うちの旦那はオネエ様

地方在住、ホモのひとりごと

いろいろ勝手に決めつけないでくだされ

気づけば2018年、平成30年も残すところあとわずか

 

大掃除しなきゃ、買い出しにも行かなきゃ、

あれこれ考えつつ新聞を開いたら、

うんざりするような記事が目に飛び込んできた

 

地元紙の記事なので、全国で報じられることはないだろう

てなもので私が書き写す(笑)

誤字、脱字はご容赦くだされ

 

北陸 性的少数者に否定的傾向

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富山を含む北陸の住民は、LGBT性的少数者に嫌悪感を抱く傾向が強いことが、専門家による近年の調査で明らかになった。多様な性の在り方に詳しく、自身もセクシャリティーについて悩んだ経験がある林夏生富山大学人文学部準教授(国際関係論)は、家族や地域住民らが似た判断基準を共有していることが一因と分析。年末年始はLGBT当事者が孤立感を抱きやすいとし、「誰もが人生を自分で決められる世界であってほしい」と願う。

調査によると、北陸は他の地域と比べ同性愛者に嫌悪感を抱く傾向が強く、自身の性的指向性自認を周囲に開示しているLGBT当事者の割合が低いことが分かった。 

林準教授はこの理由として、一つのコミュニティーに属する家族や親戚、地域住民の多くが「結婚し子を持って一人前」などといった価値判断の基準を共有していると指摘。単独世帯が多く家族の在り方が多様な都市部とは異なり、「他人との違いが目立ち、基準に合わない人が生きづらさを感じやすい」とみる。また、LGBT当事者自身の性的指向性自認を信頼する人だけに伝えたつもりでも、うわさが広まりやすい環境では「知られたくない人にまで伝わるのでは」と不安に思う可能性があるという。「周囲の人がLGBTにどう対応していいか分からないと戸惑いを抱くことも、抵抗感につながってしまう」

林准教授も地方に生まれ、自身のセクシャリティーについて悩み続けてきた。今年7月には、東京であったLGBTの権利擁護を訴える集会に参加し、マイクを握った。「今もまだ、昔の私と同じように、自分なんていなければよかったと思っている子がたくさんいるんです」。性の多様性について知ってほしいと、現在は富山大を拠点に各地で講演を行っている。

年末は実家から離れて暮らすLGBT当事者が孤立感を抱きやすい時期だという。「本当は家族に会いたいけれど、帰ると『結婚はいつ』とか聞かれて苦しい思いをする人が多い」。正直に答えると家族が悲しむ。だが、うそは言いたくない。ならばいっそ会わない方が良い--。林準教授は、古里に帰れないまま親を亡くし、今も後悔している当事者を知っている。「みんな違うのが当たり前で、『幸せ』の定義は多様であるはず。誰もが人生を自分で決められる世界であってほしい」【北日本新聞・12月30日付朝刊】

 

この記事に述べられている「調査」やらが以下のもの

 

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河口和也広島修道大教授(社会学)らの研究グループが2015年に全国の1295人を対象に行った調査によると、北陸地方(富山、石川、福井、新潟)では、近所の人が同性愛者だった場合に嫌悪感を抱く人の割合は61.5%、職場の同僚の場合は61.6%でいずれも全国11地域中最高。自分の子どもの場合は83.1%で3番目に高い。

河口教授は北陸などの地方は持ち家率や同居率が高いことなどから家族意識が強い傾向にあると指摘。「暮らしやすさを求めて1人暮らしが多く性への寛容度も高い大都市に移り住む当事者もいる」と話した。 

宝塚大の日高庸晴教授(社会疫学)が16年、LGBT性的少数者を対象に行った調査によると、職場や学校に自身の性的指向性自認を開示している人の割合は北陸信越地方(富山、石川、福井、新潟、長野)で20.4%と全国13地域中ワースト。親に対しては16.7%で2番目に低かった。一方、東京都、愛知県、大阪府などの都市部では開示する人の割合が高い傾向が見られた。

 

 

 

林先生も私もLGBTの中のG、ゲイであるから、

ゲイに限定して話を進める

 

私は関西の高校を卒業して以来、

かれこれ25年ほど「北陸地方」で暮らしている

 

何度も転職してるし、

何度かこの地を離れたこともあれど、

何だかんだでいつも戻ってきている

 

そしてたまたまこの街で仕事をしてた旦那と出会い、

今がある

来年、再来年はどうしてるか分からない

けど、私は何だかんだで気に入ってるし、

自分に合ってるのだろう

 

私は冒頭の北日本新聞の記事を読んで、

富山大学の林先生の言わんとすることはわかる

 

提示されたデータを見れば、

なるほどなあ、とも思う

 

けど、私はそもそも他の地方で暮らしたことがないもので、

他の地方のことが分からない

 

私はひとりのホモとして、

東京や大阪で生活してれば遊ぶ場所も多いし楽しかっただろうな、

なんてことも思うのよな

 

