うちの旦那はオネエ様

地方在住、ホモのひとりごと

何とも虚しいLGBT

いつだったか、ツイッターを拝見していたら

「LGBとTがなぜ一緒に活動しているのですか」という問いに対し、

「Tの方にも同性愛者がいるからです」などという回答を見かけ、

まあ、そうであるよなあ、と私は思い、

だからこそメディアで拝見するトランスの方々は LGBと一緒に活動しているのか、

と勝手に納得していた

 

だからこそ、以下のニュースを目にしたとき、 めちゃくちゃ違和感があった

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ゲイとトランスジェンダーと母と子 新しいファミリーが生まれた

結婚しなくても、子供を育てなくても、幸せになれる。そんなの当たり前だし、個人の自由だ。 だけど、最初からその選択肢を奪われているとしたら、どうだろう。どんなに愛し合っていても、結婚したり、子供を産み育てたりすることを、社会から認められていなかったとしたら。

トランスジェンダー杉山文野さん(37)と、パートナーのあいさん(仮名、34)。ゲイの松中権さん(42)。 2018年11月、3人に待望の赤ちゃんが生まれた。自分たちが子供を授かるなんて思っていなかった。生まれたのは赤ちゃんだけでなく、新しい「ファミリー」。

 

 

 

杉山文野さん、パートナーさん、そして松中権さんを含め、 おめでとうございます

 

杉山さんは実際はどうであれ、現在は男性として生活しているのでしょうし、

この点について深く追求するつもりはありません

 

この記事を読んでへえ、と思ったのは、

杉山さんのパートナーが女性であるということでした

私、「杉山さん、ノンケなんだ」って驚いたんです(笑)

 

だって杉山さんは男性として生きている、

パートナーさんは女性、

パートナーさんが精子の提供を受けて出産、

となればノンケの男女カップルと何ら変わりません

 

杉山さんは性別適合手術を受けていないと聴いたことがありますが、

仮に手術を受けて戸籍も男性になれば、

パートナーさんと普通に結婚できるということですよね?

 

私は長らく、「T」の杉山さんが「LGB」と共に活動をしてきたのは、

勝手に杉山さんの性的指向が男性だから、

と思い込んでいたんですよね (すみません、勉強不足で)

 

しかしながら男性として生きている杉山さんの性的指向は女性な訳で、

ホモの私からみれば異性愛者、ノンケです

 

どうして杉山さんはあえて「マイノリティー」のままでいるのでしょうか?

 

無論、さまざまな事情があるのは察しますが、

子供さんも生まれたとなると話は違ってくると思うのです

 

今現在の私はホモであることを満喫しています

生まれ変わってもホモでありたいし、

間違ってもノンケにはなりたくない

 

ホモである私にはマイノリティーを脱する方法はありませんし、

別にマイノリティーのままで結構です

だから社会に対し何かを求めるなんてことはしません

 

対して、杉山さんをはじめとするLGBT活動家の皆さんは

「マイノリティーであるが故の苦労」を世間に訴え、

それを改善するための活動をしていると私は認識しています けど、

「マイノリティーである故の苦労」を訴えてきている杉山さんは、

男性として生きていて女性が好きなら

マイノリティーを脱する方法を有している訳です

 

まして今回は子供さんも授かった訳です

となれば、杉山さんはなぜ「マイノリティー」のままでいらっしゃるのですか?

私には杉山さんが「LGBT活動」を行うために

自分の意思で「マイノリティー」という生き方を選択しているようにしか見えないのですが、 違うのでしょうか???

 

 

 

一方でこんな話もありました

先日、LGBT候補が市議選でトップ当選、というものです

以下京都新聞より転載

LGBTの候補、市議選トップ当選 「同じ境遇悩む人の希望に」

27日に投開票された京都府亀岡市議選(定数24)で、戸籍を男性から女性に変更した無所属新人、赤坂マリア氏(48)が2270票を得てトップ当選した。LGBT(性的少数者)を公表して選挙に臨み、「同じ境遇で悩む人たちの希望になりたい」と述べた。

LGBT自治議員連盟によると、全国の地方議員8人がLGBTを公表しており、赤坂氏は9人目。

赤坂氏は大阪府高槻市出身。子どものころから男性であることに違和感を覚え、27歳の時に性別適合手術を受けた。大阪でタレント活動やクラブ経営をしてきたが、10年前に祖父母の介護のため亀岡市に移住。現在は、市内で高齢者向け住宅を経営する。

