うちの旦那はオネエ様

地方在住、ホモのひとりごと

電動マッサージャーの憂鬱

金曜日の夜だったか、

その日は恐ろしく見たいテレビ番組がなく、

私はYoutubeで昔の旅番組を見ながら焼酎を飲んでいて、

旦那はキリンレモンを飲みながらずっとスマホをいじっていた

 

ポツリと旦那が「明日どっか行く?」と言って、

「雨みたいやね」と私が言って、

「家にいようか」と旦那が言って、

「それが無難やね」と私が言って、

その後はしばらくそれぞれの時間を過ごしていた

 

すると旦那が

「こないだの選挙にホモの人が出てたんだって」

なんてことを言う

そんなの初耳だったもので、旦那のスマホを見せてもらったら、

ツイッターでこんな記事が流れてきたそうな

 

 「LGBTカミングアウト阻止された」と希望の党松浦大悟

 

この時は「何もこのタイミングでカミングアウトしなくても」 と思ったし、

特にそれ以上何もせぬまま酒もまわってきて私は寝た

 

翌朝、私はいつもどおり5時50分に起床して、

旦那がいつ起きてきてもいいようにサンドイッチをこしらえてから

パソコンを立ち上げた

 

そして、何となく昨晩旦那が言っていた話が気になって、

該当の記事をネットで探してみた

どうやらヤフーニュースでも取り上げられていたようだ

 

 「LGBTカミングアウト阻止された」と希望の党松浦大悟

先の衆院選の秋田1区から希望の党公認で出馬し、落選した元参院議員、松浦大悟氏(48)がツイッターで、自らが性的少数者(LGBT)であることをカミングアウトして選挙戦を戦おうとしたが阻止された-と明らかにした。

松浦氏は26日夜、「今回の選挙で私はカミングアウトをしようと思い、LGBT運動をしている友人に頼んでメディアに声をかけたのだが全て断られた。理由は選挙前に特定の候補者をピックアップできないとの事だった。だが全政党の当事者を紹介するなどの工夫は出来たのではないか。(希望の党の候補者には2人いた)」とツイート。

小池百合子さん率いる保守政党の候補者がカミングアウトする事を阻止しようとするLGBT左派からの横槍(よこやり)も入った」「小池百合子氏、細野豪志氏にはカミングアウトして選挙を戦う事の了解を取っていた」「しかしそれは叶わなかった」などとした。

松浦氏は秋田放送アナウンサーを経て平成19年の参院選で秋田選挙区から無所属で立候補し初当選。その後、旧民主党に入り、1期務めた。25年に民主党から、昨年は民進党から参院選に出馬したが落選。民進党秋田県連代表も務めた。今月22日投開票の衆院選では秋田1区で希望の党から出馬し、落選した。

参院議員時代にLGBT問題に取り組み、22年10月18日の参院決算委員会で、国勢調査の項目に同性カップルも含めるべきだと質問。片山善博総務相から「今後検討していきたい」との答弁を引き出していた。【産経新聞より】

 

いまいちよく分からない記事、というのが第一印象

 

私はてっきり小池百合子女史にカミングアウトを阻止されたのかと思っていたが、

どうやらそうではないらしい

LGBT左派からの横槍があった」とのこと

 

この「LGBT左派からの横槍」ってのが気になって、

松浦さんのツイッターを確認してみたが、

具体的には触れられていない

 

で、恐ろしいなあ、と思ったのは、

この記事には松浦さんの写真も添えられており、

私はてっきりこの記事の取材に応じた時のものかと思っていたら、

「昨年の参院選を前に取材に応じる松浦大悟氏 」とある

 

そう、この記事、

松浦さんに取材して書かれたものではない、のだ 

松浦さんのツイートを確認すると、

以下のような書き込みがある

 

 

私は産経新聞はまだ「まとも」な新聞だと思っていたが、

どうやらそうではないことに気付かされた(涙)

 

ご自身がツイートされていることだし、

政治家さんであるし、

世間に対するカミングアウトとも受け取れなくもないけれど、

このツイートだけを基に記事にしちゃうっていうのは

マスコミの姿勢としては疑問符がつく

 

恐らく、多くの読者はこの記事で

松浦さんの名前を知り(実際に私もその1人)

あれこれ議論を交わしてしまうと思われる、

いや、実際にされている

 

産経の記事だけ読むと松浦さんが後出しジャンケン

LGBTを政治利用したような捉え方になってしまうし、

実際にヤフコメなんかにも辛辣な意見が並んでいる

 

でも、この方のツイートをずーっと遡っていくと、

(とりあえず6月15日までは見れた)

以前からずーっとLGBTに対する意見を述べられていた方であることは分かるし、

カミングアウトしていることが前提といってもいいような内容になっている

 

