うちの旦那はオネエ様

地方在住、ホモのひとりごと

石川大我という名の絶望

 名古屋市は十七日、無作為抽出の一万人を対象に七月に行った「性的少数者など性別にかかわる市民意識調査」の結果を公表した。約半数から回答があり、自身を性的少数者だと答えたのは1・6%(七十六人)だった。専門家からは「知られるのが怖くて答えられなかった当事者もいるはず」との指摘もある。

 市によると、自治体が一万人以上の規模で調査を実施するのは政令市では初めて。調査は無作為抽出した十八歳以上の一万人に郵送配布し、有効回答数は四千六百五十五件だった。

 この中で性的少数者の当事者だと回答した七十六人のうち、バイセクシュアル(両性愛者)と答えたのが42・1%、心と体の性が異なるトランスジェンダーが15・8%、男性女性どちらでもないか、どちらでもあるエックスジェンダーが13・2%、ゲイが13・2%、レズビアンが5・3%。性が定まっていないクエスチョニングが3・9%だった。

 名古屋市立大人間文化研究科の菊地夏野准教授(社会学ジェンダー論)は「レズビアンの割合がゲイの割合に対して少ない。レズビアンの女性は結婚していたり子どもがいたりすることもあり、回答をためらった人もいるのでは」と指摘する。

 当事者が抱える悩みでは家族、マスコミやネット、職場の理解がなく、偏見や差別があると感じている割合が多かった。当事者のうち26・3%(二十人)が誰にも性的少数者だと打ち明けていない。打ち明けた相手では性的少数者の友人が最も多かった。

 市の担当者は「当事者は偏見や差別に悩んでいるとの結果もある。関係局とも連携し、正しい理解を伝えられるようにしたい」と話す。菊地准教授は「当事者も納得できるように分析し、結果を生かしてもらいたい」と話した。

 調査は十八項目で、「LGBTを知っているか」など知識や意見を問うもので、有識者らによる会議を経て決めた。当事者団体から調査用紙に無作為抽出について明記されておらず「調査の説明を丁寧にして」と提言がなされていた。【中日新聞

長野市議会が性的少数者(LGBT)らの人権を尊重する施策を求める請願を9月定例会で採択したことを受け、市が、性的少数者への市民の意識を探る調査を行っている。同趣旨の請願を採択した松本、伊那を含む県内3市では初めての試み。長野市人権・男女共同参画課は「まず現状を把握した上で、人権保護や性的少数者への理解を広げる活動につなげたい」とし、匿名で得られた結果を踏まえて取り組みを広げる。

 調査は、毎年行う「男女共同参画に関する市民意識と実態調査」に合わせ、質問票を同封。市内在住の20歳から75歳未満の男女各千人を無作為抽出し、9〜10月に郵送し、回答を得た。回答者数は集計中で、12月末までに調査結果をまとめる予定だ。

 質問票では、性的少数者は無理解から来る偏見や差別に苦しめられ対応が急務―と説明。質問は「『性的少数者』または『LGBT』という言葉を知っているか」「性的少数者の人権を守るためにどのようなことが必要か」など7項目で、複数の選択肢で回答を求めた。「あなたの周りに性的少数者の方はいるか」との項目もあり、自身が性的少数者の場合は「カミングアウト(告白)や相談をしたことがあるか」も尋ねた。

 男女共同参画の実態調査も今回の調査も、回答用紙には名前や住所を記入する欄はなく、市人権・男女共同参画課は「匿名性は守られる」としている。

 性的少数者についての住民への意識調査は、同性カップルなどを公認する同性パートナーシップ宣誓制度を導入した東京都世田谷区などが実施。同区は結果も踏まえ、専門相談員による電話相談窓口や、当事者が月1回交流できる場などを設けてきた。

 長野市議会が採択したのと同趣旨の請願は、県内では3月に松本市議会、9月に伊那市議会がそれぞれ採択。両市によると、市民対象の意識調査はこれまで行っておらず、現時点では予定していない。 【信濃毎日新聞

 

 

 

昨年末のことであるが、なかなか興味深い調査が自治体によって実施された

ひとつは名古屋市、ひとつは長野市によるものだ

 

名古屋市は調査の目的として以下のように述べている

 

名古屋市では、LGBTなど性的少数者(セクシュアル・マイノリティ)の方々の生き方が尊重されるよう、「男女平等参画基本計画2020」や「新なごや人権施策推進プラン」に基づき、偏見や差別の解消に向けた取組の推進に努めています。また国では、「第4次男女共同参画基本計画」において、「性的指向性同一性障害を理由として困難な状況に置かれている場合」等について、人権教育・啓発活動の促進等の取組を進めています。こうしたことを踏まえ、この調査は、市民の性的少数者に関する意識や知識等を把握し、本市の今後の施策の参考とするための基礎資料とすることを目的に実施したものです。