同時に、人が多すぎて、

誰とどう付き合っていいのかわからなくなって、

逆に引きこもってしまったんじゃないのかな、なんてことも思う

 

北陸地方なんてホモが遊べる場所も少ないし、

出会いも限られてるかもしれないけれど、

その分、濃密な人間関係を築くことができるのも事実なのよな

 

今の旦那と大阪や東京で会っていても、

一緒に暮らすという選択をしていたかなんて分からない

出会いも少ない今の街で出会ったからこそ、

一緒に暮らしているんだと思う

 

少なくとも私にとっては「ちょうどいい」のだ

あまりあれこれケチをつけるのはやめてほしい(笑)

 

 

 

 

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私はひとりのホモとして、

この地方で生きてきて、

つくづく思うのは「ノンケは大変だ」ってことだ

 

林先生は

>地域住民の多くが「結婚し子を持って一人前」などといった価値判断の基準を共有していると指摘。単独世帯が多く家族の在り方が多様な都市部とは異なり、「他人との違いが目立ち、基準に合わない人が生きづらさを感じやすい」とみる。

と述べられているが、

富山の場合は一人前の要件に「家を建てる」というのも加わる

 

「家を借りるより買った方がお得です」

そんなチラシが連日ポストに投函される

独身のうちから家を新築なんていうのは何ら珍しい話ではない

 

何度か書いている話であるが、

こういった状況が半ば「あたりまえ」といってもいい中で、

実家暮らしの独身男性に向けられる目なんてめちゃくちゃ厳しい

 

私はいくつかの職場を見てきた上で感じることだから、

決して珍しい話ではないかと思われる

この場じゃ書けないくらいに、

ひどい言葉を浴びせられている

 

結婚して、子供に恵まれなくてもやはりひどい言われようだ

 

飲み会の席上なんかでも、

言われた方は「いやあ、縁がなくて」とか

「俺が種無しなんすよ」とか言って笑いをとっているのだ

その裏側で、ぐっと涙をこらえたり、

つい涙がこぼれてしまう男たちを、私は何人も見てきている

 

そうやって誰かを馬鹿にする人がいない場では、

その人を馬鹿にする誰かが現れる

 

ホモだから、LGBTだから生きづらいなんていうのは間違っている

誰しもが生きづらいし、

それを普段は顔に出さずに生きてる「だけ」の話だ

こんなこと、日頃から普通に仕事をして、

普通に多くの同僚と話をすれば嫌というほどわかることだろう

 

結婚して子供が生まれ、家を建て、

私と同世代のノンケなんて誰も自分のことで悩んでなんかいない

みんな家族のために必死である

自分のことなんてみんな後まわしだ

会社でどれだけ屈辱的な言葉をかけられても、

ただひたすら我慢している

 

そんな彼らが、今回の北日本新聞の記事を読んでどう思うだろうか?

こういったことを、林先生は考えないのだろうか??

 

どうして、こんな簡単なことが、

富山大学で准教授をやっているような偉い方が分からないのだろうか

 

同性愛者の調査云々も、

そもそも論で、「LGBT」なんて話が出てこない地方だから、

理解もへったくれもないのは事実だろう

 

新聞にしても富山県内で「朝日」や「毎日」を目にすることなんて皆無といっていい

圧倒的なシェアを誇るのは「北日本新聞」で、

ついで「読売新聞」、「富山新聞」といった流れになる

LGBT」や「同性愛」なんて言葉を目にすることすらないのだ

 

だから当事者が生きづらいのかと言えば、

誰も同性愛者が周囲にいるなんて考えないという状況は、

むしろ「気楽に生きていける」ということでなかろうか

 

私自身、何人もの富山の方にカミングアウトして、

「初めて見た」とか「聞いた」とか言われ続けてきたけど

「そういや、俺のいとこももしかして、、、」

なんて言葉が出てきたのは1人だけだ

 

一軒家だと近所との関係も大変だろうけど、

マンションやアパート暮らしなら都心部と感覚は大差ないだろう

 

性的な欲求がこの地で満たされないのなら、

大阪でも名古屋でも東京でも似たような時間で行くことができる、

というのもこの地方の特色でもある

 

私は名古屋にお気に入りのマッサージがあったもので、

しょっちゅう高速バスで日帰りしていたし、

大阪で遊ぶ時にはサンダーバードの最終に乗って、

気合を入れて乗り込んでいた(笑)

 

私がこれまで接してきたホモの子たちも、

似たような感じだったと思うのよな

 

正直に言って、

人間誰しも「性的な欲求」さえきちんと満たされていれば、

「生きづらさ」なんていうのは二の次になるような気がするけど、

違うのかな?