選挙では自転車で市内一円を回りながら、高齢者や若者が楽しめるまちの実現を訴えた。

午後10時40分ごろ、事務所で支持者に囲まれ、赤坂氏は「地盤が無いなか、みなさんのおかげで多くの支持をいただくことができた」と涙ぐんだ。

「私はパワーもある。人脈もある。亀岡に人を呼び、できるだけ早く高齢者が楽しめる居場所をつくる。今日を亀岡の新しいスタートにしたい」と力強く語った。

 

活動家の皆様もこぞってツイッターでこの記事を取り上げたり、

祝福のコメントを掲載したりしている

 

うちの旦那はこの記事を見た時、

LGBT候補じゃなくてトランスジェンダー候補だよね」

と、実にまっとうなことを述べていたのだけど、

同時に私はいわゆるLGBTの政界進出、という点において、

これまでとはまったく話の流れが違うことに気づきます

 

彼女においては、 「LGBTが出馬してトップ当選を果たした」 のではなく

「市議選でトップ当選を果たしたのがLGBTだった」 という流れなのです

 

上記の記事においては 「LGBT性的少数者)を公表して選挙に臨んでいた」とありますが

彼女に関しては「性同一性障害であった」ことを公表していたと思うのですが違うのでしょうか?

こういったことは記事の書き手によってずいぶん印象が変わってくるものです

 

すべてを確認した訳ではありませんが

恐らく、石川大我さんも、尾辻かな子さんも、上川あやさんも、松岡宗嗣さんも、鈴木賢教授と思われるアカウントも、 これまでに赤坂マリア氏なる人物について、 ツイッターで取り上げていなかったはずです

彼女がもし「LGBT」云々を前面に出して選挙戦を戦っていたのなら、

市議選に出馬した段階で活動家の皆さんがもっと大騒ぎしていたと思うのです

 

青森市議選ではかなりハッスルされていた

石川大我さんなんて喜んで応援に駆けつけたことでしょう

 

恐らく、活動家のみなさんは彼女が出馬したことを知らなかったのでしょう

当選して記事になって、初めてその存在を知ったのではないでしょうか

彼女もまた、活動家を頼るようなことも、

LGBTを売りにするようなこともしなかった

 

赤坂マリアさんについては、1年前の京都新聞が取り上げていますので、 転載させていただきます

■がん予防やボランティア活動に取り組む赤坂マリアさん(47)=京都・亀岡市

30~40代のころ、身近な人をがんで亡くす経験が相次いだ。ダンサーら個人営業の人が多く、健康診断に行かず手遅れになったケースが多かった。そのため、亀岡市内で高齢者ホームを営む傍ら、大腸がんの早期発見に向けた検便キットを配布する団体を設立し、活動している。

ただの“啓発"では多くの人に関心を持ってもらえない-と、今月4日、得意の歌やダンスを披露するトークショー亀岡市内で開いた。集まった市民300人以上を前に舞台に立ち、がん予防を呼び掛けた。

性同一性障害で、男性として生まれながら、心は女性だった。小さい時から女の子と遊ぶことの方が多く、ドッジボールよりゴム跳びが楽しかった。

「他の人と違う」。はっきりと自覚したのは高校生の時。しかし、厳格な父親や当時の閉鎖的な空気から「カミングアウト」することはできなかった。20歳のころ渡米し、LGBT(性的少数者)に理解があるサンフランシスコでありのままに生きる人たちの姿をうらやましく感じたが、「今の日本では無理」と思いを封じた。

転機となったのは27歳。車を運転中に壁に衝突する事故を起こした。足やあごを複雑骨折し、3日間、生死をさまよった。九死に一生を得て、決意した。 「自分らしく、やりたいことをして生きていきたい」。

家族に打ち明けると、父と兄は嫌悪を隠さなかったが、母は「あんたはあんた」と受け入れてくれた。 それから文字通り「やりたいことをやる」生活を始めた。

大阪・ミナミでクラブやバー、お好み焼き屋などを経営しつつ、ジャズダンスを本格的に学び、ショーに立つようになった。ラジオやスポーツ紙で人生相談を担当したり、脳性まひやダウン症の子どもたちのボランティアをしたり…。「人に喜んでもらえることが何よりうれしい。頼まれると断れず、やることが増えていった」と笑う。

再び転機が訪れたのは40歳のころ。亀岡市で暮らす祖父母の介護のため移り住むことになった。知り合いがいない土地で認知症がひどくなる祖父母を世話する日々。くたくたに疲れたが、「どうせ2人介護するなら5人も10人も同じ」と発想を変え、有料老人ホームを開いて他のお年寄りも受け入れた。