 

私にはこれはあくまで「建前」で、

「同性パートナー制度を名古屋にも」なんていう声に対する名古屋市の事前調査であるような気がした

 

だいたいどこの自治体も制度を導入したのはいいが、

申請者が伸びていないのは事実である

 

名古屋市は市民1万人を対象に調査を行い、

有効回収数は4655件であったとのこと

 

この調査結果を拝見して面白いなあと思ったのは、

レズビアン、ゲイという「言葉も意味も知っている」と9割答えたのに対し、

LGBTという「言葉も意味も知っている」になると4割程度に激減するということだ

 

少なくとも1万人のうち性的少数者に対し何らかの関心があるからこそ、

4655人の方は回答したと思われるのだけど、

それでいてこんな数字なのである

 

私にはとてもじゃないがこの「LGBT」なる言葉が、

多くの方に認知されているとは到底思えない

さらに、

「SOGI」に至っては言葉も意味も知っているがわずか2.3%で、

9割が「知らない」と回答

ちなみに私も分かっていない(笑)

 

そして何より「あなたは性的少数者の当事者ですか」との問いに

「はい」と答えたのはわずか1.6%であるとあるから

4655人中75人、65人に1人といったところか

 

活動家の皆さんが主張する13人に1人とはずいぶん差があるではないか(笑)

 

長野市の調査に至っては

回答した766人中、自分が性的少数者であると答えたのはわずか3人である

単純計算で255人中に1人、0.4%になってしまう

 

少なくとも私はこの長野市の数字を見て、

地方都市という点において

ずいぶんリアルな数字だなあ、と感じた

 

というのも私はかつて富山市内の従業員が200人以上いる地元企業に勤務していたが、

13人に1人いるなら誰かしらいても何ら不思議ではないにもかかわらず

一度たりともゲイバーやイベント、アプリを通じ、同僚に会ったことがないのだ

これが255人に1人と聞くと、他にいなくて当然、という気がしてくる

 

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名古屋の1.6%と長野の0.4%を足して2で割れば1%という数字が導きだされる

 

私が通っていた関西の高校は学年あたり11クラス、

500人近い同級生がいたから1%なら当事者が5人、

地方であるから長野の数字を当てはめれば学年あたり2人、

 

クラスに必ず1人や2人いると言われるより、

やはりリアルな数字であるように思えてくる

 

無論、この数字が実態にかなっているとか、

正確であるなんてことを述べるつもりはない

あくまで地方で暮らす私がリアルな数字であるように感じる、だけの話だ

 

さらにこうした調査に必ず携わっているといっていい、

宝塚大の日高教授が関わっていないというのは実に興味深い

日高教授が関わると、先の三重県で行われた高校生を対象にした調査のように、

なぜか活動家の主張を裏付けするような数字が導き出されるのだ

 

活動家さんにおいては今後講演などにおいて、

電通が導きだした数字だけではなく、

名古屋市長野市が出した数字も併用する必要があると思われる

まして調査主が広告代理店ではなく自治体である

 

ただでさえ活動家さんは自分たちに都合がいい数字「だけ」を抽出する才能に長けている

 

電通や日高先生がこれまでに出してきた数字は

活動家さんたちにとって都合のいい数字だったからめいいっぱい活用する

パートナーシップ制度を導入する自治体が増えている、

そんな数字は都合よく活用するが、

実際に何組利用しているかについては口をつぐむ

 

そうしたことを繰り返してきた結果、

どんどん自分たちの主張が支離滅裂なものになりつつあっても、

気づくことはない

 

さらに名古屋市LGBT支援団体は、

調査そのものの改善の申し入れまで行ったとのこと

https://www2.ctv.co.jp/news/2018/12/12/33934/

 

よほどLGBTにとって今回の数字は都合が悪かったのだろうか(笑)

 

 

 

もうひとつ、年末に取り上げることができなかった記事を見てみる

  

今年のLGBTニュースを振り返る 都内でイベント

2018年12月22日 

同性愛を描いたテレビドラマや、同性カップルを承認する自治体の「パートナーシップ制度」の広がり、国会議員による差別的な寄稿問題…。今年もLGBTなど性的少数者に関するニュースが話題になった。それらを振り返るイベントが、東京都内で開かれた。 (奥野斐)

今年は、男性同士の恋愛を描いた「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)、性別は男性だが、女性として生きるトランスジェンダーが主人公の「女子的生活」(NHK)などのテレビドラマが人気に。経済評論家の勝間和代さん、日本文学研究者のロバート・キャンベルさんら著名人のカミングアウトも報道された。