 

性的な欲求を満たす、という点に限って言えば、

いくら北陸が不便だ云々だといっても、

ノンケの方々よりよほど楽なのよな

 

さらに出会いだって「アプリ」を使えば楽勝である

以前も書いたことだけど、

転勤して赴任した初日に「お仲間」と飯を食べに行く、

なんてことだってできちゃうのだ

 

大阪や東京で勤務していたノンケ青年が

「富山転勤」を命じられてやってきても

社外の友人なんてなかなかできないと思うよ

ホモなら楽勝ではないか

 

どこをどう見れば「生きづらい」につながるのだろう

 

活動家さんが「生きづらい」云々とすぐに口にするのは、

それこそゲイ向けの風俗に行くこともなければ、

「アプリ」を使うこともないからでは、じゃないのかな

 

私は実際に林先生は「生きづらい」と感じているんだろうと思う

同時に林先生はわざわざ自分で「生きづらく」しているようにしか見えないのよな

 

私は長らく林先生が勤める富山大学の目の前のマンションで暮らしていたし、

アプリを開けばそれこそわんさと「お仲間」がいたりして、

実際に何人もの方に会ったけど、みんな楽しそうだったけどね(笑)

先生は日頃から誰と会って、どんな話を聞いているの???

 

ついでにこの記事を書いた北日本新聞新聞の記者さんは

読者に対して何を伝えたかったのかな?

 

この前日、12月29日富山はよほど平和だったのか、

12月30日の北日本新聞は全部で24面しかないという薄さで、

紙面を埋めるための記事であったことは察することができる

 

しかしながら23面の大半を占める記事の割には

あまりにも内容が薄っぺらすぎる

 

「富山のみなさん、あなたのまわりにLGBTがいますよ!」

ってことを言いたいのかな?

いや、そんなメッセージ性も何ら感じないのよな

 

「分かってほしい」の?

でも「アウティングはダメ」???

なら読者はどうすりゃいいの????

 

最後にこの記者さんはこうまとめている

 

記者の目

林准教授から「アウティング」という言葉を教わった。人の秘密を無断で第三者にばらしてしまうという意味だ。

秘密を明かすには誰しも勇気が要る。軽々しくばらしてしまう人には明かせない。よって、秘密を打ち明けられた人は、相当の信頼を相手から寄せられていると考えるべきだ。

北陸はLGBT当事者が性的指向性自認を開示しにくい傾向があるという。当事者が声を上げにくければ、その存在が知られることはない。知らなければ、当事者を守るためのルール作りも進まない。

人の秘密を無断で話さない。当たり前のことに聞こえるが、果たして守れているだろうか。考えてみてほしい。

 

北日本新聞だって300人弱の従業員がいるわけで、

1人や2人当事者がいても何らおかしな話ではない

 

この記事を書いた社会部の田辺泉季記者にお尋ねしたいのだけど、

あなたの隣にいる同僚がカミングアウトしたら、

あなたはその同僚の秘密を一生黙っていることができるのかな?

 

林先生が述べたことを鵜呑みにするのは結構なことだ

しかし、普通の社会人が見れば、

誰がどう見ても先生が言っていることは単なる「世間知らずのわがまま」にすぎないし、

こんな記事は北日本新聞の信用度を下げるだけだと思いますけどね

 

北日本新聞の田辺さん、ごくごく当たり前のことを言いますと、

富山には林先生以外の当事者も住んでいるんですよ

なぜ記者として、他の当事者の話を聞かないのですか???

彼は当事者の代表でも何でもないんですよ

無論、私も当事者の代表でも何でもありません

単なるホモの1人です

 

1人の話だけ聞いて、それが当事者の総意であるように決めつけて記事を書くのはやめにしませんか???

 

 

 

先日、仕事で九州に行ってきた

私自身は関西の出身であるが、

父は九州の出身なもので、少なからず九州には縁がある

 

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で、改めて思ったけど、

九州の男って素敵よね♪♪

 

日頃から「ああ、いい男♪」って思える要素というのは多々あって、

私の場合はスーツより作業着の方が1.5倍くらいいい男に見えるし、

電車内でスマホを見ているのではなく、

読書をしているだけで倍増しにいい男に見えるし、

食堂で「ごちそうさま」を言える男は3倍増しでいい男に見えるし、

誰しも真剣な表情をしていると4倍増しくらいでいい男に見えるのだけど、

さらにメロメロになってしまうのが「方言」なのよな

 

特に九州の方言なんて心地よくてねえ、、、

普通の兄ちゃんに九州の訛りがあると10倍増し、

いや、とろけそうなくらいに至福な時間と化す

 

ま、たまに行くからいいんだろうけどね(笑)

 

で、九州では20度近い気温だったのだけど、

北陸に帰ってきたら雪降り出して、

身体がついていけないけど(涙)

もうしばらくはこの地方で、この街で暮らすことになるのだろう、とは思ってる

 

来年はぜひ、林先生ともお話をしたいものです(笑)

 

うだうだ書いてきましたが、今回が今年最後の更新となります

40年以上生きてきて、今年ほど「思いもよらない」ことが起きた年はなかったですけど、

これまでご縁がなかったような世界と接することもできて、

自分にとっては忘れられない年となりそうな感じです

 

今年一年、このブログにお付き合い頂きありがとうございました

皆様にとって2019年も素晴らしき年となりますように!