うちの旦那はオネエ様

地方在住、ホモのひとりごと

前略、松岡宗嗣さま

ハフィントンポストに掲載された

「誰かが隣にいる事が大事。それが男でも女でもいい」母の言葉がくれた勇気。LGBTQ活動家、松岡宗嗣

なる記事を読んだ

 

www.huffingtonpost.jp

 

一読した感想は、

松岡さんは私の前の相方に生い立ちやら考え方がそっくりである、

ということだろうか

 

わりと早いうちに自身がゲイであることを受け入れているもので

カミングアウトそのものに抵抗がない

私の前の相方もそうだった

 

ただ、松岡さんはパートナーに対して優しいよな、とも思う

別の記事によると、松岡さんのパートナーさんは

家族全員にはカミングアウトしていないそうだが、

その点についてはわりと割り切っているように察する

 

私の前の相方なんて、

家族にカミングアウトできずにいた私に対し、

「僕の存在も家族に言えないの? 卑怯だ!」

と言い放ったからね(笑)

 

 

 

松岡さんに限らず、私の前の相方もそうであるし

その他の活動家さんも、であるが

LGBT活動にご熱心な方というのは

当然のことながら自分自身がカミングアウトしているもので、

周囲がカミングアウトできないのはおかしい、

という大前提があるように思う

 

しかしながら、今の20代、30代の方の多くは、

そもそもカミングアウトの必要性すら感じていないと感じる

この点にいつまでたっても気づかずにいるから、

今のLGBT活動云々がどんどん当事者からかけ離れていったものになりつつある

 

カミングアウトしていないゲイというのは、

世間一般からみれば単なる独身男性にすぎない

 

結婚して子育てに励む多くのノンケは同年代の独身男性に対し、

「羨ましい」って

いうものだ(笑)

 

多くのゲイは普通にノンケに混じって生きてる社会人だから

みんなノンケの苦労を知っている

 

だからこそ、少なくとも私は、松岡さんたちのように

LGBT云々」と声を挙げる気にはならない

 

◻◻◻

 

だいたい松岡さんのお仲間さんたちは何かと「理解しろ」と言うが

大半の活動家さんたちがノンケの気持ちを理解しているとはとうてい思えない

 

ついでに言えば

理解というのは決して強制するものではなく、

促すものだ

 

そして、理解を促すには

「ああ、なるほどな」と納得してもらえるような

説明なりエピソードの積み重ねが大事になってくる

 

松岡さんのお仲間さんたちが言ってることなんて、

「そんな苦労ならウチラでも日々感じてるわ」と

ノンケに思われるようなレベルの話ばかり

 

だから、世間からみれば単なる「わがまま」になっている

 

 

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松岡さんたちがどんな主張をするのも、

言論の自由が保証された日本である以上、

それはそれで結構な話

 

ただ、頭に留めておいてほしいのは、

ろくに事例も上げることなく

「差別だ!」とすぐに言っちゃう人を嫌う人も、

少なからずいるってこと

 

それはアパートの大家さんかもしれないし、

会社の人事担当者かもしれない

 

そういった方々が、LGBTを声高に叫ぶ人たちに対し、

不快感を感じたら、

当事者を名乗る人間に対して、

あらゆる別の理由をつけて

入居を断ったり、採用を拒否したりってこともあり得るだろう

 

あなた自身が大家だったら、

会社の人事担当者だったら、

日頃から何かと難癖をつけてくるような人間に

部屋を貸したり採用したりといったことができるだろうか、

ってことを、今一度活動家さんたちには考えてほしいのよな

 

結果的に、今のLGBT活動家さんたちは、

自分で自分の首を締めているようにしかみえない

 

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冒頭の記事のラストで、松岡さんは以下のように述べている

 

「自分らしくて生きて良いんだよ」と言うのは簡単だけど、なかなか難しいですよね。

ただ、人と違うことに悩んだり、自分と向き合った経験は、きっと他の人への優しさに繋がったり、いつか自分の糧になると思います。なので自分を否定しないでほしいと思います。

人と違うことがおかしいと感じるのであれば、全然おかしくないよ、と伝えたいです。 他の人の痛みを想像できるからこそ、優しくなれるのではないかと思います。

人によって環境や人間関係などの状況が違うので、一概には言えないけれど、一つ言えるとしたら、ぜひ味方を作ってほしいです。 あなたは絶対一人ではないはずだから。

 

松岡さんたち活動家さんたちは

「声を挙げる」ことが「自分らしく生きる」ことであると

頑なに信じているようであるが

「声を挙げる必要がない」と考えている当事者が大勢いることだって、

知っておいた方がいい

 

活動家さんたちが騒ぎたくなるのも分かる

けど、

現状に満足して静かに生きていたい当事者だって実際にいるのだ

 

LGBTなんて言葉が世間に認知されればされるほど、

余計な詮索をされて迷惑をこうむる当事者だっているだろう

 

どうして松岡さんたち活動家さんは、

そういった当事者の存在を無視するのですか?

 

さらに松岡さんは「味方をつくってほしい」と述べているが、

私には活動家さんたち自身が率先して「敵をつくっている」ように感じる

 

実際に活動家さんたちは、

自分の意に沿わない人たちをみんな敵にしちゃっている

 

これは、もしや年配の活動家さんに向けた皮肉なのであろうか(笑)

 

◻◻◻

 

私自身、かつては同性婚の実現を願っていたし

多くの当事者がカミングアウトできないのは、

日本の社会が同性愛者に対する差別と偏見に満ちているからだ、

というふうに考えていた

 

かつて、どころの話ではなく、

つい数年前まで、だ

 

すっかり覚醒しちゃったのは、

松岡さんのお仲間さんたちがハチャメチャな主張ばかりしてくれたおかげだ

 

みなさんが「まとも」な人たちであったなら、

私はいつまでたっても覚醒できなかったであろう

 

そういった意味で、私は今の活動家さんたちには感謝している

 

さらに当事者の支持を得られない活動家界隈は、

いまや内ゲバ状態に陥っている

 

こういった状況下で、松岡さんは、

どういった活動をしていくのだろうか

 

若い松岡さんの今後の活躍を期待している