LGBTのパレードを開催するNPO法人「東京レインボープライド」共同代表理事杉山文野さんは「LGBTを知ってもらう機会が増えた。二〇一二年は五千人だったパレード参加者が十五万人になり、発信力が高まった」と話した。

一五年に東京都渋谷区、世田谷区で始まったパートナーシップ制度も、この一年に福岡市と大阪市、東京都中野区で始まり全国九自治体に広がった。千葉市さいたま市、豊島区、神奈川県横須賀市東京都府中市なども導入を予定。明治大法学部の鈴木賢教授は「多くの当事者が制度導入の請願や陳情をし、各地の議会で議論されているのは大きな変化」と語った。

一方、七月には自民党杉田水脈(みお)衆院議員が月刊誌にLGBTを「『生産性』がない」などと寄稿。自民党本部前で抗議活動も行われた。当事者団体の全国組織「LGBT法連合会」共同代表の藤井ひろみさんは「かなり多くの人が傷付けられた。怒りを共有し抗議したのは画期的だった」。

行政では、LGBTへの差別を禁じる東京都の人権尊重条例成立もニュースに。一方、国レベルの法律はなく、法整備を求める声も高まっている。世田谷区議の上川あやさんは「まだまだ社会を変えていかなければならないことがある。性の多様性が自明のことになり、当たり前に平等の権利があるという感覚になってほしい」と話した。

イベントは、LGBT関連の情報発信などに取り組む一般社団法人fairが主催。約八十人が参加した。【東京新聞

  

私が気になったのは記事の最後の一文、

「イベントは、LGBT関連の情報発信などに取り組む一般社団法人fairが主催。約八十人が参加した」

の部分だ

 

このイベント、募集定員は100人だったのよなww

 

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私から見れば登壇者は「LGBT界の重鎮」と呼んでもいい方々ばかりで、

東京に住んでいるならぜひ参加してみたいイベントであったが、

ぶっちゃけ定員割れしているのである

 

さらにこのイベントを取り上げている新聞が「反日」の東京新聞、神奈川新聞くらいで、

LGBT御用達といっていい「朝日」「毎日」に記事は見当たらない

(見落としかもしれませんが)

以前に「レインボー国会」や「LGBT法案」を取り上げた際にも触れたことだけど、

「朝日」「毎日」は急激にLGBTに対する興味を失っているような気がする

 

朝日新聞の二階堂友紀さんなんて、最近どんな記事を書いているのだろうか???

 

そしてこのイベントの主催者である松岡宗嗣さんは、

ハフィントンポストへの寄稿にこんなタイトルをつけている

 

「私たちはもう黙らない」LGBTをめぐる2018年の社会の動きを振り返る

 

「私たちはもう黙らない」って、

充分すぎるくらい黙ってませんよね、松岡さん(笑)

ついでに「黙らない」は結構ですけど、

「聴いてくれる」人が必要かと思われるのです

 

私には、松岡さんたちが誰かに聴いてもらえるよう努力しているようには、

とても思えません

聴いてくれる人がいないのなら、

私のブログとおなじ「ひとりごと」になってしまいます

 

そもそもですけど、

松岡さんを初めとする活動家のみなさんは

相変わらず当事者の声を聞こうとしませんね

 

先日、お仲間の上川あやさんなんて、

当事者からの指摘にこんなツィートをしています

 

 

相手にするだけバカらしい、ときました

松岡さんはこのツィートについてどう思われますか?

 

ちなみに松岡さんに対してもうちの旦那が何度か質問を送っているのですが、

ことごとく無視されています

松岡さんや上川あやさんにとっての「当事者」とはいったい何なんでしょうか???

 

何より皆さん、常日頃から「多様性」云々とおっしゃっている割に、

LGBT当事者の「多様性」はなぜ無視するのですか???

 

ゲイだって人それぞれ、

レズビアンの方だって人それぞれ、

バイセクシャルの方だって人それぞれ、

トランスの方だった人それぞれ、ですよね

 

旦那と私だって、一緒に暮らしてますけど、

考え方なんてまるっきり違います

好きな食べ物、アーティスト、映画、何もかも違います

常に妥協点を模索しながらの生活といっていいでしょう

それぞれが好き勝手なことを言っていれば、

同棲生活なんて成り立ちません

 

ふつーに仕事をして、

ふつーに同僚、顧客をはじめいろんな方と接していれば、

誰しも苦労しているし、誰しも悩みを抱えていることなんて

ふつーにわかることです

誰もが「私だけが苦労している」なんて述べれば、

社会なんて成り立ちません

 

だからこそ、好き勝手なことばかり言ってる

活動家のみなさんが不思議で仕方ないのです

 

また、自分たちのやっていることに確固たる自信があるのなら、

当事者からの質問にはきちんと返答できるものではないでしょうか?

