道の駅」は、ドライバーなど皆さんが交通事故防止のため24時間無料で利用できる休憩施設であるので、施設で仮眠していただくことはかまいません。

http://www.mlit.go.jp/road/soudan/soudan_03_04.html

 

 

ぐるぐる駐車場をまわっているうちに1台の車が出ていったもので、

何とかそこに駐車して入浴もしてきたのだが、

施設の中は温泉にしても直売所にしてもたいして混雑していなかった

 

ぶっちゃけ、車中泊の方々による営業妨害とも言える

 

恐らく、最初の1台は遠慮して端っこあたりに駐めているはずなのだ

しかしその1台があるからこそ、

みんな「私も大丈夫」と考えてしまうのだろう

 

この後、深夜帯まで長野県内の幾つかの道の駅に立ち寄ったが、

施設の営業時間外にも関わらず、

どこの駐車場も車中泊の車で埋め尽くされ、

本来の休憩やトイレといった目的で立ち寄った車が駐車できなくなっていた

 

   ◇

 

話は変わる

私は以前、大型(バス)の運転もやっていたもので、

高速道路のSAやPAの「大型車」の駐車エリアに、

「普通車」が当然のように駐車している光景をみると、

「何だかなあ」と思ってしまう

 

無論、普通車のエリアに駐車できるところがないから、

空いていた大型車の駐車場に駐めたのだろう、

それは分かるのだ

 

なら、普通車に駐車エリアを占拠された大型のドライバーは果たして何処に駐めればいいのだろう

 

ちゃんと意味があるからこそ

大型と普通車のエリアは分かれているのだ

いくら普通車のエリアが空いても大型はそこに駐めることはできない

駐車場に関して言えば小は大を兼ねない

 

最初はみんなエリアを守っているのだろう

けど、1台の乗用車が大型の駐車場に駐めだすと

みんな一斉にそれに続く

 

よく日本人はマナー(行儀、作法、礼儀)がいいなんて耳にするが、

私は単に周囲に合わせるのが得意なだけだと思っている

1人(1台)無視すれば、あとに続いても平気になる

 

渋滞の時、1人立ち小便を始めれば、

みんな一斉に立ち小便を始めたりもする

 

   ◇

 

マナーを守れない人が多くなるとルール(規則)が設けられ、

時には罰を受けたりする

 

けど、どんなにルールが設けられても

1人無視すると全員無視してしまい、

ルール違反をしているという感覚がなくなってしまうのもまた、

恐ろしいところ

 

地方の国道には

制限速度ちょうどくらいで走っている車は多々ある

 

しばらくはみんなその車についていくが、

そこが「追い越し禁止」であっても、

1台が抜き始めると、全員揃って抜き始める、

そんな光景はしょっちゅう見かける

 

交通ルールを守っていないなんて言うと

柔らかく聞こえるが

これなんてれっきとした「道路交通法違反」である

 

車の往来が少ない横断歩道における

歩行者の信号無視だって

れっきとした「道路交通法違反」なのよな

 

これで違反した人が捕まり、罰金を取られたりすると

二言目には必ず「みんなやってるやん!!」となる

 

マナーを守れない存在が、

ルールを作り出した、

多くの方はそういったことをつい忘れがちだ

 

   ◇

 

ルールなんていうのは増えれば増えるほど息苦しくなる

私はそんなものだと思う

 

道の駅の車中泊、大型車駐車場に普通車、

これらを法で禁止したりすれば

そこいら中でギスギスした光景が繰り広げられることになるだろう

 

むやみにルールを増やすより、

マナーを守りましょう、

そんな啓蒙活動の方がよほど有意義であると私は思う

 

車中泊の車で駐車場を埋め尽くされることにより、

大型車の駐車場に乗用車を駐めることにより、

「困る人がいる」その部分をもっと声高に叫べばいい

 

そういった声を無視し続けるのなら、

それはその方の人間性に問題がある

 

 

 

さて今、日本という国では、

LGBTとか呼ばれる性的少数者を守るための

「ルール」を作ろうという動きがあるそうな

 

人の生い立ちや見た目を笑わない、

馬鹿にしないなんていうのは

人間として最低限のマナーだと私は思うのよな

 

性的少数者を馬鹿にしてはいけない、いじめてはいけない」のではなく

「誰に対しても馬鹿にしてはいけない、いじめてはいけない」のではなかろうか

 

マナーを守れない人間に一番の問題がある

にも関わらず、

何故か性的少数者の側に問題があるようなルールを

国を挙げて作ろうとしていることに対するこの違和感

 

性的少数者の中には行政の支援や周囲の理解を必要としている方もいる

そういった方々を守っていくための法整備は必要であろう

だからといって性的少数者というあいまいなくくりを守る法律なんて

本当に必要なのだろうか

 

私みたいな同性愛者なんて単に同性が好き、

それだけの話である

問題にする意味がわからん

 

ルール(法)なんてつくれば

「あいつはルールを破った」と騒ぎ出す輩が続出するのは目に見えている

ストレートの方にしてみれば

性的少数者は間違いなく「腫れ物に触る」面倒な存在になる

そうして孤立していく性的少数者は続出するであろう

 

LGBT理解促進法」だろうが「LGBT差別禁止法」だろうが

誰も幸せにしない、法律であるといえる

 

いちいち法なんぞ作らなくとも

「自分が言われて(されて)嫌なことは人にも言わない(しない)」

こういった人としてのマナーを徹底すればいい「だけ」の話だ

 

みんながみんな息苦しくなる、

そんなクソみたいな法律なんか要らないのだ

 

 

 

ま、今回の杉田氏の寄稿をめぐる一連の騒動で、

一般の方々にもLGBTなんていうものをめぐり、

一体何が起きているのが知れ渡ったのはいいことであると私は思う

 

そして、私みたいな学のないホモがこう言うのも何だけど、

政治家も大学の教授も文化人も芸能人も

日頃偉ぶっている方っていうのは揃いも揃って

性的少数者は不幸である」と完全に決めつけている

馬鹿ばかり、ということはよく分かった次第

 

ま、これも良かったことであるな、とは思う

 

おっと、また余計なことを書いてしましました

多くの方に「長い」と指摘されるこのブログ、

今回はこれにて失礼いたします