そうした経験や自身の姿も重なり、お年寄りや障害児ら「弱者」といわれる人が住みやすいまちが、誰もが快適なまちになると気付き、実践したいと思うようになった。現在は、障害児が家族と住めるグループホーム設立を目指している。

地域とつながると、いろんな人から相談を持ちかけられる。子ども食堂や青色パトロール活動も手伝うようになり、子どもの知的好奇心を掘り起こすような居場所づくりも模索する。がん予防の団体拠点も福岡、石川両県に広がり、協力者も増えた。「

すっかり地域のおせっかいおばちゃん。今が一番面白い」と笑う。 本当の自分を隠していた時は、自分をレールにはめようとして、かえって歯車が合わないことが多かった。自分を貫くと世界が変わり、120パーセント以上の力が出せるようになったという。「変わろうと思えば変われるし、失敗を恐れず、まずやってみたら」。悩んでいる人にはそうエールを送る。

LGBTだあ、差別だあ、云々と言ってる方とはまったく違う生き様であると察します

 

過去の動画やラジオ音声も拝聴させてもらいましたが、

めちゃくちゃパワフル、かつ芸達者な女性です

 

彼女は女性として地域のために活動をしてきて、

その延長で市議会議員選挙でトップ当選を果たした

京都新聞毎日新聞は「LGBT候補がトップ当選」といった伝え方をしていますが、

彼女に関してはLGBT云々を伏せていてもトップ当選であったような気がします

 

彼女がいったいどんな選挙活動を行っていたのかは存じませんが

ニュースタイル かめおか」なるサイトで赤坂マリアさんの紹介文をみれば

LGBT」という言葉も「性同一性障害」という言葉も一言も出てきません

 

彼女にとって、男性として生まれたことはあくまで一面にしかすぎないように察します

ちなみに亀岡市議選は1月20日に告示されているのですが、

この時の記事をみても「LGBT候補が出馬」という記述は見当たりません

以下も京都新聞です

任期満了に伴う京都府亀岡市議選は20日に告示される。定数24に対し、28人が立候補の準備を進めている。投開票日は27日。 立候補予定者は現職19人、元職2人、新人7人。政党公認は共産4人、公明3人、日本維新の会1人。推薦は自民党2人、立憲民主党1人となる見込み。主な争点は、市内の人口減少や少子高齢化、昨年に多発した災害への対応など。京都府がJR亀岡駅北側で建設中の京都スタジアム(仮称)の活用方法や未実施の中学校給食の是非、市の検討する全国初の罰則付きプラスチック製レジ袋禁止条例への賛否も論争になると見込まれる。4月の府議選、夏の参院選を控え、各党は積極的に応援に入る構え。 有権者数は昨年12月3日現在、7万4435人(男性3万5889人、女性3万8546人)。

赤坂マリアさんは元男性かもしれませんが、

それはあくまで結果にすぎないというのがよく分かる流れです

 

私はよほど他のLGBT候補より、

赤坂さんという方は信用できると考えます

果たして 彼女は「LGBT」「トランスジェンダー」と呼ばれることを望んでいるのでしょうか?

今回の選挙は 「LGBT」という言葉が当事者間の連帯を意味するものでも何でもなく、

単に活動家さんとマスコミだけが使うだけの、

空虚なものであるものを示したように感じます

 

 

 

しばらく私が出稼ぎで留守にしていて、

中休みで帰ってくるなり旦那が出張というすれ違いな週末

我が家のこたつの上には「Badi」最終号が置いてある

 

食卓の上にエロ本を放置しているようなもので、

うーむと思ったりもするが、

ある意味旦那と私、「らしい」ような気もしなくもない

 

「Badi」最終号には、これまでの「Badi」の表紙すべてが掲載されていた

私が買っていたのはイラストが表紙だったから、

ずいぶん初期の頃だったんだなあ、なんてことを思う

 

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旦那もいないし、でもないけど、 私は袋とじになっていたDVDをデッキにセットした

こんなDVDが付くようになったのはいつからなんだろうか

最近、エロ動画を見てもすっかりムラムラすることもなくなり、

あー、これが年をとったということか、

と落ち込むことが多かったけれど、

グラビア撮影の様子、というのはなかなか新鮮な光景、かつエロく、 久々にムラムラする、という感触を味わった(笑)

 

「Badi」さん、本当にお世話になりました おおきにww