うちの旦那はオネエさま

地方在住、ホモのひとりごと

ホモとヅラ

目を閉じて、

「あなたのまわりの『茶色』は?」

そんな質問がされる。

 

目を開けてみる。

するとその瞬間に色々な「茶色」が 見えてくるようになる。

例えば僕がいる部屋であれば、

カーテン、眼鏡ケース、本棚、テレビ台、

手帳の表紙、植木鉢、アルバムのカバー、

写真立て、

そして、自分が着ているシャツも茶色だった。

 

茶色を意識して街を歩くと、

意外なものが茶色であったことに気づいたりする。

あれ、隣の家の壁って茶色だったンだとか、

あれ、この店の看板は茶色だったンだとか、

あれ、オフィスの床って茶色だったンだとか、

予想外のものが茶色だったりするかもしれない。

 

これは「赤色」でも「黄色」でも、

何色でもかまわない。

これを「カラーパス効果」という。

よくアイディアの発想法として用いられたりする。

 

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さて、これは「色」に限ったことではない。

「情報」にもいえる。

 

たとえばあなたが奥さんなり恋人に、

「最近、太ってきたンじゃないの」と 言われたとする。

「なるほど、そうだな」

と思ってダイエットのひとつでも考えれば、

その瞬間にありとあらゆる

ダイエットの情報が飛び込んで来る。

 

まさにテレビでダイエット方を紹介しているかもしれないし、

すぐ手元にダイエットサプリのチラシがあるかもしれない。

 

実は職場の隣がスポーツクラブであったりしたことを

思い出すかもしれない。

 

意識する=気にしていると、見えてくる。

見えてくるだけじゃない、聴こえてもくる。

 

そんなもので僕などは「ホモ」だ「オカマ」だ、

そんな言葉ばかりがが聴こえてしまう。

我ながら困ったものだとは思っている。

 

ま、逆なことを言えば、

意識してないと見ているようで見ていない。

例えば信号機、緑黄赤がどう並んでいるかなんて、

ちょいと考えてしまう。

 

ついでに

「ローソンの看板に描かれてるのは何?」

と質問されて即答できる人は少ないだろう。

正解は「ミルク缶」ですな。

 

さて、今日のタイトル、ホモとヅラであります。

 

例えば会社において、

同性愛者であろうが、

太っていようが、

髪が薄かろうが、

チビであろうが、

仕事さえしていれば何の問題もない。

 

しかしながら対象者がいないと思って、

馬鹿にする輩はそこいら中に存在する。

だから黙っているだけだ。

言わないだけだ。

 

そんな感じで「ホモ」であることを黙っていることは、

ま「カツラ」を被っているのを黙ってる、

と同じことだよな、と思う。

 

これまでに書いてきた話でも、

「ホモ」を「カツラ」に変えても何の違和感もない筈だ。

カツラを被っている方は、

電車内の中吊り広告で、

「朝の情報番組司会者ヅラ疑惑!?」

なんて見出しをみれば、

やはり気になると思うし心も痛むと思うのだ。

 

女子高生が「あの人ヅラだよねー」と、

明らかに他人に向かって言ったとしても、

自分が言われたのではないかと思って ヒヤヒヤすることだろう。

これらを「ズラ」を「ホモ」に 置き換えても何の違和感も無い。

 

何となく分かっていただけるかと思う。

そんな訳で不特定多数の人がいる中で、

誰かを馬鹿にした言葉を発するなんてもっての他だ。

気にする人には聴こえてる。

 

聞きたくもないが、聴こえてくる。

会社の中であっても同じ。

言われた言葉は憶えている。

 

めちゃめちゃお世話になったなーと思う上司ですら、

昼飯時にテレビを見ながら言った 

「ホモは気持ち悪い」

の一言で悪い印象しか残っていない。

  

そんなもので「ヅラ」にしろ「ゲイ」にしろ、

意識している人には聞こえている。

身のためにも余計なことは言わないにこしたことはない。

 

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