自信がないからこそ返答できないんですよね?

松岡さんや上川さんだけじゃない、

石川大我さんや尾辻かな子さん、増原裕子さん、東小雪さん、

みんな同じです

 

あなた方は当事者からの意見、問いかけを無視しているのではなく、

単に答えることができないんですよね

そろそろ正直に認めてはいかがですか?

 

あなた方のいう私「たち」とはいったい誰のことですか?

このイベントに登壇した5人のことですか???

 

 

 

新年一発目だしおとなしめに終わろうと思っていたら、

またあの界隈が騒ぎ出した(笑)

 

同性愛者を含む性的少数者いわゆるLGBTについて、自民党平沢勝栄議員が「LGBTばかりになったら国はつぶれる」と発言し、今後、波紋を広げることになりそうだ。

自民党の平沢議員は3日、山梨県で開かれた集会であいさつし、「少子化問題」に触れた上で次のように述べた。 

自民党平沢勝栄議員「LGBT同性婚で男と男、女と女の結婚。これは批判したら変なことになるからいいんですよ。もちろんいいんですよ。でもこの人(LGBT)たちばっかりになったら国はつぶれちゃうんですよ」

また、東京の渋谷区や世田谷区が同性婚について証明書を出していることに触れ、「先進区だとか自慢しているが、私にはその考え方はよくわからない」と述べた。

LGBTをめぐる発言では、自民党杉田水脈議員が去年、LGBTカップルは「生産性がない」と雑誌に寄稿し、党内外から批判が噴出したこともあり、今回の平沢議員の発言も波紋を広げることになりそうだ。 【日テレNEWS24

 

>今回の平沢議員の発言も波紋を広げることになりそうだ。

 

波紋を広げるために記事にしているんですよね、日テレさん(笑)

 

映像も拝見したけど、話の前後は切り取られているし、

この記事だけでうだうだ批判するのはやはりおかしいと私は思う

 

それに、「LGBTばかりになったら国はつぶれる」って事実ですやん(笑)

LGBTはなるもんじゃない、って意見もあれど、

こんなもん「自称」の世界なんだから誰でもなれる

 

あと、日テレの記者さんは

「これは批判したら変なことになるからいいんですよ。もちろんいいんですよ」

と記事にしているが、

「これは批判したら変なことになるからいいんですよ」

なんて日本語として明らかにおかしい

 

映像を拝見する限り、

「これはこれは批判したら変なことになるから」でいったん区切り、

同性婚を批判すれば変なことになる、と危惧を示した上で

「(批判をしても)いいんですよ、もちろんいいんですよ」と述べているのではなかろうか

句読点の位置で発言の印象は少なからず変化する

 

それに何よりこの発言は前後が切り取られている

発言の一部を切り取れば、いくらでも印象操作なんてできてしまう

これはマスコミの常套手段だし、

多くの政治家がこれで苦しめられてきた

 

何より情けないのがこの切り取られた発言に過剰な反応を示す政治家の方々で、

石川大我さんなんてさっそく「お辞めください」である

 

 

私は思うのだけど、

今後同性婚が本格的に議論されることになれば、

こういった意見はいくらでもでてくると思うのよな

 

こういった意見に対し、石川さんは「差別だ、辞任しろ」ですませちゃうのだろうか

と、なればあまりにも幼稚かつ低能な思考回路であると思われる

 

私は、同性婚を本気で願っている当事者も少なからずいると思っている

議員であるのなら、また日頃からLGBTの活動をしている方々であるなら

平沢さんを批判するのではなく、

きちんと平沢さんと議論、話し合ってほしいのさ

 

平沢さんのような考え方って、

平沢さんの世代だと多数派だと思うよ

石川さんたちは反同性婚=差別としてすべて糾弾すればいいと考えているのだろうか

 

石川大我さん、

議論できない議員なんて税金の無駄でしかないんだよ

 

仮にも国会議員を目指すなら、

平沢さんをどう説得できるか、

平沢さんをどう味方につけるかを考えてほしいのさ

 

平沢さんなんて自民党の重鎮議員だよ

彼のバックにどれだけの支持者がいるのか、

石川さんは考えないの???

 

石川さんだけじゃないけど、LGBT界隈は総じて短絡的すぎるし、

平沢さんの意見を一方的に批判するのは

当事者のことなんて何ひとつ考えていない証拠だよ

だからあなた方は当事者の支持を得られないんだよ

 

私はひとりのホモとして、

かつて石川大我さんの本を熟読した者として、

ただひたすら情けなくなる

 

石川さん、あなたの存在は私にとって絶望でしかない