要するに、松浦さんのツイッターのフォロワーさんたちにしてみれば、

松浦さんがゲイかバイかは知らぬが

性的少数者であったことは周知の事実であった、ともいえる

 

選挙のためにカミングアウトしようとしたとか、

負けたからカミングアウトしたとか

そういった流れでは決してないのよな

 

元々カミングアウトしていたのが前提で、

いじめ問題などに取り組んできた方なのだ

こんなことは彼のツイートにちゃんと目を通せば

一目瞭然で分かることだ

 

そんな流れがあった上でのツイートの一部が取り上げられて、

批判の対象となっているのだから

「何だかなあ」という気もしなくもない

 

少なくとも私には、

巷のLGBT活動家とは一線を画した考え方の持ち主である、

そんな印象を持ったがいかがなものか

松浦大悟 (@GOGOdai5) | Twitter

 

中には小比類巻かほるさんについての記事をリツイートしたものもあったから、

私はきっと話があいそうな方のような気がする(笑)

 

 

彼に問題があるとするなら以下の点

 

松浦さん、2016年参院選に立候補された時、

毎日新聞のアンケートに対してこんな回答をされている

 

問1:憲法改正に賛成ですか、反対ですか。

回答:反対

問2:憲法9条の改正について、あなたの考えに近いのはどれですか。

回答:改正には反対だ

問15:安全保障関連法について、あなたの考えに近いのはどれですか。

回答:廃止すべきだ

2016参院選 民進 秋田 松浦 大悟 - 毎日新聞

 

続いて今回の選挙における同様のアンケート

 

問1:憲法改正に賛成ですか、反対ですか。

回答:賛成

問2:憲法9条の改正について、あなたの考えに近いのはどれですか。

回答:改正して、自衛隊の役割や限界を明記すべきだ

問17:安全保障関連法について、あなたの考えに近いのはどれですか。

回答:今の法制でよい

第48回衆院選 希望 東北 松浦 大悟 - 毎日新聞

 

本来批判される点があるとするならこっちの方よな

にも関わらず、カミングアウトの部分だけがマスコミに報じられ、

批判の対象となっている

 

やはり政治家にとってLGBTとは疫病神なんだなあ、と憂鬱になる

 

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寝ぼけ眼の旦那が起きてきた

私たちはとりあえず朝食を食べ、

それほど天気も悪くなかったもので買い物に出かけることにした

 

すると旦那が電気屋に行きたいと言う

新型のiPhoneに機種変したい、とのこと

私なんて未だにiPhone5cとかいうの使ってるンだけどね(笑)

 

旦那が携帯コーナーの店員と話している間、

私はマッサージ機の売り場にいた

何せ最近腰が痛くてたまらない

ハンディの安い奴でいいから、マッサージ機がほしい

 

でかい奴はそれなりに効き目がありそうだけど、

そのもの自体が重いもんで、

逆に肩が張りそうである

あれこれ試してみて、これが一番いいわとなった

軽いし値段も手頃、それなりに効きそうだ

コードが長いのもなかないい

 

f:id:gayyanenn:20171030154447j:plain

するとそこに旦那がやってきた

欲しい色のiPhoneがなかったそうな

 

そんでもって私が手にしたマッサージャーを見て、

「やだあ、Hィ〜」なんてことを言う

 

これを見てHなことを想像するのは自由だが、

単にエロ動画の見すぎだと思われる

 

「ねえねえ、ホントに買うの?買うの?」

旦那は興味津々で、

「買ったら僕にも貸してね」なんてことを言う

冗談じゃない、あんたは肩こりとも腰痛とも無縁ではないか

何に使うつもりだ

 

「これはマッサージ機であって、他の用途はない」

私は言った

「嘘ばっかり」

旦那は言った

 

しかしまあ、土曜の朝の電気屋で、

40代のホモと30代のオネエがこんな会話を繰り広げているというのも

何とも情けない限りであったりする

 

このマッサージャーにしても、

あらぬ使い方が広まってしまい、迷惑しているのではないか、とも思う

 

私のように健全な利用を考えている人間にとっても、

迷惑な話である

「私は腰が痛いのだ」

私は在庫の箱を手にしてレジへ向かった

 

そんでもってレジに行くと、

店員さんはちょっと小柄な可愛らしい男の子であった

年の頃は20代前半

はっきり言う、私のタイプの男

笑顔も素敵♪

 

支払いをしながら

「ああ、きれいな身体してそうだなあ」

「こんなの使って遊んでいるのかなあ」

などと

ついついあれこれ余計なことを考えてしまう

 

私は煩悩の固まりだ

欲求不満なのかもしれない

 

と、同時に

どれもこれも旦那が余計なことを言うからだと憂鬱な気にもなる

まったくもってエロ動画の罪は重い