うちの旦那はオネエ様

地方在住、ホモのひとりごと

駄目なものは駄目なのよな

先週末、私は旦那と近所の日帰り温泉施設に行った

街なかにあるこの温泉、

茶褐色の湯で売りは源泉かけ流し

我が家から車で10分くらい、ということもあって、

たびたびお邪魔している

 

で、この日も私は旦那と横並びで広い浴槽に浸かっていた

 

「やっぱりここの湯はサイコーやなあ」

「そやなー」

てな感じで湯を満喫していたのだ

 

すると、私の頭上から湯が降ってきた

 

振り返ると、おっさんの背中が見えた

このおっさんが使っているシャワーの湯が、

私の頭上に降り注いていたということだ

 

私は旦那と目を合わせ、

浴槽の中を横にずれた

 

私はおっさんを眺めた

年の頃は60代、いや、70代か

 

おっさん、つうより爺さんである

 

私は、この爺さんを見ながら、

ああ、この爺さんはこの年になるまで、

周囲の誰もシャワーの浴び方を注意してくれなかったんだなあ、

と、何だか気の毒になってきた

 

かくいう私はと言えば

10代の終わり頃に初めて銭湯に行った時、

背後にいた強面のおっちゃんに

「兄ちゃん、湯の掛け方気ィつけや」と言われて、

初めて自分のシャワーの掛け方がまずい、ということを教えてもらったのだった

 

私は、あの強面のおっちゃんに

ただただ感謝している

 

あのおっちゃんがいなければ、

私はこの場にいる爺さんと同じように、

周囲のことを顧みることなくシャワーを浴びていた可能性だってあるのだ

 

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「あおり運転」が社会問題化している

 

あおり運転に限らず、車線変更でウィンカーを出さなかったり、

一時停止を無視したり、なんて輩はそこいら中にいる

 

私は10代や20代のあんちゃんたちがイキがって運転しているならまだしも、

30代、40代にもなってアホな運転をしているのは、

やはりこれまで誰にも注意されたことがないんだろうな、

なんてことを思う

 

かくいう私も10代、20代とそれなりにやんちゃな運転をしてきて、

それなりに違反をしたり、事故もやらかしてきたのだが、

転機となったのは20代の終わりに大型免許を取りに教習所にいったことか

 

そこで、教官にこれまでの運転動作をすべて否定されるほど

クソミソに怒られた

 

その後一応職業運転手となって、

今に至るけれど、あの時クソミソに怒られたのは良かったなあ、

と思ったりすることは多々ある

 

ま、その後も廃車にするほどの事故をやらかしたりと

未だに運転は下手くそなんだけどww

 

で、今40半ばを過ぎて思うのよな

 

駄目なことは駄目だって言ってくれたり、

注意してくれたり、怒ってくれる人っていうのは、

自分にとって財産なんだよなあ、ってことを

 

 

 

 

さて、日頃からLGBTに関する活動をしておられる松岡さんである

 

興味深いのは、この松岡さんのツィートについたリプ(?)の大半が、

LGBT活動家の皆さんが「アンチLGBT」って言われる方によるものである、

ということだ

 

みなさん、「駄目だものは駄目なんだ」って言っているにすぎないのよな

 

しかしながら、松岡さんはこのツィートを消したり訂正したりする様子はない

 

本来なら、こういった松岡さんのツィートに対し、

真っ先に反応しなきゃならないのは、

一緒にLGBT活動に励んでいる仲間さんたちじゃなかろうか、

と私は思うのよな

 

松岡さん、いくら何でもこのツィートはまずいよって

 

でも、彼の周囲にはそんな忠告をしてくれるオトナが、

だれ一人いないんだろうな、ってことが、

何となくだけど見えてくる

 

見方を変えれば、

彼のことを本気で心配しているのは、

彼の仲間が「アンチLGBT」と呼ぶ人「だけ」というふうにも思えてくる

 

松岡さんはもしかしたら、

「アンチLGBTの連中がうぜえ」とか思っているのかもしれない

 

けど、あと数年もすれば、

「見てみぬふりをしてくれる」人より

「駄目なものは駄目」と言ってくれる人のありがたさに気づく時が来ると思われる

 

「見てみぬふりをしてくれる」人って、

単に自分に関心がないってことなんだよね

 

そういったことに気づくのは、20代のうちの方がいい

30代になって気づくと、

後にひくよ(笑)